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2021/01/26

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  • 1063夜:観心本尊抄 第1回

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 平成新編 日蓮大聖人御書(大石寺) 発売日: 2018/10/13 メディア: 単行本 日寛上人御書文段 作者:総本山大石寺第26世日寛上人 発売日: 2001/03/28 メディア: 単行本 第1章 一念三千の出処を示す 【如来滅後五五百歳始観心本尊抄】如来〔にょらい〕滅後〔めつご〕五五百歳〔ごのごひゃくさいに〕始〔はじむ〕観心〔かんじんの〕本尊〔ほんぞん〕抄〔しょう〕 【文永一〇年四月二五日 五二歳】文永10年4月25日 52歳著作 【本朝沙門 日蓮撰】日本国僧侶 日蓮 著作 【摩訶止観〔まかしかん〕第五に云はく】天台大師が著〔あらわ〕した摩訶止観の第五には …

  • 1062夜:御書研鑚の集い 観心本尊抄に学ぶ

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 平成新編 日蓮大聖人御書(大石寺) 発売日: 2018/10/13 メディア: 単行本 日寛上人御書文段 作者:総本山大石寺第26世日寛上人 発売日: 2001/03/28 メディア: 単行本 背景と大意この観心本尊抄は、本抄の最後に「文永十年太歳癸酉卯月廿五日、日蓮註之」とあるように、文永十年(西暦1273年)卯月(四月)二十五日に、日蓮大聖人が佐渡流罪の時に聖寿52歳で佐渡の一谷〔いちのさわ〕において御述作されたものです。そして翌26日に「観心本尊抄送状」を添えて富木常忍〔ときじょうにん〕に送られています。富木常忍は、正しくは、富木五郎左衛門尉胤継〔ときごろう…

  • 1061夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)14.僧俗一途

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 本宗は一切の解了(げりょう)によらず、ただご本尊に対する信の一念の上に建立される宗旨である。したがって、古来の行業において、僧俗の区別はもとより存在しない。 すなわち、毎日の行法も方便・寿量の二品を助行として読誦し、本門の題目の信心口唱を正行とすることに定まっている。大聖人も日興上人も共に、これを末法の修行の要道として僧俗にお示しあそばされ、また僧俗に対し妙法の弘通をも分々に指導されたことが、御書やその他の文献に明らかである。このことは、僧俗が本来、毎日の修行と下種仏法の弘通、さらに、成仏という大…

  • 御質問をいただく時の注意事項について:誤解をしてしまった方へのお詫びも兼ねて

    当ブログへの御質問に際して 先日、私が公開しているメルアドに質問が届きました。 棄てアカフリーメールからでした。 挨拶も自己紹介も何もなく、いきなり過去の日蓮正宗僧侶の不品行に関して、あなたならどう思いますか式の質問でした。 質問を送ってくださった法華講員の方には、本当に申し訳ないことをしたと思うのですが、私には創価民・顕正民が法華講員になりすました、偽装質問メールと受け止めてしまったのです。 ですのでお返事としては、そういった嫌がらせはおやめ下さいと言うしかありませんでした。 メール等で御質問をいただく時の参考として、テンプレートを作りましたのでご利用ください。 件名 〇〇に関する件について…

  • 1060夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)13.善と悪

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 善と悪とは、人間社会における思想・行動の物指しであり、基準である。もし善悪のけじめが失わされたならば、社会は大混乱を来たすであろう。たとえ一般的、最大公約数的であっても、現在の日本の社会に善悪の規準があり、悪事は法律で取り締まるようになっているから、国民は一往、安定した生活を送ることができる。これがいわゆる世間律である。しかるに、人間は煩悩充満の凡夫で瞬時の享楽や五欲への執着が強く、地位、名誉、財産を得るために、法網にさえ掛からなければ、悪事をも敢えて辞さぬ人が多い。これらの人々が世間の法律をくぐ…

  • 1059夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)12.即身成仏

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 現在、日本の仏教で真の即身成仏を標榜(ひょうぼう)できるのは、日蓮大聖人の正系たる日蓮正宗のみである。教法が最高にして純粋でないところに、即身成仏の意義も、現象もありえないからである。他の門下や真言密教でも即身成仏を説くが、秘密の通力、天眼力、荒行等をもって人々を瞠目(どうもく)せしめ、これを即身成仏と誇称する方向が強い。このような、神秘力、念力を即身成仏と考えるところに、むしろ本来の教道を忘れて呪術(じゅじゅつ)化した仏教上の誤謬(ごびゅう)が存する。大聖人は、『唱法華題目抄』に、 「阿蝎多(あ…

