「ふしぎ」金子みすゞ「ふしぎ」金子みすゞわたしは不思議でたまらない黒い雲から降る雨が銀に光っていることがわたしは不思議でたまらない青いクワの葉食べている蚕が白くなることがわたしは不思議でたまらないたれもいじらぬ夕顔が一人でパラリと開くのがわ...
和歌山にある西山浄土宗の檀林、総持寺です。 納骨のお寺として、たくさんの人の信仰を集めています。 仏教の教えや西山浄土宗のこと、そのほかにも様々な情報を発信しています。
思いやりの心は、他人に勇気をあたえます。思いやりの心とは、慈悲の心です。仏さまのこころは慈悲の心であり、人もその心を持っています。慈悲の心で接すれば、相手をよろこばすことができ、慈悲をいただいた人はそこから未来への希望や勇気が湧き起こります。
思いやりの心は、他人に勇気をあたえます。思いやりの心とは、慈悲の心です。仏さまのこころは慈悲の心であり、人もその心を持っています。慈悲の心で接すれば、相手をよろこばすことができ、慈悲をいただいた人はそこから未来への希望や勇気が湧き起こります。
本当の邪魔者は?邪魔とは、目的を妨げるものごとのことをいいます。「魔」とは悪魔の事を指し、お釈迦様は悟りにいたる前にこの悪魔と対峙して、みごと悟りを開きました。これは自分の心の中の煩悩との対峙であるともいえます。本当の邪魔者は一体だれなのでしょうか。
「神さまは小ちゃな蜂の中に」は、金子みすゞさんの詩「蜂と神さま」に出てくることばです。きっとお花の中を飛び回る蜂の中に、広大無辺に広がる神さまの世界を見たのでありましょう。ここから「華厳経」や「梵網経」に説かれる仏さまの世界観を思い浮かべるのです。
よく噛んで食べることは、健康的にも大切なことです。食事の前には必ず五観という偈文をとなえます。食事はただ欲をみたすだけではなく、体と心を養うための大切な薬の役目を果たすのです。ひとくちひとくち大切に、かみしめていただくようにしましょう。
陰口より陽口を使うように。陽口とは、当人のいないところでその人のいいことを言うことです。お釈迦様は、ことばには十分気をつけるようにと教えられました。本人がいないところでも、いいことばを使うようことで、自分も周りも気持ちよく過ごすことができます。
法然上人を偲んで。1月25日は、法然上人のご命日であります。80年の生涯をかけてお説きくださったお念仏の教えは、およそ800年の時を超えて私たちに受け継がれています。法然上人に思いをはせ、お念仏に励む日にしたいものであります。
「自分と妻子は一体だ」永い闘病生活で弱気になっていた自分を、妻が支えてくれたというある人のお話です。自分が弱音を吐くことが、妻や子どもを傷つけているということに気がつきました。すべての人は、お互いに関係し合い、一体となって存在しているのです。
ペイフォワードということばがあります。これは「恩送り」という意味であります。いただいた親切をその人に返すのではなく、他の人に振り向けて、その親切をつないでいくことです。これがよりよい人間関係を作り、ひいてはよりよい社会を築いていくことができるのです。
『おいしいおと』作:三宮麻由子に出てくる、食べ物を食べる時の音の表現は、とても味わい深いものがあります。この音を聞いていると、いかに自分たちが先入観を持って音を聞いているかがよくわかります。ありのままの音を聞くことが大切です。
世界のすべては縁によってつながっています。遠く離れた場所で起こった出来事も、たったひとりの私という人間に影響を及ぼしています。そしてまた逆もしかりであります。そのつながりのなかで生きていることを知り、正く生きていくようにしましょう。
四無量心を、ドラえもんの「どこでもドア(anywherdoor)」と訳したいと、シュプナル法純さんはいいます。だれでも差別することなく、迎え入れることのできる仏の心は、どこでもドアに通じるものがあるからです。他者と接するときには大切な心です。
「豆腐の境地は無我の境地に到達している」と俳人の荻原井泉水はいいます。煮ても焼いても、汁にしても餡をかけても、油で揚げても凍らしても、それぞれの味を出す豆腐は、まるで悟りきった達人の面影があります。お鍋の豆腐から、私たちの心をくらべてみます。
