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うちのガラクタ http://utinogarakuta.blog.fc2.com/

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

どこか昭和を感じさせる生活道具や民具が好きです。”雑閑”では日々の雑記・展覧会・読書・映画・フリマ・骨董市などでの感想を、”モノがたり”では部屋のガラクタを、”一枚の写真”では昔の旅写真などを載せています。つたないモノコトの紹介ですがお愉しみください!

フナコレタロ
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小平市
出身
旭川市
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2020/09/05

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  • 1204 画面のなかに _018 被り物

    ● 民具絵はがき・被り物 神奈川大学日本常民文化研究所“民具絵はがき”のなかにあった、中世の絵巻物の被り物尽くしの1枚。高貴な方の烏帽子のようなものから、庶民の笠、頭巾の類が確認できる。現代では祭礼や時代劇のなかでしか見かけないような被り物もある。さきに紹介した“履き物尽くし”の絵はがき同様に、絵巻物はどのような場面なのだろうか。被り物からわずかに覗く髪型や、顔の表情も様々で興味深い。 ● 『アジアの笠...

  • 1203 草履

    履き物シリーズ最後は草履です。こちらも個性をかんじさせますね!1 タケノカワゾーリ L240/W100 竹皮、布 福島県耶麻郡西会津町野沢本町2 ヌノゾウリ L220/W85 稲藁、布 新潟県佐渡郡小木町3 ゾウリ L225/W85 稲藁、木綿布 新潟県佐渡郡小木町4 ゾウリ L230/W85 蒲、稲藁、布 新潟県十日町市赤倉5 タケカワジョウリ L150/W80 竹皮、布 長野県下伊那郡清内路村6 ワラゾウリ L230/W90 稲藁、布 長野県北佐久郡浅科...

  • 1202 編み具

    ● 編み具民具絵はがきにあった謎の道具およその見当はつけてはいたけれど・・・・赤坂憲雄『山野河海まんだら』のなかに同じものを発見。草履表を編む写真のなかで縄の掛け具として使われている。ただ絵はがきのほうの腕木は2本だけど、こちらはどう見ても1本である。この違いは何だろう・・・・・『日本再発見 芸術風土記』の皮切りに、岡本太郎が秋田県八郎潟町を撮った写真(1957年)をつぶさに見直してみる。厩のある土間に坐りこみ...

  • 1201 モノがたり _336 タイル

    ● 『日本全国タイル遊覧』 吉田真紀 書肆侃侃房 2022年図書館にあったタイル本開いてみたらおなじタイルが載っていた。本書のなかでも一等地味な、民宿となった元銭湯「民宿 浜の湯」ところは、あんこうが名物の茨城は大洗。英国のビクトリアンタイルをまねて作り、かってはさかんに海外へも輸出された。国産の日本製“マジョリカタイル”と呼ばれるもの。 ↓http://utinogarakuta.blog.fc2.com/blog-entry-128.html風呂場に...

  • 1200 草鞋

    先回は藁沓を紹介しまいたが、今回は草鞋(わらじ)です。こちらもよく観るとそれぞれ微妙に違っています。ウシノクツ、ウマノクツはおまけまで ・・・・・ 1 草鞋 L210/W90㎜ 2 草鞋 L240/W85㎜ 3 ワラジ L230/W80㎜ 岩手県岩手郡雫石町西安庭 4 オソフキワラジ L230/W110㎜ 福島県南会津郡下郷町大内 5 ワラジ L190/W65㎜ 東京都 6 ワラジ L220/W70㎜ 東京都 7 ワラジ L215/W70㎜ 山梨県北都留郡上野原...

  • 1199 モノがたり _335 メダイ

    ● 不思議のメダイ 17×10ミリ小指の先にのせても余る小さなメダイを肌身離さず身に付けていた。聖母マリアが描かれた“不思議のメダイ”である。いつしか留金がはずれ、赤い七宝もすっかりかせてしまい、長らくしまい込んだままだった。今日の聖夜にあやかり久しぶりに出してみる。メダイの表には地球(全世界)に乗り、蛇(悪霊)を踏み砕くマリア像。指先から発する光線が四方に輝く。「聖寵にして穢れなく宿りし聖マリア、我ら...

  • 1198 履き物

    自分が生まれた世代・地域より藁を用いた道具にはまるで無縁のまま育った。それでもとくに冬場のこの季節にはなぜか藁編みの道具に、温もりと親しさを覚えてしまう。浅草の「かまわぬ」で『藁の道』展をみてから丁度4年が過ぎた・・・・・・ ↓http://utinogarakuta.blog.fc2.com/blog-entry-434.htmlこの間折りに触れ、藁の民具を観たけれど。そのなかには草鞋や草履など藁で編まれた履き物もいくらかあった。この秋の小石川植物園の...

  • 1197 履き物

    今回も引き続き駒沢女子大学の『履き物』展(2009)より下駄やサンダルなど。近年は現代的にアレンジされた下駄やサンダルが流行っているのか各メーカーとタイアップしてさまざまな製品が紹介されていた。普段は気にとめない女性の現代の履き物もこうして見比べてみるとそのデザイン性がなかなか多彩で愉しかった。 ● ビーチサンダル 駒沢女子大学『履き物』展(2009)よりハワイアナスのビーチサンダルは、カラーバリェーション...

