台湾会社解散時の清算人の責務
台湾では合併又は破産によらず、営業活動の停止及び会社清算を行う際、会社清算に関する法律規定に則って清算手続きを進める清算人を選任し、法人格を消滅させ清算結了登記を行います。会社の定款に別段の規定がある場合又は株主総会において別途清算人を選定した場合を除き、有限会社の清算人が全ての株主、株式会社の清算人が取締役、外国会社台湾支店の清算人が支店責任者となるのは原則です。通常、清算人は1人しか選任されません。ただし、数人の清算人が選任された場合、清算事項に関する決議は清算人の過半数の同意によるものとされています。清算人はその地位に就任すると、以下の義務を履行しなければなりません。1.清算人は、その地位に就任後、直ちに清算会社の財務状況を検査し、財務諸表及び財産目録を作成し、これらを監査役又は株主に送付して審査を...台湾会社解散時の清算人の責務
2025/01/31 18:00