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2020/08/11

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  • 心理学用語集 意志薄弱とは

    意志薄弱(いしはくじゃく) 持続性のなさを特徴として、環境の影響をやたら受けやすい傾向のこと。H.エミングハウスは、これは意思欠如と区別しようとしたが、今はほぼK.シュナイダーの意志欠如と同義として用いられ、これよりは軽い程度と見られている。 意志薄弱は、意志というものがほとんどないだけでなく、長続きもしないため、他人や環境の影響を非常に受けやすい。その結果、考えや気持ちがコロコロと代わり、無責任で全く信用がおけない。もちろん、良い影響よりも、安易で、快楽思考的な影響を受けやすい。 易きに流ればかり。アルコール依存者に多い。

  • 躁うつ病とは

    躁うつ病 統合失調症と並ぶ二大内因性精神病の一つ。躁状態やうつ状態という感情の障害が、はっきりとした周期を持って出現し、通常、経過後に人格欠陥を残さずに完全な回復に至る。以前は感情病ともいわれていた。また、その両極性に注目して循環精神病、循環病とも呼ばれ、今では双極性障害とされる。 古代ギリシャのヒポクラテス全集の中に、すでにメランコリーとマニーの状態像の記載がある。当時の体液学説に従うと、黒胆汁の過剰がメランコリー(うつ)を、黄胆汁の過剰がマニー(躁)を引き起こすと考えられていた。19世紀、J.P.ファルレとJ.バイヤルジェはほとんどときを同じくして、独立的に躁病とうつ病が単一の疾患の異なる…

  • うつ病の種類とうつ病仮説

    1.うつ病の種類 (1)症状によるうつ病の種類 メランコリー型:重症のうつ病の一つ。ほとんどすべての活動で喜びが全く感じられなくなる。早朝覚醒、過度の焦燥または気力の減退、食欲不振または体重減少、過度の罪悪感などの症状が見られる。 緊張病性:全く動かず硬直して見えたり、神がかりになったように見えたりする。 二重型:長期にわたる軽度の慢性うつ症状が続いた後、大うつ病エピソードが始まる。新たなうつ病が加わったのか、単にうつ病が悪化したのかは、はっきりしていない。 焦燥型:落ち着いていられない。不安を伴ううつ病の重症の型か、単極性と双極性の「混合性」と考えられる。 非定型(新型うつ病):従来型うつ病…

  • 気分障害

    気分障害 1.気分障害の成り立ち 従来の抑うつ神経症や躁うつ病、情動性人格異常など、抑うつや気分の高揚などの気分変化を主とするカテゴリーの総称として、1987年、DSM-Ⅲ-Rで最初に用いられた疾病分類。後にICD-10においても採用された。これまでは感情障害とされてきたが、全般的かつ持続的な情動の変化を指すには「気分」という語がよりふさわしいとして、気分障害という名称が採用されている。下位分類として、単極性障害や双極性障害が含まれる。現在の気分障害は、従来の内因性うつ病の概念を放棄したものだが、それはE,クレペリンの述べたものに極めて近い。 気分障害は、統合失調症と同様に生物学的要因の強い障…

  • うつ病とは

    うつ病 1.うつ病 うつ病とは、古代からメランコリーという名で知られている状態である。うつ病(depression)の語源は、ラテン語のdepremere(抑える、低下される)であり、もともとは精神機能の減少や障害を表す概念として用いられた。E.クレペリンは、このうつ病を悲哀不安的気分失調と思考行動の困難を伴う状態である定義したが、現在、うつ病の概念を一言で表す症状はない。 2.抑うつ状態 その一方で、抑うつ状態は、病因や経過を重視する。よく挙げられる分類は、身体因性うつ病、内因性うつ病、心因性うつ病の3つである。なお、原則として経過の長短は予後や診断と関係ない。 (1)身体因性うつ病 身体疾…

