京都カワセミクラブblog

カワセミ若鳥の豊かな表情

止まり木から、下の水面をうかがう時の目は真剣そのものです。 上空の天敵をうかがう時は、何故か和らいで見えます。 空を飛ぶ鳥が視界に入ると、見とがめるような目をします。 かと思えば、気を抜いているような脱力系の時もあります。 後方確認も怠ません。キリっとした表情にみえます。 待ち伏せ型のハンターは、魚の集まる餌場で獲物を凝視しています。 （椿 10/23 撮影）OLYMPUS OM-D E-M1 & PANA G VARIO 100-3...

2023/10/31 00:00

植物園の菊花展

京都府立植物園で菊花展が開かれました。（開催期間2023/10/20～11/15） 大小さまざまな菊の花が展示されていました。 例年通り、大広場の北側に細長く会場が設けられ、所狭しと菊の花が置かれています。見事なものでした。（哲、椿 10/28 撮影）CANON EOS 7D & EF300 f4.0 IS USM...

2023/10/30 00:00

嬉し恥ずかし枝かぶり

つい最近、愛用しているオリンパスのレンズが故障しました。フォーカスがAFでもマニュアルでも効きません。カメラを変えても、レンズの接点を掃除してもダメでした。メーカーに問い合わせて、やむなく修理に出すことに・・・ 某家電量販店のネットショップで買ったのですが、宅配でピックアップしてもらうと2，3千円の実費がかかるとのこと。でも近くの実店舗に持参すれば無料で対応してくれるとのことです。 で、費用のいら...

2023/10/29 00:00

我が獲物！

  今日は、鴨川上流の高野川まで足を延ばしてみました。 遊歩道から川を見ながら歩いていると、中州を横切るカワセミのシルエットが見えました。 上手く対岸から、こちら側の岸に飛んで来たところに遭遇しました。 手前の茂みから飛び出して魚を取ると、カメラを構えていた位置に一直線に飛んで来てくれました。 若鳥はまだ警戒心が薄いのか、こんな幸運に恵まれ感激もひとしおです。 奮闘したのか、まだらな色...

2023/10/28 00:00

木陰のカワセミ

  先日の植物園の続きです。日向で見るカワセミは、お腹のオレンジ色がとても鮮やかです。 相対して日陰になると、羽根が黒っぽい色に写ります。 好みは人それぞれですが、同じカワセミでもまるで違う個体のように見えます。 酷暑を過ぎ、暑さも忘れたような涼し気な目、足の色も赤く綺麗なオスです。 夏場は太陽が、池を囲った木々を熱して、暑さのためカワセミの姿を見つけるのが一苦労でした。 ようやく秋が来て、木...

2023/10/27 00:00

植物園にて ～ カワセミの午后

植物園には、池の淵に木がたくさん植えられています。 午后の柔らかい光が、なからぎの森を囲む4つの池にも射してきました。 淵に植えられている木の多くはモミジです。午后の光がよくあたる東池や蓮池は、たおやかに伸びた枝に留まるカワセミをさらに優美に魅せます。 西淵の高木が植えられているところはいつも日陰になっています。 カワセミが止まり木にしたのは、ヤマザクラの水面近くに長く延びた横枝です。 蓮池も秋...

2023/10/26 00:00

トノサマバッタの産卵

この時期、川淵の遊歩道を歩くと、先々でバッタが跳ね上がってきます。 護岸でカワセミを待っていると、何故かトノサマバッタがあちらこちらに這っていました。 それも身体の小さいオスを、体の大きいメスがおんぶしているペアです。イネ科の植物の葉を好むトノサマバッタが何故に？ トノサマバッタは、前翅が焦げ茶と薄茶のまだら模様、体長は5㎝程でバッタの中では大きくよく目立ちます。 体が緑色のものから黒っぽい茶色...

2023/10/25 00:00

メスカワセミの飛込み

新たな縄張り争いは、支流から中州を挟み本流まで広範囲に休む間もなく続いています。 その間に、やはり約1時間ごとに餌取りをしていました。  護岸や雑草の茎の先から、飛び込む姿が何度も見られました。 ここは見晴らしがよく、止まり木となるものが低いので撮影しやすい場所です。 飛び込む寸前の緊張の一瞬、2羽の交錯する縄張り争いが広い視界で見渡せました。 今日は、新たな縄張り争いでフレキシブルな動...