禁欲することは心を浄めることにつながります。お釈迦様は「 賢者は欲楽をすてて、無一物となり、心の汚れを去って、おのれを浄めよ。」と教えて、戒を守ることを説きました。出家修行者であれ在家信者あれ、戒を守ることでよりよい人間へと変わることができるのです。
感謝する心が自分を変えることにつながります。空手家の松久功さんは、感謝して「ありがとう」と言うことを続けたことで、試合で勝つという結果を残すことができました。お釈迦様は、感謝することが幸せになることを教えています。感謝の心は自分を変えるのです。
仏の世界は、実は近くにあるのかもしれません。花山法皇は紀三井寺を参拝し「ふるさとをはるばるここにきみいでらはなのみやこもちかくなるらん」と詠まれました。紀三井寺から望む景色をみて、そこから仏の世界を感じ取ったのであります。
「味わう」ということは、「感動する」ということであります。映画やドラマを見るときに、早送りで見て内容だけ理解するという人が増えているといわれていますが、それでは少しさみしい気がいたします。一つ一つ大切に、心を動かして味わいたいものであります。
新年といえば、おみくじであります。その年の運勢を占うものとして、毎年楽しみにしながらおみくじを引いています。今年はそこに「風吹けば風吹くままに港よしと百船千船うち集いつつ」と和歌が詠まれていました。味わいのある歌であります。
お寺の掲示板『気に入らぬ風もあろうに柳かな』仙厓和尚は臨済宗の禅僧であり、画家でもあります。作品のひとつ『堪忍柳画賛』には、柳画風に吹かれてなびく様子を「堪え忍ぶ」心に例えられています。本当の堪え忍ぶ心とはどのようなものなのでしょうか。
仏様はいつも私たちのことを見ています。善導大師は「身常に仏を礼敬すれば、仏すなわち、これを見たまう。心常に仏を念ずれば、仏すなわち、これを知りたまう」として、つねに仏様と一緒にいることを説いています。これを意識して過ごすことが大切です。
昔から「笑う門には福来たる」といいます。ニコニコした顔で愛想のよい言葉遣いをすることがあいおての心をなごませ、世の中を明るくします。周囲が明るくなれば、自分の心も明るくなることはいうまでもありません。仏教ではそれを「和顔施」といいます。
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「ふしぎ」金子みすゞ「ふしぎ」金子みすゞわたしは不思議でたまらない黒い雲から降る雨が銀に光っていることがわたしは不思議でたまらない青いクワの葉食べている蚕が白くなることがわたしは不思議でたまらないたれもいじらぬ夕顔が一人でパラリと開くのがわ...
「だれが風を見たでしょう」クリスティーナ・ロゼッティ寒い日が続いています。頬が凍てつくような冷たい風が時折吹いて、思わず身をすくめてしまいます。落ち葉が風にあおられて高く舞い上がる様子を見ながら、「風」という詩を思いだしました。「風」クリス...
「石ころ」金子みすゞ「石ころ」きのうは子供をころばせてきょうはお馬をつまずかす。あしたは誰がとおるやら。田舎のみちの石ころは赤い夕日にけろりかん。田舎道の風景を描いた、とてもユーモラスのある詩です。石ころの転がっている田舎道を、元気に歩いて...
「星とたんぽぽ」金子みすゞ明治36年、今の山口県長門市仙崎に生まれた金子みすゞ。大正時代に活躍し、数々の詩を残されました。どの詩をとってみても、味わい深く、思いやりのあるものばかりです。なかには自然の風景やそのあり方を見つめ、もっと深くまで...
「しあわせ運べるように」阪神淡路大震災30年に思いをよせて平成7年1月17日、午前5時46分、兵庫県南部、深さ16キロを震源とするマグニチュード7.3の巨大地震が発生しました。震源に近い神戸市を中心に近畿圏内で大きな被害をもたらし、犠牲者は...
画像:ムービープラス「家族全員が無事に生きている、そのことが何よりもありがたかったのです」ハリウッドの名女優、永遠のスターであるオードリー・ヘップバーン。彼女は1929年5月4日、イギリス人のビジネスマンである父とオランダの貴族出身だった母...