  • 1058夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)11.謗法厳誡

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 大聖人は、 「謗法を責めずして成仏を願はば、火の中に水を求め、水の中に火を尋ねるが如くなるべし。はかなしはななし。何(いか)に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし。うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し」(曽谷殿御返事・御書1040頁)との教示をはじめとして、弟子・檀那に対し謗法を厳しく誡られている。末法においては、謗法を自ら犯さないことはもちろん、進んで謗法を退治することが肝要である。通じて謗法を論ずるならば、天台大師の『梵網菩薩戒経義疏』に謗三宝戒を挙げて、 「解すところ理にか…

  • 1057夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)10.修行の方軌

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 1.受持正行法華経を修行する方法には、受持、読、誦(じゅ)、解説(げせつ)、書写の五種があり、経文の各所に説かれている。受とは法華経を尊信すること、持とは持(たも)ち続けることである。また、読とは経文を読み習うのであり、誦とは経文を記憶し暗(そら)んじて読むのである。次の解説は法華経の義理を説き聞かせることで、最後の書写は法華経を書き写すことである。読誦は法華経一部を読む転読、解説は法華八講があり、書写は如法経、一日経等と称して、盛んに多人数による書写が行われた。これらは天台宗の行相であり、時宜(…

  • 1056夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)9.本因下種

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 本因とは本果に対し、下種とは熟脱に対する語である。そして本因の故に下種となるのである。まず初めに本因本果について言えば、経文でこれが説かれているのは、涌出・寿量の二品のみで、他の大小乗一切の経典にも仏道因果が説かれているが、すべて迹因迹果がである。迹の因果は多種であって、あるいは能施太子として布施行を満じ、薩埵(さった)王子として身をトラに与え、戸毘(しび)王として鳩と鷹を救い、あるいは三大阿僧祇劫、あるいは動踰塵劫(どうゆじんこう)等の長い因位の修行、また十方台上の盧舎那(るしゃな)報身仏、小乗…

  • 1055夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)8.一念三千

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 一念三千の語は、天台大師の創唱である。法華経の妙解によって妙行を立つを言い。天台の実践門の止観一部における究竟の指南である。この一念三千の法門は『玄義』にも『文句』にも、また『止観』の第四巻まで明かされず、第五巻に至って初めて説かれている。 天台は、釈尊の法華経を受け、迹門中心の化導であるから、その一念三千は迹門を面(おもて)、本門を裏とする関係上、方便品の諸法実相に準拠し、凡夫の己心に具する中道の理を観ずるところに一念三千を示すのである。三千とは、一心に十界を具し、十界に十界を具して百界、それに…

  • 1054夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)7.本迹二門

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 本とは久成の本地、迹とは近成(ごんじょう)の垂迹で、実体と影現の関係である。天台大師は法華経の解釈に当たって、前十四品を迹門とし、のちの十四品を本門として、仏身の「久」と「近」の違いを明かしている。すなわち、序品第一から安楽行品十四までは伽耶始成(がやしじょう)の仏の説であるから迹門とし、涌出品・寿量品に迹の仏身を発(はら)って久遠の仏を顕し、以下、その仏の説くところであるから、のちの十四品を本門とする。迹門の詮とするところは、諸法十如実相の開顕である。その実相は、小乗の我空涅槃や大乗の人法二空等…

  • 1053夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)6.三大秘法

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 「三学倶(とも)に伝ふるを名(なづ)けて妙法と曰ふ」(伝教大師全集)とは伝教大師の言であるが、その三学とは、戒・定・慧である。悪を止め善を勧める戒と、心の散乱を防いで鏡のように澄んだ心境にする定と、色々な問題の理非同異を決する慧の三が、仏教の内容における三大基本である。この三学は仏教全般にわたっているが、方便権教の三学は末法の衆生を救うことができない。故に、大聖人は、久遠以来の南妙法蓮華経に具わる三学を、三大秘法として取り出されたのである。本尊とは虚空不動定であり、戒壇とは虚空不動戒であり、題目と…

