私の人生の傍らにはいつもアニメや特撮マンガ等がありました。それらを振返る私的思い出のブログです。作品の分析や記録や論評するためのものではありません。記憶をベースに書いていますので情報の正確さは保証できないことを読者の方にはお断りしておきます
「怪奇大作戦」が放映開始された1968(昭和43)年9月、私は5歳でした。 毎週、日曜夜7時から母と一緒に見ていたのを覚えています。 当時、弟は3歳でしたが、一緒に見ていた覚えがありません。 まだ幼かったから寝ていたのでしょうか。 父と見た覚えもありません。 日曜なのに出かけていたのでしょうか。 単に私が忘れているだけかもしれません。 さて、この「怪奇大作戦」で、「トリックを当ててください」という企画がされていたのを覚えています。 どういう撮影、合成で、番組中の特撮シーンが作られたのか、視聴者に考えさせ、それを書いて送ってもらうといった企画だったのではなかったかと思います。 それを見て、私は5…
「仮面ライダー」の放送開始は「帰ってきたウルトラマン」と同じ1971(昭和46)年4月。 私は小学2年生でした。 当時、雑誌を買ってもらっておらず、情報源がテレビしかなかった私は、どちらの番組の放送開始も知りませんでした。 「帰ってきたウルトラマン」については直前に友達のU君から聞き、新しいウルトラマンの登場に大興奮したのを覚えています。 ちなみにこのU君というのは、私と、ミラーマン・シルバー仮面の話をした友達のことです(2020.11.12の記事)。 体の模様が二重線になっていたり、ハーフパンツがショートパンツになっていたりといった、新しいウルトラマンのデザインの変更を聞いて、「かっこよっさ…
私が初めて「ミクロマン」の漫画を読んだのは『テレビマガジン』1976(昭和51)年夏の増刊号ででした。 「ミクロマン」はテレマガ本誌には連載されず、増刊号の度に長編漫画が載りました。 毎回楽しく読んでいました。 1976年夏の増刊号はミクロマンたちの新しい仲間スパイマジシャンたちが登場するエピソードでした。 スパイマジシャンたちが、ラーメン屋さんが店舗にしていた電車を基地にしていたため、敵のアクロイヤーに襲われ、ラーメン店主のお父さんが怪我をするか亡くなるかしたのだったと思います。 ラストはスパイマジシャンが「バスラーメン」という新しい店舗用にバスをプレゼント。 作者の森藤よしひろ先生は、ウル…
ひみつ指令マシン刑事999(ポルシェの第一印象は、丸っこくて車高が高くて古臭いデザインでカッコ悪かった)
すがやみつる先生が1977(昭和52)年5月号から翌年3月号まで『テレビマガジン』に連載していたスーパーカーアクション漫画です。 ルビが無かったので当時は分かりませんでしたが、999は松本零士先生の銀河鉄道と同じで「スリーナイン」と読みます。 でもそれを知らない私は、当時「きゅうきゅうきゅう」と心の中で読んでいました。 どうせなら、タイトルもポルシェの数字と同じで「ひみつ指令マシン刑事934」にすればいいのにと思っていましたよ。 ちなみに934は「ナインスリーフォー」ではなく、「きゅうさんよん」と日本語で読むんですけどね。 当時はスーパーカー大ブームの真っ只中でしたから、それにあやかっての作品…
ゴーゴー悟空(「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」の遺伝子を受け継ぐ作品?)