画像:映画.com「時を超えた美しさの秘密」オードリー・ヘップバーンの愛した詩20世紀を代表する名女優、オードリー・ヘップバーン。不屈の名作「ローマの休日」など、世界中の人々から今なお愛され続けています。そんな彼女が愛した詩があります。「時...
「生けらば念仏の功つもり死なば浄土へ参りなん」私たち人間の最大の悩みは、「死」ではないでしょうか。死にたくなくても死ななければいけない。昔とくらべてだいぶ長生きになったとはいえ、それでもたった100年の命であります。死んだらそのあとはどうな...
画像:TSUKUBLOG「学問ははじめて見たつるはきわめて大事なり」法然上人が九歳の時、父親の漆間時国が夜襲に遭って非業の最期を遂げ、これを機に出家をしました。皇円上人のもとで修行をしていた法然上人は、十八才のときに比叡山西塔の黒谷に籠もっ...
画像:重要文化財「伝教大師(最澄)座像」「施す者は天に生まれ、受くる者は獄に入る」天台宗の祖である最澄は比叡山で12年の籠山行を行うにあたって、願を起しました。自分がこれから修行するにあたって、なぜ修行をするのか、どのように修行をしていくの...
画像:国宝 最澄像「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心あり」天台宗の祖である伝教大師最澄のことばです。「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし」道心とは仏教を学び実践し、悟りに向かう心のこと。言い換えれば、目標に向かって努力していく心のこと...
画像:高山寺HP「あるべきようは」和歌山県の有田川町で生まれた明恵上人は、華厳宗の中興の祖ともいわれている、鎌倉時代に活躍した僧侶です。京都の神護寺で出家をし、仏道に励みました。幼い頃から仏道を求める志はものすごく高く、周りからも一目置かれ...
画像:アートジェンダHP「いかにいわんや。下凡の初発心の人は利生に於いて障り多し」仏教では「他人のために」行動することを、よく求められています。自分の利益になることだけをするのではなく、他人の利益になることをしなさい。それは、日本で広まった...
画像:西大寺HP「我ヲ捨テ偏ニ他ノ為ニシテ私ヲ離ル也」日本の仏教教団は多種多様にあって、それぞれの教義に基づいてその宗派が建てられています。それは今も昔も変わらず、鎌倉時代にも、法相宗、三論宗、天台宗、真言宗、浄土宗など、それぞれよりどころ...
画像:奈良国立博物館HP「学問スルハ心ヲ直サン為ナリ」奈良の西大寺中興の祖といわれる、鎌倉時代の名僧に、叡尊上人という人がいます。のちに朝廷から「興正菩薩」の諡号を授かり、現在にまで広く知られています。叡尊の説法を弟子が記録して書き写し、伝...
頑張って生きてきた、その先の幸せへのために 終活とは、残りの人生をどのように生きるかを前向きに考え、老後の生活を豊かにするための取り組みです。 そのためには、身の回りの物の整理や、医療介護の希望、財産分与など、しておかなければいけないことが
生きづらさの原因とは 社会は日を追うごとにめまぐるしく変化していってます。 とくにインターネットやSNSの発達によって、その変化のスピードについていくのがやっとです。 そんな中で生きて行くためには、効率をいかにあげていくかが問われています。
『幸せのお守り』 心あたたまるお話を紹介します。 『幸せのお守り』 「もう死にたい…。もうやだよ…。つらいよ…」 妻は産婦人科の待合室で、人目もはばからず泣いていました。 前回の流産の時、私の妹が妻に言った無神経な言葉が忘れられません。
後悔する人しない人 用事でお寺から外へ出て行こうとしたときのことであります。 お寺の門をくぐって、本堂の前までやって来たご年配の方が、何やらうろうろとされていました。 本堂にお参りをするのかと思えば、そういうわけでもなさそうです。 じゃあ事
親思う心にまさる親心 高校を卒業してすぐ、本山の修行で僧侶を目指す仲間とともに共同生活を始めました。 その後は大学へと編入し、二年ほどひとり暮らしをしながら学校へと通い、そして本山職員としてふたたび住み込みの生活をしてしばらく過ごしました。
