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nanaseの世界 https://nanase1500.hatenablog.com/

冨樫義博先生原作の幽☆遊☆白書の続編小説を中心としたブログです。 原作の最終回から三年後を舞台にしています。 他にも映画のソフトのレビューや趣味の事など色々なコンテンツがあります。

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nanase
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2020/05/10

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  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #074「桑原の初戦(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦の第四試合が始まろうとしていた。 ――メイン会場の観客席 「いよいよ和真さんの出番……」 巨大スクリーンにアップで映る桑原を雪菜が心配そうな顔で見ていた。 ――Aブロック 牛頭(ごず)×桑原(くわばら) 桑原と牛頭が対峙している。 牛頭は2mを越す巨体と、鍛えあげられた鋼のような筋肉が自慢の妖怪である。 その名の通り頭が牛だった。 上空から審判が様子を見ている。 「始め!」 審判の声が闘場に響き渡った。 「よっしゃあぁぁぁ!!!行くぜ牛野郎」 ジジジ…… 「霊剣!」 ギュンンン!! 桑原は右手に霊剣を作りだした。 牛頭、ニヤリ。 「やれやれ人間か、楽…

  • 謙遜(けんそん)

    謙遜(けんそん) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 A級妖怪。 頭にシルクハットを被り、黒いマントを纏って顔に白い仮面をつけた男。 蔵馬の魔界統一トーナメントの一回戦の相手。 見えないカードを武器に蔵馬を苦しめる。 ※名前の由来はオリジナルのlivedoor版を書いていた時によくコメントをくれたブログの読者のHNけんそんさんから拝借しました。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ 073「武威(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント一回戦・Aブロックの第二試合 時雨(しぐれ)×鵤(いかる) ズバッ!! 「ぐわっ!!」 時雨の手を離れ、回転した燐火円磔刀が鵤の背中を切り裂く。 パシッ そしてブーメランのように時雨の手元に燐火円磔刀が戻っ。 「ハァハァハァ……」 鵤はかなり苦しそうに肩で息をしている。 「悪いがそろそろ決めさせてもらうぞ」 カチャッ 時雨は燐火円磔刀を握り締めて、少ししゃがんだ形で構えた。 ドーン!! (き、消えた) 閃光が走る。 シャキーン ズバッ!!! 「がっ!!」 燐火円磔刀が鵤の腹部を横一直線に切り裂いた。 ガクッ 鵤は腹部を両手でおさえると地面に膝をついた。 ドサッ 鵤はその…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #072「蔵馬の初戦(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントの一回戦は各ブロック毎に分かれて上段から順次行われていく。 本選は巨大な自然式円闘場で行われる。 A~Dブロックにそれぞれ円闘場があり、それぞれが選手たちの休憩所と長い階段で繋がっている。 自然式円闘場には高山・湖・砂漠・ジャングル・草原が設置されており、各選手がそれぞれの能力を生かせる場所を選びながら闘いが出来る為、駆け引きの要素も重要となってくる。 中央に小型の円闘場も設置されており選手間の同意があればここだけに限定して戦うことも出来る。 選手たちにはそれぞれ虫型追跡カメラが配備され、戦いの様子を漏らさずにTVモニターに送られる。 次の王が一体誰になるのか、魔界全土…

  • 対戦表(Cブロック)

    魔界統一トーナメント【Cブロック】 (1)木阿弥(もくあみ)×卒都婆(そとば) (2)九浄(くじよう)×火影(ほかげ) (3)酎(ちゆう)×鳩(はと) (4)神楽(かぐら)×東王(とうおう) (5)闇闇(あんあん)×耶麻(やま) (6)媒体(ばいたい)×倉皇(そうこう) (7)慟哭(どうこく)×楽越(らくえつ) (8)一弦琴(いちげんきん)×御霊屋(おたまや) (9)野呂(のろ)×改廃(かいはい) (10)燕(つばめ)×奢(はし) (11)才蔵(さいぞう)×南海(なんかい) (12)諸星(もろぼし)×九曜(くよう) (13)左奈(さな)×蓮台(れんだい) (14)孔雀(くじやく)×典偉(てんい…

  • 対戦表(Dブロック)

    魔界統一トーナメント【Dブロック】 (1)謙遜(けんそん)×蔵馬(くらま) (2)斗歩(とほ)×電鳳(でんぽう) (3)梟(ふくろう)×眉墨(びぼく) (4)鈴木(すずき)×駒形(こまがた) (5)恐面(こわもて)×鷹松(たかまつ) (6)駄間(だま)×仙道師(せんどうし) (7)箭内(やない)×鍬形(くわがた) (8)犬玉(けんだま)×黄泉(よみ) (9)八千草(やちぐさ)×兀咄骨(ごつとつこつ) (10)躯(むくろ)×幻夢(げんむ) (11)塩海(あんばい)×照星(しようせい) (12)原鶴(はらづる)×刹那(せつな) (13)矢治(やじ)×川神(せんしん) (14)暗礁(あんしよう)×妻…