2023/10/24 00:00

カワセミ二羽の対峙

堀に居た成鳥メスが現れ、新顔の若鳥オスを追い回し始めました。 堀の100m下流、行き場をなくした成鳥メスと、新顔の若鳥オスとの縄張り争いが始まりました。 甲高い威嚇の声があがり、二羽が川面をピュンピュン飛んでいます。 若鳥オスは追われて草陰に逃げ込みますが、容赦なく成鳥メスが追ってきます。 2羽は川面だけでなく、護岸、木々の間を北へ南へ東へと飛び交います。 若鳥オスを追い出した、成鳥メスがすぐに木に...

2023/10/23 00:00

新顔のカワセミオス

先週末から護岸の草刈、伐採がありました。 週明けはどこへ行こうかと悩みましたが、堀に着くと予想通りカワセミの姿はなく、下流に向かって進む事にしました。すると、断続的にカワセミの声が聞こえてきました。 ここは、雑草や木が生い茂っている昔の自然風景が残っているところです。 最初に見つけたのは、腹の白い若鳥のオスでした。もう一羽の鳴き声もするのですが・・・ 止まる位置を移すと餌取りが始まりました。...

2023/10/22 00:00

ホシホウジャクは可愛い！？

ブルーサルビアの花にホシホウジャクがやって来ました。1匹だけでなく、2，3羽います。 今までホシホウジャクの顔について、あまり意識したことがなかったのですが、最近、近づいて写真が撮れる事が増えたので、ホシホウジャクの不思議な表情に驚かされました。 魚のように、丸い目をしています。ぶっきらぼうな表情ですが、なかなかどうして個性的な面構えです。 見ようによっては、可愛くも見えます。 子供の頃、日本...

2023/10/21 00:00

支流のカワセミメスの動き

繁殖を終え、8月から支流の堀に頻繁に姿を見せるようになった成鳥メスです。 珍しく、水面に突き出た石から舞い上がる、ホバリングを見せてくれました。 堀に架かる小さな橋の周辺で、餌取りや休憩をしてくれるので、自然と撮影枚数が多くなります。 目星をつけた魚に向かって飛び込むスピードが、”速っ”と思うことが多々あります。 魚を食べた後、クチバシにウロコが付いているのはご愛敬です。 しばし上空を眺めているよ...

2023/10/20 00:00

ラ・ヴィ・アン・ローズ ～ バラ色の人生

秋のバラを見に、京都府立植物園に行ってきました。少し早いかなと思いましたが、好い具合に咲いていました。 こんなバラたちに囲まれて、毎日を暮らしたいと常々思いますが、実際そうなれば、花の手入れだけで一生が終わってしまいそうです・・・ ブログのタイトルは、エディット・ピアフの名曲から拝借しています。『バラ色の人生』と訳された素晴らしい曲です。ピアフ自身の作詞、歌唱で1946年に大ヒットしました。もう80年...

2023/10/19 00:00

支流のカワセミ若鳥オス

巣立ち後3か月目を迎えた、支流の堀で餌取りをしている若鳥のオスです。 体全体にまだ黒味が残り、幼い感じが可愛らしく見えます。 若鳥オスが、上流にも下流にも追い払われ舞い戻っては身を隠す場所の一つです。 一時潜んでいたかと思えば、紅色の小花を付けたタデの穂陰から飛び出してきます。 餌取りは止まり木の真下の事も多く、飛距離は比較的短いようです。 スピードも高速ではなく、水しぶきもさほど上がりません。...

2023/10/18 00:00

近くに留まってくれたカワセミ

この日は支流で、カワセミが自分の近くに留まってくれました。多分十数メートルぐらいの距離でしょう。肉眼でも良く見えるところでした。あまり美しい背景ではありませんが、やはり近くに居てくれると、何とも嬉しくなります。 すぐに飛んで行ってしまいましたが、それは想定内の事。致し方ありません。 こちらは元気いっぱいの若鳥のオスです。（哲 10/9 撮影）OLYMPUS OM-D E-M5 & PANA G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 H-F...