  • 心理学用語集 常習(慣習)犯罪者とは

    常習(慣習)犯罪者(じょうしゅうはんざいしゃ) 犯罪が常習(慣習)となっている犯罪性の進んだ犯罪者の一類型。ヴァールベルクによって提唱され、アシャッフェンブルクによって、その犯罪者分類(偶発殺人、激情犯人、機会犯人、予謀犯人、累犯者、慣習犯、職業犯)の中に位置づけられた。 C.ロンブローゾによる生来性犯人、およびH.W.グレーレによる傾向犯罪者もこれに似た概念である。 犯罪の原因は、本人の性格と環境の関係にあるが、慣習犯罪者の場合は本人の人格特徴が重視されている。情性欠如・抑制欠如・爆発性を合併するような異常性格者では、些細な刺激に反応して多方向の慣習犯罪者になることが多い。

  • 統合失調症とは

    統合失調症 1.はじめに 統合失調症は、発生頻度の高さ、病像の特異性、治療上の困難さなどから、最も重視すべき病気といえる。にもかかわらず、身体的基盤については今のところ確実な知見が得られていない。その診断はもっぱら精神症状と経過を観察することによって行われる。 経過の特徴は、 主として青年期に発症し、 しばしば進行性または推進性に経過し、 しばしば人格の統合性において特有の欠陥を残遺するか、ときには人格の荒廃状態に至る、 というものである。 精神症状は、様々なものがあるが、主なものとしては、 対人接触に際しての特有な障害(思考の硬さ、不自然なぎこちなさ、表情の少なさ、心の通じにくさ、プレコック…

  • 心理学用語集 激情犯罪者とは

    激情犯罪者(げきじょうはんざいしゃ) C.ロンブローゾは、生来性犯罪者と区別される犯罪者類型として機会犯罪者と激情犯罪者をあげた。ブチ切れたことによって、冷静な判断を失い、犯行に至るもの。H.グレールのいう激情からの犯罪者と近い概念であり、酩酊状態において行われることが多いとされる。

  • 心理学用語集 偶発犯罪者とは

    偶発犯罪者(ぐうはつはんざいしゃ) 不注意または過失によって、犯罪を起こすことになったものをいう。この場合、機会犯罪者と同様、一時的なものであるが、故意ではない。

  • 抗精神病薬 基礎知識と補足事項

    向精神薬の基礎知識と補足事項 1.うつ病の病因仮説 古典的モノアミン仮説では、うつ病は脳内モノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン・ドパミン)量が減少することに起きると仮定する。そのため、抗うつ薬によって低下したモノアミンを増加させることにより、うつ状態が改善するとされる。しかし、抗うつ薬の投与すると脳内モノアミン量は数時間後には正常レベルにまで戻るが、うつ状態が改善するまでには少なくとも1〜2か月程度かかる。このタイムラグがうつ病の古典的モノアミン仮説の最大の矛盾点である。 そこで近年注目を集めているものが、うつ病の神経可塑性仮説である。神経可塑性仮説では、ストレスにさらさえると脳由来神経栄…

  • 抗精神病薬の種類 抗不安薬

    抗不安薬の種類 現在使用されているのは、ほとんどがベンゾジアゼピン系の薬物。ベンゾジアゼピン系の薬物は元来、精神的・身体的依存をきたすが、臨床に用いられるものはできるだけその傾向が少ないものが選ばれる。利点は、薬効量と中毒量の差が大きいことにある。適応範囲は非常に広く、神経症圏からほとんどの精神病圏までに渡る。 1.ベンゾジアゼピン系 当初、非常に安全な薬といわれていたベンゾジアゼピン系の抗不安薬であったが、その後の研究によって様々な問題が表面化している。その中でも最大の問題は、依存と耐性が生じることであり、アメリカ国内ではベンゾジアゼピン系の薬物投与を最大でも4週間とする注意書きが添付されて…

  • 抗精神病薬の種類 抗躁薬(気分安定薬)