中1の1976(昭和51)年9月号から『テレビマガジン』を毎月買い始めた私でしたが、実はその前にも2回テレビマガジン(以下、テレマガ)を買っています。 1回目は、前年の小6だった1975(昭和50)年の夏の増刊号。 目当ては「グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突」(石川賢)の漫画でした。 2回目は、前月の1976(昭和51)年の夏の増刊号。 目当てはやはり「グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー 決戦!大海獣」(桜多吾作)の漫画でした。 さて、この1976年夏の増刊号に成井紀郎先生の「宇宙鉄人キョーダイン」が載っていました。 キョーダインたちの弟であるケンジの元に、ダダ星…
ガルラ(『テレビマガジン』を大人向け雑誌と思って買っていました)
『中一時代』『中一コース』は、文字ばっかりで漫画がほとんど載っていませんでした。 漫画に飢えていた私は、中学生になって半年後の1976(昭和51)年9月号から『テレビマガジン』を買い始めました。 9月号の表紙はフェイスオープンしたガイキングのアップだった気がします。 10月号は「マグネロボ ガ・キーン」だったかな。 1977(昭和52)年5月号が「ジェッターマルス」、1978(昭和53)年9月号が「宇宙からのメッセージ銀河大戦」、1979(昭和54)年4月号が「ザ☆ウルトラマン」がそれぞれ表紙になっていたように記憶します。 なぜかこの5つだけ、表紙のキャラクターが記憶に残っていますね。 ネット…
走れ!クロノス(『中一時代』で楽しみにしていた数少ない漫画の1つでした)
「走れ!クロノス」は1976(昭和51)年の『中一時代』に4月号から半年くらい連載された手塚治虫先生の漫画だったと記憶しています。 当時の私は、「これ、本当に手塚先生が描いているのかなあ? 手塚先生の絵のようでもあるし、お弟子さんが描いた絵のようにも見える」と感じていました。 でも、後年、手塚先生の全集にも収録されているので、手塚先生の作品であることは間違いありません。 当時も手塚治虫名義で発表されていましたし。 小学校生活最後の年が明けた1976(昭和51)年の小6の1月ごろから、周囲の友達の家には旺文社と学研から、それぞれ『中一時代』『中一コース』の宣伝資料がばんばん届き始めました。 当時…
子どものころは、番組の歌を耳だけから覚えるので、とんちんかんでもそのまま覚えます。 しかも子どもの頃の私の家の場合、雑誌もレコードも無く、情報源が何も無かったので、間違って覚えていても、それを正しく改める術が無かったのでした。 「サンダーバード」の歌では、 おー、読んでい ルナの 声は SOSだ と聞き取っていました。 ルナという名の女の子が、SOSを出していると思っていたのです。 同時期見ていた番組「光速エスパー」にルナという名の女の子が出ていたので、ルナと聞き取ってしまっていました。 そもそも「読んでい」と、言葉が中途半端なのはいいのかという感じですが。 正しくは、次のとおりですね。 おー…
宇宙鉄人キョーダイン(石森先生自らペンを執った希少な特撮ヒーロー)
宇宙鉄人キョーダイン (石ノ森章太郎デジタル大全) 作者:石ノ森章太郎 発売日: 2014/04/25 メディア: Kindle版 「変身させる必然性が無いため、変身ヒーローは描きにくい」ということで、石森先生(故:石ノ森章太郎氏)が自ら原作の特撮ヒーローを萬画に描くことはあまりありませんでした。 有名な「仮面ライダー」シリーズでいくつかと、あとは「人造人間キカイダー」「イナズマン」「ロボット刑事」「秘密戦隊ゴレンジャー」ぐらい(すみません、他にもあるかも知れませんが)。 これらに比べると、一般への知名度は少し劣るかもしれませんが、なんと「宇宙鉄人キョーダイン」もまた石森先生自らがペンをとって…