  • 1052夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)5.宗教の五綱

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 宗祖日蓮大聖人の末法衆生救済のため立てられた宗旨が三大秘法であるが、もちろんこの宗旨は、宗祖の独断的見解で立てられたものではなく、仏教上の確固たる立脚点、基礎が存するのであります。それが、五綱教判と呼ばれる法門であります。 この五綱については、弘長二(1262)年、聖寿四十一歳の著述『教機時国抄』に、まずその名目大綱を示されています。これは、衆生を導くために仏教を弘める者は、この五面より考察して、確固たる道理に基づき、その教旨を決定すべきであるとして、その条件を示されたのであります。この五義を知っ…

  • 1051夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)4.所依の経典

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 1.正依経法華経八巻 無量義経一巻 勧普賢経一巻 以上十巻法華経は釈尊出世の本懐のみならず、三世十法の諸仏が本懐とする経典である。 一代仏教における大小の各経典は、すべて法華経の方便として顕れたものであり、したがって、またそれが真実の法華経に帰するのである。これらの各経典に阿弥陀、大日、薬師等の諸仏の名も見えるが、すべてが法華経の久遠の仏の影である。このように、一切の経典を統一するのが法華経である。 つまり、釈尊が一代の化導の括りとして法華経を在世の衆生のために説かれた。この観点から見るのが文上の…

  • 1050夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)3.宗団の目的

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 1.教法の宣布本宗の使命とするところは、第一に教法の宣布(せんぷ)である。正しい教法を弘宣(ぐせん)することによって、世道人身を益(やく)し、平和と福祉社会を実現していくところに、本宗の目的が存する。 教法とは大聖人の所弘(しょぐ)の三大秘法であり、本門の本尊を信じ、本門の題目と唱え、本門の戒法を成就(じょうじゅ)し、本有無作(ほんぬむさ)の仏身に至らしめる。すなわち、仏の大慈悲を根底とし、折伏を主として、三大秘法受持の行を個人より全体に教え、導くことが教法の宣布であり、本宗の弘通の方式なのである…

  • 1049夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)2.信仰の主体と血脈相承

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 本宗においては、大聖人の立教の本義である弘安二(1279)年の本門の戒壇の大御本尊をもって信仰の主体としている。大聖人は貞応(じょうおう)元(1222)年二月十六日、安房国片海(千葉県鴨川市)に誕生し善日麿と名づけられ、十二歳にして同国清澄寺に入り、十六歳にて得度し蓮長を名乗り、日夜、仏教の研鑽に励まれた。その後、建長が五年に至まで広く各宗の法義を究められ、ついに仏法の極地を開かれるに至ったのである。 それは第一に、釈尊一代、五千七千の経巻のなかで、仏の正意は法華経であって、過去における一切衆生の…

  • 1048夜:日蓮正宗略解(ダイジェスト)1.宗名

    www.youtube.com 日蓮正宗略解 発売日: 2017/11/01 メディア: 単行本 本宗は日蓮正宗と言う。 宗祖日蓮大聖人は、末法万年の長い時代、さらに未来にわたるすべての民衆を救済する仏であり、又仏教の真実の教義体系から言えば、あらゆる仏菩薩の根元、すなわち本仏としての意義を持たれている。本宗は、こうした大聖人の宗旨と宗教を、現在において正しく伝える唯一の宗団であるから、日蓮正宗と称するのである。 元来、各宗団の名称は、発生以来の種々な因縁によることが多い。本宗でも、上代は法華経に依って宗旨を立てる意味で法華宗と言い、また天台法華宗と区別する意味で日蓮法華宗と言う時代もあった。…

  • 1047夜:開目抄 第15回 開目抄 総論

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【1】内道と外道について 開目抄上(御書523頁)すべての人々が敬うべきものは、主師親の三徳であり、学ばなければならないものが儒教と外道と仏教なのです。儒教では、三人の天皇、五人の帝王、三人の王を天尊と称し、これより以前は、人々は、みな動物と同じでしたが、儒教が広まってか らは孝行や忠義が重んじられました。また、四人の師がいてそれを四聖と言い、天尊もこの四人を敬い人々も深く尊びました。これら の聖人が著した三墳、五典、三史などの三千余巻には、その根本として三玄が説かれています。しかし、それらは、未だ過去と未来に ついては、まったく理解できず、その為玄と言い、玄とは…

