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2020/07/09

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  • 2年ぶりの油絵 開かない油壺のあけ方

    一ヶ月に一枚程度は油絵を描きたいと、今年の初めに思っていた気がする昨今ですが、退院の勢いに任せて、2年ぶりに描き始めました。道具箱に眠っていた絵具や筆が無事に使えそうで安堵したのもつかの間、とき油を入れるための、油壺のフタが開きません。完全に固着しており、どんなに力を掛けても、プライヤーを使っても回らず。熱湯に沈めてようやく開いた中には、謎の油が入っていました。50号に入院中のスケッチを頼りに描いています。 進捗25%

  • Clip Studio Paint 最強TIPS集

    クリスタTIPS集 Clip Studio Paintの小技について、個人的な備忘録としてこのページを作る。徐々に項目が増えて行けば、やがてはTIPS集になるでしょう。作ったこと自体を忘れなければ。 001.レイヤーを探す 画像内の編集したい部分が、どのレイヤーに描かれているか調べたい場合、Ctrl+Shiftキーを押しながら、当該部分をクリックすると、そのレイヤーがハイライト表示される。 002.(見出し) (内容) 2021.7.21

  • コロナ下の公園スケッチ

    入院以来、スケッチブックの登場回数がにわかに高まっています。週末は買い物のついでに、少し遠くの公園まで足を伸ばしました。大きな池のある公園でした。池の小島の弁天堂まで続く、橋の赤色が印象的でした。帰ってからスケッチにデジタルで色を付けました。 通行料 マスクをしているところが怖い

  • 胡桃に酒 細川ガラシャ

    印象に残っている小説があります。司馬遼太郎の短編で「胡桃に酒」という作品です。この小説は、絶世の美女として有名な細川ガラシャと、その夫細川忠興を中心とした群像劇です。明智光秀の娘、細川ガラシャはその洗礼名から解る通り信仰厚い耶蘇(キリスト教徒)であり、その夫忠興は、利休七哲に数えられる文化人でした。胡桃と酒は食べ合わせが悪いのだそうで、物語は、はじめから様々な人物の思惑がぶつかり合い、やがて破局へと突き進んでゆきます。この短編の印象が強烈なのは、「まとも」な人間が一人も出てこないことです。ガラシャの信仰心は、全てをなげうつほどに狂信的です。しかし物語は、ガラシャ対周囲の人々という対立構図にはな…

  • セルフコントロールと絵を描く人生

    セルフコントロールー理性による衝動の抑制は、人間一生の課題である。先日、日がな一日youtubeでさいとうなおきさんの動画をボーッと見ていた。さいとうさんはイラスト上達法の動画が人気のイラストレーターだ。動画の中で、上手くなりたい人は一枚に10時間かけてみよう、というような趣旨のことを仰っていた。私にはほんの少しだけ絵を習っていた時期がある。そのころ私のデッサンは「明暗や質感は掴めてるけど下絵の段階」「悪くないけど途中」「手数が足りない」「帰れ」というような評価を受けていた。絵の講師はよく、「追求」という言葉を使う。描ききることが大切という。私は絵を描くのは楽しいけれど、描いてるうちに「悪くな…

  • 『北の無人駅から』茅沼のタンチョウと駅長

    北の無人駅から 作者:渡辺 一史 北海道新聞社 Amazon 『北の無人駅から』というノンフィクションを読んでいます。 映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者渡辺一史さんの著書で、本書には題名の通り、北海道の無人駅から始まる文章が7本収録されています。読み進めるほどに、駅と土地に刻まれた、さまざまな人生が脳裏に浮かび、そのそれぞれが重厚で、ゆえにあまり読み進められていません。 2章の茅沼(かやぬま)はタンチョウの飛来地として有名です。駅は92年に無人化されますが、それまではタンチョウの給餌も駅の関係者が行っていたそうです。 腕のラインが2本なので駅長です。

  • 最后 入院生活40日(10)

    退院が間近に迫った頃、病室で撮った写真です。 「1-1 終了后抜針」と書かれています。 長い入院生活の末に、点滴は1日1本にまで減りました。この写真を撮ったのは、それが理由ではありません。私の知る限り、「後」を「后」と書くのは、さだまさしだけです。「F 0」の誤読でないことを確認したくて、写真を撮ったのです。聞いた看護師によると、病院では「後」の代わりに「后」の文字を使うとのこと。理由は時間節約のためだそうです。とすれば、スマホ片手に迫られているこの時間はさぞや迷惑なことでしょう。 www.youtube.com 入院生活の記事はこれでひとまず終わりです。唐突に始まった病院暮らしは、初めての連…

  • 譫妄 入院生活40日(9)