「『巨人の星』より『侍ジャイアンツ』の方がいい。特訓が短くて、直ぐに次の魔球が出てくるから」 「侍ジャイアンツ」のアニメを一緒に見ていた時の2歳下の弟の言葉でした。 私もそれは同じことを思いました。「1球投げるのに30分」と揶揄されていたほど、「巨人の星」の展開はゆっくりしたものでしたから。 原作漫画の進行との兼ね合いがアニメにはあったからです。 最近のアニメでは「ドラゴンボール」や「ワンピース」でも、原作漫画との兼ね合いで、やはり展開がゆっくりだったり、オリジナルエピソードが差し挟まれたりといったことがありますよね。 当時の私は、主役の番場蛮の真似をして、ゴムボールを握りつぶしてから投げてみ…
石森版キカイダーの萬画で、ミツコに化けたダークの女性とキカイダーが出会うシーンがあります。 この時、キカイダーは彼女がミツコではないことを見破りますが、それは彼女の「おかえりなさい、キカイダー」という言葉によってでした。 本物のミツコだったら、「おかえりなさい、ジロー」というはずだからです。 藤子・F・不二雄先生の漫画「モジャ公」で、登場するロボット ドンモが教祖の正体を見破るシーンがありますが、この時のドンモは「声紋」によって一瞬にして正体を見破りました。 コミカルで間抜けなロボットに描かれていますが、この点、ドンモの方がキカイダーより優秀に思えます。 ドンモだったら、ニセモノがどのような言…
「それは、いつ生まれたのか誰も知らない……」 このナレーションで毎回始まるアニメ「妖怪人間ベム」の物語。 大好きなんだけど、たいへんこわいオープニングでした。 「妖怪人間ベム」は、その後何度も映像化され、イケてる役者さんたちによる実写版もあれば、ベラが女子高生になっているオタクファン向けアニメ版もあります。 「ベム」第1作のエピソードで私が最も好きなのは、ガイコツの王様・女王様とベム・ベラが戦うものです。 王様のあまりの強さにベムは、「うー、ガンダー!」と妖怪の姿に変身して戦い、辛勝。 ベラは人間体のまま戦いますが、女王に首を切り落とされてしまいます。 勝利を確信し高笑いするガイコツの女王。 …
弟が買っていた『冒険王』1974(昭和49)年3月号で「仮面ライダーV3」は最終回を迎えます。 そして、同じ3月号同時掲載で「仮面ライダーX」が始まります。 昭和ライダーシリーズでは「V3」の時が人気のピークでしたから、「仮面ライダー」の漫画が2本同時掲載というのもうなずけます。 漫画を描いていたすがやみつる先生はスケジュール大変だったでしょうけれど。 「X」の漫画では、お父さんが神啓介を改造するシーンが描かれていましたが、切り取られた血だらけの手足がごろごろ転がっていました。 そんなにグロテスクに描かれていたわけではないのですが、当時の私は、「気持ち悪いな」と思って読んでいたものです。 ちな…
「キューティーハニー」の漫画は、永井豪先生によるものが『少年チャンピオン』に、石川賢先生によるものが『冒険王』に、それぞれ連載されていました。 弟が買っていた『冒険王』1973(昭和48)年12月号~1974(昭和49)年3月号はちょうど「キューティーハニー」が連載されていた時で、それはもう毎回読むのを楽しみにしていたものです。 ちょうど3月号が最終回だったと記憶しています。 後にどちらも単行本化され、永井版は全2巻、石川版は全1巻でした。 永井版のラストは変身できなくなったハニーが全裸で困っているカットでしたが、石川版のラストは戦い終えた全裸のままのハニーが笑顔で皆を迎えるといったカットで、…
マジンガーZ(冒険王で、短期間で2回も別冊付録になったほどの人気)