    抗躁薬(気分安定薬)の種類 気分の変調を是正するために投与した抗うつ薬を「補強する薬剤」、または「維持期の再燃を予防するための薬剤」である。 総称名テグレトール、一般名カルバマゼピン。非常に多彩な適応効能を持つ薬剤。基本的には抗てんかん薬で、重篤な副作用に注意。 総称名デパケン、総称名セレニカ、一般名バルプロ酸ナトリウム。もともとは抗てんかん薬で、古くから気分安定薬として使われてきた。外傷性てんかんの発作防止のためにも使われる。デパケンは、急速交代型や躁うつ混合状態のような躁状態に有効であるとされる。 総称名リーマス、一般名炭酸リチウム。作用機序は不明。もともとオーストリアの研究者が尿酸の毒性…

  • 向精神薬 抗躁薬と抗不安薬の特徴

    抗躁薬と抗不安薬とは 1.抗躁薬 抗躁薬とは気分安定化薬とも呼ばれ、躁病や双極性障害(躁うつ病)の躁状態に対して効果のある薬のことである。躁病や双極性障害の症状がエスカレートすると、多額の金銭を浪費したり、万引したり、大言壮語したり、他人に横柄な態度を取ったりと問題行動ばかりが多くなり、周囲への負担も非常に大きくなる。 特に躁病を患った患者の株の売買や、事業展開などは多額の借金が膨らむことも珍しくなく、躁病による金銭的な負担はうつ病などとは比べものにならないくらい程、酷くなる(ことが多い)。このような躁状態を沈静化してくれるのが抗躁薬である。現在、日本において主に処方されているのは炭酸リチウム…

  • 抗精神病薬の種類 非定型抗精神病薬

    非定型抗精神病薬の種類 非定形抗精神病薬は、いくつかの精神伝達物質に対してより選択的に働き、ドーパミン受容体遮断作用だけでなく、セロトニン受容体をはじめとする様々な受容体に遮断作用を持つのが特徴である。現在の抗精神病薬の主流。 従来の定型抗精神病薬にあった錐体外路症状は非常に少なく、統合失調症の様々な状態に使用でき、処方を単純化できるというメリットがある。 1.SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬) 統合失調症の陽性症状から陰性症状まで様々な状態に使用できる。急性期の滅裂興奮状態から幻覚妄想状態、昏迷状態、緊張病性興奮状態、うつ状態、無為自閉状態など。躁、うつ、発達障害にも使う。その一方で、副…

  • 心理学用語集 機会犯罪者とは

    機会犯罪者(きかいはんざいしゃ) ワークベルクによって提唱された概念。目の前のせつな的な誘惑に魅せられて犯罪に及ぶものをいう。激情犯罪者、偶発犯罪者と並んでF.V.リストのいう瞬間犯罪者に属するが、情緒的な興奮がほとんどない点で激情犯罪者と異なり、過失によるものではない点で偶発犯罪者とは異なる。 その特徴は、考えが浅く、誘惑に負けがちなことである。F.エクスナーは、さらに能動的機会犯罪者と受動的機会犯罪者に分けた。 能動的機会犯罪者とは、機会的状況を利用して積極的に犯罪に及ぶもの。これ幸いとやってしまう。 受動的機会犯罪者とは、犯罪性はそれ程ではないものの、誘惑に抵抗できず、目の前の金銭などに…

  • 抗精神病薬の種類 非定型抗精神病薬

    非定型抗精神病薬の種類 非定形抗精神病薬は、いくつかの精神伝達物質に対してより選択的に働き、ドーパミン受容体遮断作用だけでなく、セロトニン受容体をはじめとする様々な受容体に遮断作用を持つのが特徴である。現在の抗精神病薬の主流。 従来の定型抗精神病薬にあった錐体外路症状は非常に少なく、統合失調症の様々な状態に使用でき、処方を単純化できるというメリットがある。 1.SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬) 統合失調症の陽性症状から陰性症状まで様々な状態に使用できる。急性期の滅裂興奮状態から幻覚妄想状態、昏迷状態、緊張病性興奮状態、うつ状態、無為自閉状態など。躁、うつ、発達障害にも使う。その一方で、副…

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