    譫妄 せん-もう 錯覚や幻覚が多く、軽度の意識障害を伴う状態。(広辞苑) 一般に「せん妄」と表記されますが、記事タイトルを漢字二文字縛りにしているのでこの表記になりました。 「譫」の字は一文字で「たわごと」と読みます。「譫妄」以外には「譫言(うわごと)」などと書くときに、まれに登場します。 今回の話題は「術後せん妄」です 術後せん妄 術後せん妄とは、手術をきっかけにしておこる精神障害で、手術の後いったん平静になった患者さんが1~3日たってから、急激に錯乱、幻覚、妄想状態をおこし、1週間前後続いて次第に落ち着いていくという特異な経過をとる病態をいいます。 健康長寿ネット(https://www.…

  • 屋上 入院生活40日(8)

    入院患者の屋上への出入りは自由だった。屋上からは、度田舎の風景を一望することができた。森と住宅街が見える。いや基本的にはそれしか見えない。それでも、遠くの集合住宅の並び方など、印象的な風景もあった。 屋上には滅多に人がおらず、一人でいると開放感も寂寥感もひとしおだった。屋上が出入り自由というのは、特に説明を受けていたわけじゃないが、立ち入って怒られもしないので、なんとなくかよっていた。ある日、スケッチブックを見た医者が、↓の絵をいいと言ったので、そのときから、夜間も含めて正式に立ち入りは自由ということに、私の中ではなった。 屋上で点滴棒片手に、上の絵を描いたのは、入院中盤の晴れた日の夜8時頃だ…

  • 絶食 入院生活40日(7)

    絶食27日間の記録 栄養剤から解放された27日目以外の日数はおよそ適当。 初日から3日目 無(完全なる無) 栄養も水分も全て点滴によって得た。腹は減らない。そもそも食欲がない。苦痛があるだけだった。 3日目から15日目 無(水300cc) 1日300ccの水を飲むことを許される。一気に飲んで枯渇させないようにとのご配慮から、朝・昼・夕に100ccずつ渡される。渡された吸い飲みを、パイプに見立てて小粋にすするのが唯一の娯楽だった。10日くらい経って、次の段階に移行するかというときに、空腹感があるかと聞かれたが、それももうわからない。 15日目から27日目 エレンタール 朝・夕の2回、昼は無し。エ…

  • 窓 入院生活40日(6)

    私が入院したのは、生まれ育った地元の病院だった。いわゆる郊外だが、郊外とは良く言いすぎで、何も無いところだ。そもそも郊外というのは、そういう土地を良く言うための言葉なのかも知れないと思った。踊り場の窓から外を見て、都市生活を懐かしんだりした。歩けるようになってからは、階段昇降が日課になった。リハビリとして、高齢者がやるタイプのスクワット(手すりを掴んでやる)を理学療法士に教わって、しばらくやっていたが、ドレーンが抜けるということでまもなく医者に止められた。階段昇降のついでに、窓から見える風景をスケッチした。窓外は毎日同じ景色だが、スケッチブックを開いて、それをどう切り取るかと考えることは、入院…

  • 点滴と私 入院生活40日(5)

    点滴との関係は手術翌日からはじまり、退院前々日までつづきました。最初の段階は抗菌薬(抗生物質)や、その日に必要な栄養などを、点滴薬(輸液)の袋を1日に8度交換しながら、朝から深夜まで滴下される生活でした。点滴による静脈注射でも、体内に入る液体はどうにかして排出せねばならず、最後の尊厳を守るためには朝方まで手洗いに立つ必要があります。 空き缶に落ちる点滴 点滴薬の交換作業も深夜まで続きますが、輸液が無くなるタイミングは必ずしも完全に把握されていません。滴下の速度は様々な要因で多少変化するため、患者側が注意を払って申告しなければ、輸液が切れて、血液の逆流や、血管に気泡が入る事態になってしまいます。…

  • じつと手をみる 入院生活40日(4)

    入院初期は自分の手ばかり描いていました 採血のとき、「すごくキレイな手」と、J-WALKみたいなことを言われました。 www.youtube.com

  • 管 入院生活40日(3)

    病室のベッドで、全身麻酔から醒めた私は、まず、体にいろいろとチューブが取り付けられていることについて、説明を受けました。それらは不要な液体を体の外に出すための装置だそうで、特に忘れえないのが「バルーン」というものです。これは手術中に意識のない患者の排尿のためにあり、尿道へ差し込んだ管が、膀胱に達しているのだそう。この説明を聞いた直後に40度の熱が出ました。 そのバルーンは、わりと早い段階で、男性看護士の手によって引き抜かれました。引き抜きの儀式は想像以上の激痛でした。一方で、腹から出ていたドレーンというチューブとは、これが治療の根幹であるため、30日以上の長いつきあいになりました。手術は、もと…

  • ご意見箱 入院生活40日(2)

    6月16日 男子トイレに尿だまり、発見して報告しましたが、「掃除の人を呼ぶ。」というだけで、次に行ったときにも変化ありませんでした。危ないので、ご担当者ではなく、お手隙の方が対処すべきではないでしょうか。2回踏みました。

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