私が小学生のころ買ったダブルマジンガーのフィギュアです。 Zが100円、グレートのときは値上がりして150円ぐらいでした。 でも、Zの方が大きいんですよね。 水平に着陸するホバーパイルダーに対し、ブレーンコンドルは垂直に突き刺さります。 だからグレートの頭頂部は、後ろのほうが空いちゃってるんですよね。 『冒険王』1973(昭和48)年4月号に続き、5月号も買った私でしたが、買うのはそこでストップしました。 6月号からはまた『小学四年生』に戻ったのです。 『冒険王』はまあまあ面白かったのですが、私は「ドラえもん」が好きだったので、やはり小学館の学習雑誌へと戻りました(『小学四年生』6月号からはち…
私が子どものころ、家で『冒険王』を6回だけ買って読んでいました。 次の6誌です。 ・1973(昭和48)年4月号・1973(昭和48)年5月号・1973(昭和48)年12月号・1974(昭和49)年1月号・1974(昭和49)年2月号・1974(昭和49)年3月号 この内、4月号ですが、私は本当は書店に『小学四年生』を買いに行ったのでした。 ですが、書店で仮面ライダーV3がアップになっている『冒険王』4月号の表紙を見て、私は『小四』ではなく『冒険王』の方を買ってしまったのです。 『冒険王』を買ってきた私を見て、母は最初私が間違えて雑誌を買ってきたのかと思い、大きな声を出して驚いていました。 「…
マッハGoGoGo(Aボタンは、ジャンプするためのボタンだったのではない)
7つの機能スイッチをハンドルに備えたスーパーマシン、マッハ号。「マッハ号 → マッハ5 だから、ゼッケンは5番なんだな」と、子ども心にもそれは察していました。 マッハ号の機能で最も使われていたのがAボタンです。 本来の機能は「オートジャッキ」で、ジャッキ機能を内蔵しているという設定です。 停車状態で使用すると、コンテナをおろす時のサンダーバード2号みたいにボディ下から4本脚が伸びて、ボディが上へと持ち上げられるはずなのです。 でも、劇中そういった使われ方をしたのを見た覚えがありません。 ほとんど、走行中の敵の妨害による障害物をジャンプして飛び越えるのに使用されていました。 だから、私は「Aはジ…
実写版「ワイルド7」での話です。 放映されていたのは私が小3の1972(昭和47)年でした。 草波隊長役の川津祐介さんも出動する時があり、その時はサイドカーに乗って、側車には真理アンヌさんを乗せて先頭を走っていました。 翌日、友達と話をしていると、皆、「昨日は、両国がいちばん前を走っていた」と言うのです。 両国はワイルド7のメンバーの中で唯一のサイドカー乗りですが、でも、あれは草波隊長でした。 そもそも、先頭走るのは飛葉か草波以外ありえんでしょうが! 私は、「あれは両国じゃないよ」と行ったのですが、友達は皆、「両国だ」「両国だ」と言うのです。 サイドカー乗ってる=両国という認識なのかよ! と私…
シルバー仮面(「だから、シルバー『仮面』っていうんだよ」と言えれば良かった)
ミラーマンとシルバー仮面が、同じ日曜夜7時から裏番組同士で放映されていた小2当時。 私はシルバー仮面の方を見ていました。 でも、周りはミラーマン派が圧倒的でした。 友達と話をしている時、私は言いました。「なんか、ミラーマンってかっこ悪い。だって、メガネかけてるし」 これは正直な気持ちでした。 ミラーマンは、本来、1枚のゴーグルのような目元だったのです。(平成ウルトラシリーズに登場する、ミラーナイトはこの、当初のデザインに立ち返っています) でも、あのメガネをかけている顔に変わり、私は、「前の方が良かったのに」と思っていました。 さて、私の言葉に対して友達が何と返してきたかというと、「シルバー仮…
「合体したゲッターを、ただのマシンと思うなよ!」 メカザウルスをゲッター1で蹴散らす時のリョウの台詞です。 出典は石川賢氏による漫画「ゲッターロボ」。 後に、エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明監督の「トップをねらえ!」のアニメにもノリコの台詞として引用された有名な言葉ですね。 小5当時、連載されていた『少年サンデー』でこれを読んで、私はなんともいえない不安を感じました。 今風でいうならば“フラグが立っていた”のを感じていたからなのでしょう。 もちろん、当時はフラグなんていう言葉は知りませんでしたが。 ・死ぬ運命にある人物が出かける前に「必ず帰ってくるよ」と言う。・「冥土の土産に教えてやろう」とい…
