taxi driver
乗客たちに殴られたあと、一人ぼっちのおれは口の血をぬぐい、孤独なアパルトマンに帰りついた ベッド横のテーブルに死んだママンにもらった聖書。去年ママンも死んだ。一昨年かも知れない。わかんない。去年だったんだろ 弾を確認する。この弾丸で聖書を撃ち抜けるだろうか。カーネーションが枯れている。オイルかけて燃やし捨てる。選挙区へ向かう 選挙にいったことがない、それは政治的でないからで、政治的になりたければ箱に紙っぺら一枚でこと足りると耳にし、唖然としたが 口が痛え、腫れていやがる、覆してえ、今度はこっちから狩る、孤独な毎日、女もいない、孤独から孤立、それでいて由ない
2024/02/23 17:00