2023/10/17 00:00

4羽のカワセミ（10月6日）

南の護岸に若鳥のメスが留まっていました。そこへ成鳥のオスが鳴きながらやってくると、若鳥メスは急いで南に向かって飛び去り、近くの茂みに身を隠しました。（成鳥オス） 成鳥オスは、若鳥メスが飛び去っても威嚇のポーズ、お辞儀を繰り返していました。 こちらからは見えませんが、すぐ近くに若鳥メスがいるのでしょう。 いつでも対戦モードの様相なのか、30分近く待ってもまだ続けていました。（成鳥オス） 成鳥オスは守...

2023/10/16 00:00

成鳥メスと幼鳥オスの追いかけ合い

今日の追いかけ合いは、成鳥メスと若鳥オスでした。 支流の堀で、間に餌取りをはさみ、1時間に2、3回の追いかけ合いを見ました。 若鳥オスが、堀の北側で餌取りを始めました。 すると、成鳥メスが飛んで来ました。 最初は距離をとっていましたが、段々メスは若鳥オスに近づいていきました。 若鳥オスは、場所を再三北に移しますが、メスは後を追い縄張りを主張しているようです。 若鳥オスは詰め寄られ、最後は南に飛び立...

2023/10/15 00:00

秋を彩る花

府立植物園では、秋の花が園内を彩っています。中でも花の色形の違うコスモスが各所で咲いているのが目を引きます。（ソナタミックス） 背丈が低め。白、薄いピンクから濃いピンクの小さ目の花が風に揺れていました。（ダブルクリック） カーネーションの花の様で豪華な八重咲。丸まった花びらが外に向かってが開いていく。（デイドリーム） 中央が濃いグラデーション。(イリュージョン） 外側の花びらと内側の小さ...

2023/10/14 00:00

不屈なカワセミの若鳥

成鳥のオスとメスは、北と南に概ね分かれて餌取りをしています。 カワセミの若鳥は、大胆不敵にもそのどちらにも侵入しています。 その結果、北で成鳥メスに追われ、南で成鳥オスに追われています。 成鳥メスが餌取をしている場所に、若鳥オスが上流から飛んで来ました。 すぐにメスは追い出しにかかり、若鳥を遠ざけ餌取りを続行です。 追い出されてしばらく、姿を若鳥オスの姿を見ないと思ったら、橋の下に潜んでいまし...

2023/10/13 00:00

アサギマダラとフジバカマ

（メス） 渡りをする唯一の蝶として一躍有名になったアサギマダラが、生態園のあちらこちらで飛んでいました。 先週あたりからアサギマダラを見かけるようになり、群れて飛ぶ姿も見られました。 アサギマダラは気温によって移動することが解明され、最適な温度は19℃だそうです。 そうなると、姿が見られるのは今月中旬位までかもしれません。（オス） 透けるようなあさぎ色の地に、黒と茶色の縁取りが網目のように入る翅...

2023/10/12 00:00

カワセミ若鳥のホバリング

今日は降水確率40％の予報が出ていて、一時小雨もぱらついていました。 灰色の雲が広がり水面は暗く、風も出ていたため若鳥のホバリングが見られました。 二度目で画面に入れることができ、高揚感を味わいました。  一度目は、護岸から水平に飛び出して堀の中央で止まり、短いホバをして護岸に引き返しました。 二度目は、間を置かず護岸から水平に飛び出して水面近くまで下降してからのホバでした。 短い羽で一生...

2023/10/11 00:00

ヤマガラとエゴノキの実

 ヤマガラがエゴノキの実を取って、横枝にとまりました。 実を咥え高々と持ち上げてみたり、咥えなおしたりしています。 その様子は、とても表情豊かに見えます。 ヤマガラ特有の足指でしっかり実をはさみ、クチバシで実を削りだしました。 果肉は削るだけで、食べることはしません。硬い実を削れるクチバシもヤマガラ特有のものです。 1分程で綺麗に種が現れると、咥えて林に飛んでいきました。 もう柿がたわわに...

2023/10/10 00:00

植物園のカワセミ

今日は午前中早くに、植物園の東池にオスカワセミが紅葉の木を突っ切るように飛んで来ました。おそらく賀茂川から餌取りに来ているようです。 10分程じっと止まっていましたが、今度は水車小屋の方に飛びました。 再び東池に飛び、姿を見失い、蓮池、西池と順番に見て回りましたが姿がありません。 40分後、再び東池のモミノキまでやって来ると、魚を咥えて飛んで来ました。 大きな魚をどこでとったのでしょう。 おそらく...