  • 1046夜:開目抄 第14回 開目抄(下)まとめ

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 第8回 開近顕遠を示す 開目抄下(御書549頁)(35)法華深恩を明かすここですべての大菩薩も梵天、帝釈、日天、月天、四天なども教主釈尊の弟子であることが定まり、そうであればこそ宝塔品で、これ らの大菩薩に「私の滅後に誰が法華経を護持するのか。今ここで自ら進み出て誓いを述べよ」と仰せられ、それに対して、すべての大 菩薩達が誓いを立てたのです。しかし、迹門ではそれが真実であるとは思えず、だからこそ宝塔の中で多宝如来が迹門を証明し、つい で本門を証明する為、宝塔に四方から集まった諸仏を全てこれらは、私の分身であると明かされたのです。その宝塔は、虚空に浮かび 、釈迦牟尼…

  • 創価ダメ出しさんに学ぶ:六巻抄の読み方「六巻抄拝読の為の基礎知識⑩(依義判文抄②)」

    六巻抄拝読の為の基礎知識⑩(依義判文抄②) 前回は法華経文上にも三大秘法が説かれている事を知るために三大秘法の開合の相を示しましが今回はそれを踏まえて実際に法華経の文を挙げ、法華経文上に三大秘法が説かれていることをご指南されている部分になります。全部で10の文を挙げていますがまずはその前半部分を学習したいと思います。【第一に法師品の若復有人等の文】◇法師品に云わく、「若し復人有って妙法華経乃至一偈をも受持し読誦し解説し書写せん、此の経巻に於いて敬視すること仏の如く種々に供養せん」等云云。応に知るべし、受持は即ち是れ本門の戒壇なり、読誦等は本門の題目なり、於此経巻敬視如仏は本門の本尊なり、此の文…

  • 1045夜:開目抄 第13回 折伏こそ時に適うを明かす

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【涅槃経に云はく「譬へば貧女の如し。居家救護〔こけくご〕の者有ること無く、加ふるに復、病苦飢渇〔けかち〕に逼〔せ〕められて】涅槃経には「一人の貧しい女性がいました。住むべき家もなく、助けてくれる人もなく、その上、病いと飢えに苦しみ、 【遊行乞丐〔ゆぎょうこつがい〕す。他の客舎に止まり一子を寄生す。是の客舎の主、駈逐〔くちく〕して去らしむ。】乞食をして歩いていました。その時、ある宿に止まり子供を生んだのです。ところがその宿の主人はこの貧しい女性を追い出してしまいました。 【其の産して未だ久しからず、是〔こ〕の児〔こ〕を携抱〔けいほう〕して他国に至らんと欲し、】未だ産…

  • 1044夜:開目抄 第12回 法華経の行者を顕わす

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【当世の念仏者等、天台法華宗の檀那の、国王・大臣・婆羅門・居士等に向かって云はく、】当世の念仏者が、天台法華宗の比叡山の信徒である国王、大臣、外道、信者などに向って誹謗して言うのには、 【法華経は理深〔りじん〕我等は解微〔げみ〕、法は至って深く機至って浅し等と申しうとむるは、】「法華経の理論は、極めて深いから、我等には、あまりに難し過ぎる。法門は至って深く、これを信ずる衆生の機根は、至って浅いからです。」と言い、 【高推聖境〔こうすいしょうきょう〕、非己智分〔ひこちぶん〕の者にあらずや。】これは、摩訶止観の「我見の者が、法華経を高い所へと押しやって、自ら智慧の及ぶ…

  • 1043夜:開目抄 第11回 三類の強敵について

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【已上五箇の鳳詔〔ほうしょう〕にをどろきて勧持品の弘経あり。】以上のとおり、宝塔品の三ヶ所の勅宣と提婆品の二ヶ所の諌暁に驚き、勧持品において末法での弘法を誓ったのです。 【明鏡の経文を出だして、当世の禅・律・念仏者、並びに諸檀那の謗法をしらしめん。】今、その明々白々たる経文を取り出して、現在の禅宗、律宗、念仏者および、その信徒達の謗法を知らしめていきましょう。 【日蓮といゐし者は、去年九月十二日子丑〔ねうし〕の時に頚〔くび〕はねられぬ。】日蓮と言う者は、去年の九月十二日の子丑の時に首を刎ねられたのです。 【此は魂魄〔こんぱく〕佐土の国にいたりて、返る年の二月雪中に…

