栗生楽泉園 沢田五郎さん
泥えびす⑥(前日のつづきです)彼が今朝、山菜を採るため山へ行くと、頭の馬鹿でかい蛇を見たと云うのである。不思議に思ってよく見るとその頭には、2本の肢がある。なおもよく見ると、腰まで蛇の口に入った蛙であった。蛙は自由のきく前肢で、草に摑まっては前へ出る。4尺ほどの蛇はその度に少しずつひきずられるのである。えびすはその様子をじいっと見ていた。陽が西に傾いた頃、200メートルほど蛇をひきずり、遂に前肢も...
2024/05/13 21:13
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