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こはるびより 4
笹倉家の義父は昔から、国内にある優秀な大学や企業の研究チームを支援するため多くの寄付金を出してきた。そのうちの一つが、こはるが勤める大学病院の新井ドクターのチームで、先日国内初の移植を成功させ世間を賑わせたばかりだ。その祝賀パーティーとも言
2024/05/31 22:49
こはるびより 3
午前中に1件、少し休んで午後から1件の手術を終え、体力的にも精神的にもクタクタだ。ドクタールームの「笹倉こはる」というプレートが置かれた自分の席に深く腰を下ろし、ガンガンに張った肩を揉みほぐしながら「はぁーーー」と息を吐く。ここのところかな
2024/05/29 23:02
こはるびより 2
こはるとの冷めた夫婦生活はもう3年以上も続いている。笹倉邸の西棟は俺たち若夫婦のために広いリビングと大きな2つのベッドルームがある専用スペースだ。そのベッドルームは元々夫婦のものと、生まれてくる子供のために作られたものだが、言うまでもなく俺
2024/05/26 23:55
こはるびより 1
この作品は道明寺司のラブストーリーです。相手役はつくしではありません。キュンキュンするような作品になれば…と思っています。どうぞお付き合いください。………………ここは都内の高級住宅が並ぶ一等地。そこに道明寺邸よりもさらに広い敷地を誇る笹倉邸
2024/05/23 14:54
新作について
前サイトも含めて約10年、色々な設定のつかつくを書いて参りました。その中でも書きたくても書けなかった設定がありまして、それはつくしの方が司よりもお嬢様だという設定です。何度か書いてみたのですが、どうしてもイメージが合わなくて(笑)ボツにして
2024/05/22 22:39
眠れない夜 41(最終話)
…………半年後…………数日前に町長宛てに一通の書類が届いた。それはあの視察団からの報告書だ。視察団が帰って以降、なんの音沙汰もなく季節は冬を迎えようとしている。役場の職員や町民の間では、ホテル建設の話は白紙になったのだろうと、最近では話題に
2024/05/20 23:26
眠れない夜 40
テントの中。並んで座り、ポツポツと鳴り響く雨音を聞く。「帰れそうにないね。」牧野がそう呟くから、「俺はそのつもりで来たけど、おまえは大丈夫なのかよ。」と、聞く。「明日は仕事休みだからへーき。」その答えに、俺は首をかすかに横に振りながら言って
2024/05/16 17:28
眠れない夜 39
視察団の訪町も残すところあと2日になった。今日は特に予定も入っていなく、それぞれが観光を楽しむことになっている……と昨夜、道明寺から電話で聞いた。正式に付き合うことになったあたしたち。なんだか夢のようだけど、毎日かかってくるメールや電話に、
2024/05/13 18:22
眠れない夜 38
家に着くなり、後悔する。道明寺が来るなんて思ってもいなかったから、脱ぎ捨てた服などがリビングに散乱している。「ちょっ、ちょっと3分だけここで待ってて!」そう言って、道明寺を玄関で待たせて、慌てて片付けた後、「どーぞ。」と、息を切らしながら中
2024/05/11 23:59
眠れない夜 37
視察団が来たという噂は、次の日にはあっという間に町中に広がっていた。昼過ぎに役場に顔を出したげんさんが言うには、町に古くからあるホテルと民宿のオーナーたちが猛反発をしていて、抗議活動をすると意気込んでいるらしい。彼らの孫の顔まで知っている役
2024/05/09 09:49
眠れない夜 36
一行が視察に出かけてから、役場の中は騒然となった。「牧野さんっ、さっきのイケメンと知り合いなの?」「……えーと、」「彼は、どこの誰?」「どこのって……、」あたしのデスク周りは人だかり。「高校、大学の同級生です。」「同級生?そういえば、牧野さ
2024/05/05 21:29
眠れない夜 35
「牧野さーん、今月の広報に載せる写真、これでいい?」「はい、それでお願いします!それと、お祭りの日程も目立つところに大きく入れたいんですけど。」「了解〜!!」ここは北海道にある人口5万人弱の小さな町。大自然に囲まれたこの町は、夏はキャンプ、
2024/05/02 11:29
2024年5月 (1件〜100件)
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