2023/10/09 00:00

花と蝶、つづき

（モンキチョウのメス） 先日レポートした蝶の話の続きです。 蝶は赤いサンタンカではなく、キバナコスモスに集まってきていました。 （ツマグロヒョウモンのオス） 先日も紹介しましましたが、今府立植物園で結構多いのが、ヒョウモンチョウです。 黒と明るいオレンジ色の翅ですが、不思議と派手さは感じません。（ツマグロヒョウモンのオス）  キバナコスモスがヒョウモンチョウの保護色になって、景色に同化するか...

2023/10/08 00:00

カリガネソウとホシホウジャク

府立植物園の生態園に、カリガネソウが可憐に咲いていました。  秋の山野草、1m程の草丈、2cm程の花の形はアヤメにも似て個性的です。 カールしたように長く伸びるオシベとメシベは、おいでおいでをしているように見えます。 カリガネソウの蜜を求めてやってくる虫は、べろのような形をした花びらの付け根にとまります。すると、虫の重さで花がガクからシベまでさらに半円を描くように下がります。 そして、長く伸びた...

2023/10/07 00:00

カワセミの後ろ姿

今日は、空も川面も青く映り込む日でした。 十分な光がカワセミに注ぎ、羽色を反射させ白トビするくらいです。 成長のオスと縄張り争いをしている成鳥のメスです。 堀の北はメス、南はオスと、二羽はおおよその境界線を設けているように見え、メスは餌取りが終わると北に飛び去る事が多いようです。 その後ろ姿を諦めきれずに追っていると、石に留まってくれました。 距離はまずまず近かったのですが、立ち位置からでは後...

2023/10/06 00:00

コガモの飛来

行きしなは姿を見ませんでしたが、帰りしなコガモ5羽を浅瀬で見つけました。 渡りの疲れも見せず、5羽は寄り添うように川面をゆったりと泳いでいました。 渡って来たばかりの時期は、オスもメスも地味な茶色っぽい体の色をしています。 こちらに少し近づいてくると、性別の違いがわかります。 左はクチバシが黒っぽく、頭頂部も焦げ茶色に、エクリプスのオスだと思われます。 右はクチバシの淵は黄橙色、羽縁が白っぽくメス...

2023/10/05 00:00

ノビタキの渡り

（ノビタキのメス） 尾が長く、スズメよりも細長いシルエットに、これはと・・・と目が釘付けになりました。（ノビタキのオス） クチバシから目元、尾が黒いのはオスです。メスとは200m程離れた中州に、土手の方から飛び降りてきて 草の先端近くに留まりました。 見晴らしのいい河川敷に降りたノビタキを見ていると、秋の渡りの時期かと思います。 飛び出しをして虫取りをする、フライングキャッチを繰り返し始めました。 ...

2023/10/04 00:00

中秋の名月

2023年9月29日は、中秋の名月でした。この日は月末の金曜日と言うこともあって、直前までその事に気づかず、家族に言われて、玄関先であわてて写真を撮りました。 9月1日のスーパーブルームーンとどう違うんだと思ったりしますが、今日の月の方が欠けがなく、より満月らしかったですね。 中秋の名月は、美しい月の代名詞として昔から語り継がれています。 池に小舟を浮かべて、優雅にお月見を楽しめれば良いのでしょうが、諸...

2023/10/03 00:00

モズの縄張り

（9月25日） モズの声が柿の木から聞こえ、探しに行くとヒューンと飛んで、シラカシの木のてっぺんに留まりました。 キイーキイーキイ・・・と、特有の濁った低い声でモズのメスは鳴き続けます。 縄張りを主張した後は、餌探しでしょうか。 それとも、縄張りエリアを巡回でしょうか。（9月27日） 今日は、民家のアンテナの上でオスのモズ鳴いていました。メスが居た所から400m程離れた所です。（9月29日） 今日は、メ...

2023/10/02 00:00

カワセミさん、お弁当つけて何所いくの？

  成鳥オスのクチバシに何か張り付いていました。 お弁当の正体は何でしょう。 おそらく枯草か・・・ それとも、水面に浮いていたものか・・・ このカワセミは、足指の先の爪が黒くてペディキュアもしているように見えます。 体に付いたものは概ねクチバシで取れますが、クチバシに付いたものは水中に飛び込むまで取れませんね。（椿 9/22 撮影）OLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II...

2023/10/01 00:00