  • 1042夜:開目抄 第10回 経文の勝劣について

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【法華経に云はく「已今当〔いこんとう〕」等云云。】法華経には「過去(すでに)、現在(今)、未来(まさに)」と説かれています。 【妙楽云はく「縦〔たと〕ひ経有って諸経の王と云ふとも、已今当説最為第一と云はず」等云云。】妙楽大師は「たとえば、ある経文に諸経の王であると書かれていたとしても、過去、現在、未来において第一とは、書いてありません。」とあります。 【又云はく「已今当の妙、■〔ここ〕に於て固く迷ふ。謗法の罪苦長劫に流る」等云云。】また「過去、現在、未来の中で第一は、法華経であるのに、この事を頑迷に否定し、その謗法の罪によって、長く苦しむ。」と書かれています。 【…

  • 1041夜:開目抄 第9回 諸宗を破折し正義を示す

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺【真言・華厳等の経々には、種熟脱の三義、名字すら猶〔なお〕なし。何に況んや其の義をや。】真言や華厳などの経には下種、熟益、脱益の名前すら説かれていないのです。ましてやその意味が説かれているはずはないのです。 【華厳・真言経等の一生初地の即身成仏等は、経は権経にして過去をかくせり。】華厳や真言などの文章に一生初地という即身成仏の意義が説かれてあるのは、どこまでも現在だけに執着する権経であって過去を隠しているのです。 【種をしらざる脱なれば、超高〔ちょうこう〕が位にのぼり、道鏡が王位に居〔こ〕せんとせしがごとし。】下種を知らないで、ただの脱益であるから、もともと王でない…

  • 1040夜:開目抄 第8回 開近顕遠を示す

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【開目抄 下】開目抄(御書549頁) 【又今よりこそ諸大菩薩も梵・帝・日月・四天等も教主釈尊の御弟子にては候へ。】ここですべての大菩薩も梵天、帝釈、日天、月天、四天なども教主釈尊の弟子であることが定まったのです。 【されば宝塔品には、此等の大菩薩を仏我が御弟子等とをぼすゆへに、諌暁〔かんぎょう〕して云はく】そうであればこそ、宝塔品には、これらの大菩薩を仏が自分の弟子であると思われたが故に、このように言われたのです。 【「諸の大衆に告ぐ、我が滅度の後に、誰か能く此の経を護持し読誦〔どくじゅ〕せん、今仏前に於て自ら誓言〔せいごん〕を説け」とは、】「多くの大衆に告げる。…

  • 1039夜:開目抄 第7回 開目抄(上)まとめ

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 第1回 内道と外道について 開目抄(御書523頁)(01)三徳の標示すべての人々が敬うべきものは、主師親の三徳であり、学ばなければならないものが儒教と外道と仏教なのです。(02)儒家の三徳儒教では、三人の天皇、五人の帝王、三人の王を天尊と称し、これらは、政治的指導者であり、万民の模範なのでした。三人の天皇の 時代より前は、父の恩を知らず、人々は、みな動物と同じでした。しかし五人の帝王の時代からは、父母への恩を知り、みんな孝行を 始めました。重華、沛公、周の武王、丁蘭などは、孝行の手本です。比干、弘演は忠義の手本です。尹寿は尭王の師であり、務成は舜 王の師であり、太…

  • 1038夜:開目抄 第6回 権経と実経について

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【されば、四大声聞の領解〔りょうげ〕の文に云はく】そうであればこそ法華経信解品に、四人の大声聞がこの事を納得したと、このように書かれているのです。 【「我等今、真に是声聞なり。仏道の声を以て一切をして聞かしむべし。我等今、真に阿羅漢〔あらかん〕なり。】「私達は、今こそ真の声聞となりました。仏の言葉によってすべてを理解する事が出来たのです。私達は、今こそ真の仏法者となったのです。 【緒の世間、天人・魔・梵に於て普く其の中に於て、応に供養を受くべし。】すべての世間の天界、魔界、梵天の中において、今まさに供養を受ける事が出来たのです。 【世尊は大恩まします。希有〔けう〕…