ウルトラマングルーブ(私の知る中で、第3の3兄妹合体ヒーロー)
私の知る中での3兄妹合体ヒーローは、第1が「トリプルファイター」、第2が「魔人ハンターミツルギ」、そして第3が「ウルトラマングルーブ」です。 「トリプルファイター」と「魔人ハンターミツルギ」は作品名とヒーロー名が一致していますが、ウルトラマングルーブは「ウルトラマンR/B(ルーブ)」の作品中に登場するヒーローで、「ウルトラマングルーブ」という作品はありません。 これ、3作品とも兄弟の順が、男→男→女になっていて、妹は末っ子となっています。 ヒーロー物は、メインターゲットの視聴者が男児ですから、どうしても上2人を男にしてしまうのですかね。 合体はしませんが、「バトルホーク」というのもありました。…
私の知る中での男女合体ヒーローは、第1が「ウルトラマンA」、第2が「マグネロボ ガ・キーン」、そして第3が「超機動員ヴァンダー」です。 ウルトラマンAやガ・キーンに比べると、ヴァンダーをご存知ない方も多いでしょう。 あの「電影少女」の桂正和先生による本格SFマンガでした。 『少年ジャンプ』の連載時にリアルタイムで読んでいました。 私は男女合体ヒーロー物が好きで、「もっと世に登場してほしい」と思っていましたから、「これは待ってました」とばかりの作品でした。 前作「ウイングマン」もSFでしたが、ギャグの様子も強い内容でした。 それに比べ、こちらは本格的なSF作品。 私は期待して読み進めていたのです…
仲のいい大人数兄弟だったら楽しいだろうなという単純な理由で大好きな作品でした。 私は1973(昭和48)年『小学四年生』・1974(昭和49)年『小学五年生』でリアルタイムで読んでいました。 簡単に各号のあらすじというか見出しを載せますが、例によって記憶をたよりに書いていますので曖昧です。 「てんとう虫コミックス」版の「てんとう虫の歌」は全4巻持っていたのですが(どっちも「てんとう虫」でややこしいですが)、今は引っ越しの際に処分してしまって手元にありません。 「てんとう虫の歌」に限らず、たくさんマンガ本を持っていたのですが、残念ながら今はほとんど手元に残っていません。 一週家の7人兄弟ですが、…
小学館の学習雑誌「小学四年生」1973(昭和48)年6月号から翌年3月号まで連載された土山よしき先生の「キカイダー01」は抜群に面白かったと記憶しています。 現在に至るまで単行本収録はされていないようですが、ネットではページのショットをいくつか見ることができます。 私の記憶を頼りに復元すると、次のようなストーリー展開でした。 国会図書館で当時の「小学四年生」を確認すれば正確なのでしょうけれど、それをしていないので私の曖昧な記憶を元にした記述です。 ●6月号「僕は誰だろう? どうして仁王像の中から出てきたんだろう」と、ぶつぶつ言いながら歩いているイチロー。 イチローは、リエコと、彼女に手を引かれ…
私が「七瀬ふたたび」を知ったのは1979(昭和54)年の春頃でした。 父の書棚にあった雑誌を読んでいたら、その中に「七瀬ふたたび」の小説が載っていたのです。 読んでみて、あまりの面白さに驚愕しました。 ぜひ、他にもこのシリーズを読んでみたいと思いました。 雑誌をよく見ると、どうやら「家族八景」という同じ主人公の火田七瀬が登場する本が出ているらしいことを知りました。 翌日書店を探したら、実にあっさり「家族八景」と「七瀬ふたたび」の文庫本を見つけることができ、私は速攻で買って帰ってむさぼるように読んだものです。 そうしたら夏頃、ちょうどいいタイミングでなんと「七瀬ふたたび」がNHKでドラマ化される…