  • 1196 履き物

    ひきつづき駒沢女子大学『履き物』展(2009)より今回は足をすっぽりと覆うタイプの“沓”です。神事で神主が履く沓はときどき見かけますがそれ以外のものはなかなか目にする機会がない珍しい履き物ばかりです。 ● 海外の沓 駒沢女子大学『履き物』展(2009)より 上; タイの布製沓北部タイのチェンセーンでもとめたラフ族のもの。底は布を幾重にも重ねた刺し子仕上げ、側には刺繍、爪先がおおきくカーブしたかたち。展示につか...

  • 1195 履き物

    先に中世の絵巻図絵にみる履き物を紹介しましたが。今回は、藁で編んだ草履や草鞋(わらじ)など現代のものです。2009年度駒沢女子大学祭の学芸員実習展示でみた、『履き物』展より抜粋してみます。民具のたぐいのものから、若者らしく現代流行のハイファッションのシューズやサンダルまで履き物を幅広くとらえて紹介したとても斬新で愉しい展覧会でした。 ● 草履や草鞋など 駒沢女子大学『履き物』展より上;栗野下駄木下...

  • 1194 画面のなかに _017 履き物

    ● 履き物尽くし 中世の絵巻物より前回紹介した、中世の絵巻物絵はがきにあった履き物尽くしの一枚。下駄や草履、草鞋に沓とさまざまな履き物が並んでいる。腰から下のクローズアップだから周囲の場面や履き物を履く人がどのような階級・諸職なのか判然としないものもある。それいにしても、足元が描く姿はなんと多様なんだろうつい、みえない絵巻物の描かれた画面を、どこか愉もしく想像してしまう。そのなかで右上端の一枚は...

  • 1193 画面のなかに _016 ハガキ

    レターセットのなかから現れたのが、こんな5葉の絵はがき。以前、神奈川大学日本常民文化研究所主催の民具の記念講演会で頂いたもの。上の4葉は絵巻物に載った生活の場面や民具を拡大したもの。下の市松模様に民具尽くしは、民具研究会の記念品として配布された染め抜きの手拭いなどを写したものだろうか。日本の民具研究の父、渋沢敬三は辞典の「字引」のように平安・鎌倉・室町時代の主要な絵巻物の絵図から庶民生活が描かれた場...

  • 1192 モノがたり _334 馬鈴

    ● 馬鈴 径65×25、75×35ミリじゃがたらいものジャガイモを“馬鈴薯”と記すのを小学百科事典に載ったゴッホの画ではじめて知った。つまり新大陸からこのイモが伝搬する遥か以前に馬鈴があったのだった。幼少のころは、まだかろうじて残飯を回収したり石炭を運んでくる荷馬車が走り、蹄鉄を打つ鍛冶屋も近所にあったような記憶が残る。それでも馬がシャンシャンと共に音を運んできた記憶が一切ない。先日観た横浜市歴史博物館の展...

  • 1191 犬橇

    立川へ向かう道すがら「オーロラでも見よっか」と友だちと寄ってみた国立極地研究所の“南極・北極科学館”!科学館とはこんな施設です ↓http://utinogarakuta.blog.fc2.com/blog-entry-35.html ● 国立極地研究所、南極・北極科学館コロナとなって以来久しぶりの訪館です。件のオーロラシアターは感染対策で暗幕は開けっぴろげのまま、幕間から覗きみる10倍速の記録画像の5分間。背後に流れる幻想的な喜多郎風のBGMを聴きながら...

  • 1190 民具のデザイン図鑑・後期展

    『民具のデザイン図鑑』の後期展示がはじまりました。今回あらたに入れ替わったものが、ざっと以下の資料です。ただ残念なが、図鑑にはある、箕、背負い袋、頭額帯運搬籠などの編組品。夜着や風呂敷、絵馬などが一切見られず、図鑑にあるものを全部紹介と、ぐっと思い切った展示替えをして頂きたかった。それでも前期展示とは雰囲気も若干変わり、まあ新鮮というとことで・・・・・・。こちらは過去に観た絵馬展より ↓ http://utin...

  • 1189 画面のなかに _015 誤植

    ● 『活字・近代日本を支えた小さな巨人たち』 横浜市歴史博物館博物館で手にした一枚のちらし。鉛を溶かしてつくった活字組のデザインがなんとも洒落ている。若き日の父は新聞社で写植(写真写植)工をやっていた。紙型版からおこされた鉛版が巨大なドラムにセットされ、新聞が次々に刷り上がっていくそのさまに感動した。印刷物の多くが、いまのようにオフセット印刷でなかった時代まだまだ町工場のように小さな活版植字...

  • 1188 モノがたり _333 スキットルボトル

    本年も寒さ増したるこの季節、懐中にこんな小瓶を忍ばせてちびりちびりやってます。円と角、どちらが使いやすいか?円いタイプはイギリス製、90×30×高さ140ミリ彼の地の労働者が日々用いたものか、瓶に付属のピューターの杯は使い込まれてガバガバです。酒飲みの神様に育てられ、雰囲気こそはバッチシながら、難点は瓶・杯ともに置けない点。 ↓http://utinogarakuta.blog.fc2.com/blog-entry-590.html・・・・・ ということで、ち...

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