  • 1036夜:開目抄 第5回 法華経の行者の証明

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【此に日蓮案じて云はく、世すでに末代に入って二百余年、】このような状態に日蓮は、非常に心を痛めているのです。世の中がすでに末法に入って二百余年が経ち、 【辺土に生をうく。其の上下賎〔げせん〕、其の上貧道〔ひんどう〕の身なり。】この時に、日蓮が辺鄙な日本に生まれ、その上、身分は下賤で、しかも極めて貧乏な身の上であり、 【輪回六趣〔りんねろくしゅ〕の間には人天の大王と生まれて、】過去にも六道を輪廻し続け、ある時は、人界や天界の大王と生まれ来て多くの民を従え、 【万民をなびかす事、大風の小木の枝を吹くがごとくせし時も仏にならず。】まるで大風が小木の枝を揺するように思いの…

  • 1037夜:ドラッカー・論語・易経・貞観政要に学べ

    ピータードラッカーさんは、僕の見立てでは哲学者・思想家です。 最近、一冊の本を読みました。 究極のドラッカー (角川oneテーマ21) 作者:國貞 克則 発売日: 2012/10/17 メディア: Kindle版 ドラッカーの入門書として最高峰に位置する著作です。 国貞さんは、会計の画期的な勉強法を編み出した人。 【増補改訂】 財務3表一体理解法 (朝日新書) 作者:國貞克則 発売日: 2016/10/13 メディア: 新書 財務3表図解分析法 (朝日新書) 作者:國貞克則 発売日: 2016/10/13 メディア: 新書 財務3表実践活用法 会計でビジネスの全体像をつかむ (朝日新書) 作者…

  • 1035夜:開目抄 第4回 久遠実成について

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【但在世は四十余年をすてゝ法華経につき候ものもやありけん。】それでも釈迦牟尼世尊がこの世界におられる間は、四十余年の爾前経を捨てて法華経を信じる者もあったでしょう。 【仏滅後に此の経文を開見して信受せんことかたかるべし。】しかし、釈迦牟尼仏の滅後では、法華経を見聞きして信じる事は非常に難しい事なのです。 【先ず一には、爾前〔にぜん〕の経々は多言なり、法華経は一言なり。】まず一つには、爾前の経々は多言であり、法華経はただ一言であるからです。 【爾前の経々は多経なり、此の経は一経なり。】また爾前は、多くの経々があり、この法華経はただ一つの経であるからなのです。 【彼々…

  • 1034夜:開目抄 第3回 二乗作仏について

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【此に予愚見をもつて前四十余年と後八年との相違をかんがへみるに、其の相違多しといえども、】ここで私の愚見によって法華経以前の四十余年の間の教えとその後の法華経八年の教えとの相違を考えてみると、その相違は多いとは言っても、 【先ず世間の学者もゆるし、我が身にもさもやとうちをぼうる事は二乗作仏〔さぶつ〕・久遠実成〔くおんじつじょう〕なるべし。】まず世間の学者も納得し、自らもそうだと思うことは、二乗作仏と久遠実成なのです。 【法華経の現文を拝見するに、舎利弗〔しゃりほつ〕は華光〔けこう〕如来、迦葉〔かしょう〕は光明〔こうみょう〕如来、】法華経の現文を読むと二乗の代表であ…

  • 1033夜:開目抄 第2回 一念三千の法門を盗んで自らの説とする

    引用元:日蓮正宗久道山開信寺 【但〔ただ〕し仏教に入って五十余年の経々、八万法蔵を勘〔かんが〕へたるに、】ただ、仏教に入って五十余年の間に説法された八万法蔵と云われる多くの教えをひとつひとつ見れば、 【小乗あり大乗あり、権経あり実経あり、】その中には、小乗経もあり、大乗経もあり、法華経以外の権経もあり実経である法華経もあります。 【顕教・密教、ナン語〔なんご〕・ソ語〔そご〕、実語・妄語、正見・邪見等の種種の差別あり。】また顕教や密教、意を尽くしているものもあれば、そうでないものもあり、実語や妄語、正見や邪見などの数々の差別があるのです。 【但し法華経計り教主釈尊の正言なり。】ただし法華経ばかり…

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