聖闘士星矢(私も人間は自分のためにだけ戦うものだと思っていた)
1987(昭和62)年の春から就職を機に私は1人暮らしを始めました。 そして毎週『少年ジャンプ』を買い始めました。 当時「北斗の拳」「ドラゴンボール」「こち亀」などジャンプの黄金時代を築いたマンガが連載されており、ジャンプの面白さは最高でした。 その中に「聖闘士星矢」がありました。 既にテレビアニメの放送も始まっており、私は土曜7時からのアニメも見るようになりました。 聖闘士星矢の中に、私が何度読んでも涙してしまうエピソードがあります。 それは、ドラゴン紫龍とカプリコーンのシュラが、廬山亢龍覇によって宇宙へと消えていくシーンでした。 世のため、子どもたちのため、我が身を犠牲にする紫龍に、「人間…
アニメ「どろろ」で最もこわかった妖怪がかじりんこんです。 正確ではありませんが、「1つかじって皮の味 2つかじって肉の味 3つかじって骨の味」と言いながら、ひたひたと忍び寄ってくるのでした。 幼い私は、かじりんこんのことを思うと、本当に夜トイレに行くのが恐怖でしたね。 当時住んでいた家のトイレが屋外にあったんですよ。 もう、ほんと、ヤでした。 主人公百鬼丸は、両腕を飛ばすと、腕から直接生えている刀が飛び出します。 これで妖怪と戦うわけですが、かっこいいなあと思っていました。 百鬼丸は全身がつくりもの(それも木造!)の、現代で言えばサイボーグですが妖怪を倒す度に体の各部が生身に戻っていくという設…
加山雄三のブラック・ジャック(どうしてわざわざ奇抜な扮装を?)
1981(昭和56)年に放映された「加山雄三のブラック・ジャック」は、タイトル通り加山雄三さんが手塚マンガのブラック・ジャックを演じた番組です。 脚本はジェームズ三木さん。 マンガのエピソードを1時間番組でやるので、大幅にふくらませなければなりません。 そのためなのでしょう、普段のブラック・ジャックは画商という設定が作られました。 しかも画商の時のブラック・ジャックは、普通のスタイル。 加山雄三さんの姿です。 前髪で顔も隠れていないし、髪も半分白くないし、顔に縫い目もありません。 実写番組の中に、実際にブラック・ジャックの姿の人が現れたらかなり違和感がありますから、そこを考えてのことだったのか…
『冒険王』で連載開始した時、1973年4月号では「ミクロイドZ」だったのに5月号では「ミクロイドS」にタイトルが変更されていました。 子どもの時の私は「マジンガーZ」と「Z」が重なっているから「S」になったのかと思っていました。 あと、この「S」って何なんだろうとも思っていました。 数年前ネットで読んで知ったのは、タイトル変更理由はスポンサーさんの影響だったということです。 「ミクロイドS」のスポンサーはセイコー。 それなのに、ライバル社のシチズンを想起させる「Z」が付いているのは好ましくない。 それで、ZからSに変更されたと。 まあ、Sもそうですが、それじゃあ元々のZにすら何か意味があったの…
ノーマンの回の衝撃がいまだにネットなどで語られる「スペクトルマン」 はっきり覚えているシーンの1つが首を食いちぎられた女の人の血まみれの体が地上にたたきつけられるシーン。 本放送時に見た子ども心に刻みつけられました。 成人後、ノーマンの回を再見する機会がありましたが、あまりの凄惨さに一緒に見ていた妻が悲鳴を上げたほどです。 現在なら絶対放映できない描写です。 スペクトルマンは、タイトルも主題歌も何回か変更されています。 「宇宙猿人ゴリ」→「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」→「スペクトルマン」と変遷しますが、子ども心に最初から「なんで、スペクトルマンじゃないの?」と思っていました。 私がスペクトル…
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