法華経は一貫性がない?
スマナサーラの『法華経は、一人の人でなくて多くの人が書き足し書き足ししたもので一貫性がない』 という言葉について考察します。 私は、序品第1から嘱累品第22までは、一人の人が書いたと思っています。 この人をAとします。 ただし、提婆達多品第12だけは後世に付加されたと考えます。 嘱累品第22で完結しているところ、Aの後継者Bがどうしても付け加えたくて、薬王菩薩本事品第23から普賢菩薩勧発品第28までを書いたと思っています。 私の考えでは、Aとその後継者Bは極めて親しい関係です。 そして、Bにはどうしてもそれを書かなくてはいけない訳がありました。 私がこう考える理由は次に出す本の中で詳しく書きま…
2024/02/29 09:20