総持寺の境内にある観音菩薩像 観音菩薩のような生き方 「我れは浄土門の教へに依りて深く阿弥陀如来を信仰するものであるが、同時に亦厚く彼の如来の助化者たる観世音菩薩を崇敬するものである」 当寺の御一代である、総本山光明寺の69世、関本諦承上人
真面目な人がバカを見る? こんなお話があります。 お釈迦様が在世のころのことであります。 二人の男が、大勢の仲間ともにお釈迦様のお説法を聞きに行きました。 一人の男はお釈迦様の教えを聞き、その結果として預流果という悟りの境地を得ました。 も
「われ必ずしも聖にあらず。かれかならずしも愚にあらず。ともにこれ凡夫のみ。」 先日、友人とケンカをしてしまいました。 お互い、相手の意見に納得ができず、自分の意見も曲げることができず、ついつい言い合いになってしまったのであります。 昔はケン
自分の力の発揮 先日、小学校4年生の授業参観があったので、見にいってきました。 その日は算数の授業したが、見ている私も一緒に問題を解いたりして、なかなか楽しい授業でありました。 息子の様子はというと、私が思っているよりも一生懸命に手を挙げて
「たった3,000円」で とあるニュースで、知人と話が盛り上がりました。 ニュースによると、2月11日にその事件が起こりました。 病院に勤めている39歳の男性が、休日に市内のセルフ式のガソリンスタンドに立ち寄りました。 そこで給油をしようと
生徒たちが涙した卒業式「最後の授業」 九州ルーテル学院大学の元客員教授の大畑誠也さんの記事を紹介します。 大畑さんは、それまでにもいろいろな学校で校長先生を歴任され、学校の現場で活躍をされてきました。 こうした経験をもとに、各地でご講演を行
人と人との出会い 6月9日付の日経新聞のコラム、春秋を紹介します。 よく行くコンビニがセルフレジに変わった。顔なじみの店員さんとは、たわいない言葉を交わす程度だったが、一抹の寂しさを感じた。たまにしか行かないカレー屋ではマニュアルなのだろう
くしゃみの由来と習慣について紹介します。昔は、くしゃみは霊魂が飛び出してきたり悪霊が憑いたことによって起こると考えられていました。そこでくしゃみをしたときには長生きや幸せを祈る言葉を唱えられています。どのような習慣があるのでしょうか。
殺生せずには生きられない 夏が近づき、気温が高くなってくると、必然的に蚊が飛ぶようになってきます。 庭で草抜きをしていると、耳元にブンブンと音を立てながら、何匹もの蚊が寄ってきます。 片方の手で払いながら、片方の手で草を抜いていきますが、こ
なぜ紫陽花の花の色は変わるのでしょうか。それは土が影響しているといわれています。花の持っているアントシアニンという色素が、土のアルミニウムと反応して赤から青に変わるといいます。まるで私たち人間のようでもあります。
「貴いのは足の裏である」坂村真民の詩であります。足の裏のように、見えないところでも、しっかりと自分の役割を果たしていく。これこそ、本当に大切な事なのではないでしょうか。
「キサーゴータミー」子どもを亡くした母親のはなしを紹介します。キサーゴータミーは子どもを亡くし、大変悲しみました。その悲しみから、どのように立ち直っていったのでしょか。
お寺の掲示板『順調に行っている時ほど自分の力は小さいものだ』
言葉と行動 言葉と行動 人と人がコミュニケーションを取るためには、言葉は大切なものです。 時代によって新しい言葉が生み出されたり、同じ言葉でありながら違う意味が付け加えられ、あるいはそれらが完全に別の意味で使われるようになったり。 言葉で他
もしかしたら自分の思い込みでものを見ていないでしょうか。私たちは、見たり聞いたりした出来事を、心の中に記憶として蓄積していきますが、それを取り出す作業をする時に自分の都合に思い込んで、自分の都合のいいように記憶を改ざんしてしまうのです。
総持寺の境内で実った仏手柑 境内にある「仏手柑(ブッシュカン)」の実がなりました。 仏さまの手の形に似ていることから「仏手柑」とよばれ、幸福を呼ぶとして縁起のいい柑橘種といわれています。 ところで、仏手柑とはどんなものなのでしょうか。 「仏
お寺の掲示板『一日一日の言動が自分の人生を築いていく』 最近、自分の年のことを考えるようになりました。 朝にはきちんとご飯を食べなければ、日中は思うように体が動きません。 夜に食べ過ぎると、次の日は胃がもたれて調子がよくありません。 適度に