  • 対戦表(Aブロック)

    魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (6)魁偉(かいい)×朧(おぼろ) (7)修羅(しゅら)×鈴駒(りんく) (8)秋霜(しゆうそう)×薊(あざみ) (9)虚仮(こけ)×蛇魔(だま) (10)煙鬼(えんき)×環(たまき) (11)西堂(せいどう)×高砂(たかさご) (12)孤光(ここう)×靭(うつぼ) (13)氷室(ひむろ)×糠星(ぬかぼし) (14)浦飯(うらめし)×陣(じん) (15)溝(どぶ)×砌(み…

  • 対戦表(Bブロック)

    魔界統一トーナメント【Bブロック】 (1)棗(なつめ)×達磨(だるま) (2)相殺(そうさい)×曲尺(かねじゃく) (3)伽羅(きゃら)×鉄山(てつざん) (4)大怨(だいおん)×樞(とぼそ) (5)邪知(じゃち)×夏越(なごし) (6)雅(みやび)×諡(おくりな) (7)馬頭(めず)×周(しゅう) (8)行脚(あんぎや)×飛影(ひえい) (9)寵児(ちょうじ)×遠流(おんる) (10)西山(せいざん)×奇淋(きりん) (11)袁紹(えんしよう)×猫糞(ねこばば) (12)野晒(のざらし)×蛾眉(がび) (13)鞦(しりがい)×泰斗(たいと) (14)八寒(はっかん)×瓦(かわら) (15)陰…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #071「本選の組み合わせ(大会編)」

    ーーメイン会場 128名の選手はA~Dブロックに振り分けられた。 魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (6)魁偉(かいい)×朧(おぼろ) (7)修羅(しゅら)×鈴駒(りんく) (8)秋霜(しゆうそう)×薊(あざみ) (9)虚仮(こけ)×蛇魔(だま) (10)煙鬼(えんき)×環(たまき) (11)西堂(せいどう)×高砂(たかさご) (12)孤光(ここう)×靭(うつぼ) (13)氷室(ひむろ)×糠星(ぬかぼし)…

  • 2020年6月26日の日記~リンク集作りたい。

    こんばんは。 しばらくサボっていたので久しぶりの日記です。 はてなブログを始めて2ヶ月ぐらいになるので、 そろそろ他のコンテンツもやりたいなって思うのですが、なかなか時間がなかったりします。 最低限小説の更新は頑張ろうと思います。 とりあえずリンク集を作りたいなって思ってまして、相互リンク可能な方がいればコメントいただければ幸いです。 幽遊白書の小説もようやく大会編に入れてホッとしています。 明日更新する小説は書き終えたので、昼までには更新したいと思います。 ではまた

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #070「もう一つの波乱と予選終了(大会編)」

    ――メイン会場 各ブロックを勝ち抜き本選への出場を決めて、メイン会場に戻ってきた選手たちはまだ終了していないブロックの戦いの様子を巨大スクリーンで見ていた。 終了したブロックには勝ち抜いた選手の名前が表示されている。 幽助は、71ブロックを見つめていた。 表示には奇淋の名前が表示されていた。 (北神……) 北神の敗北は残念だが、気持ちを切り替えて 幽助は他のブロックに目を向けた。 (親父の仲間たちも順調に勝ち残っているな) 幽助はまだ終わってないブロックの様子を見る。 その中で、幽助が気にかけているブロックがあった。 それは90ブロックである。 「楽越、まだ残っているみてーだな」 スクリーンに…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #069「71ブロックの代表者(大会編)」

    ーー魔界統一トーナメント予選・71ブロック 「な、何だこいつらは!!?」 蟲の大きさは蝿や蚊ぐらいで頭の先端には鋭く尖った針がある。 キリキリキリキリと不気味な鳴き声。 北神は自分に向かって来た蟲たちを追い払うべく抵抗する。 「気色悪い奴らだ」 北神は蟲たちを殴って次々と撃ち落とすが、数が多すぎて全然数が減らない。 「くそっ!数が多すぎるな。きりがない」 抵抗し続ける北神の背中に数匹の蟲が止まった。 「ぬっ」 北神は背中についた蟲を剥がそうと試みる。 だが外れない。 キリキリキリと北神の背中に止まった蟲たちが鳴いた。 (まずい!) 蟲たちが北神に次々とくっついてその身体を埋めつくしていく。 ズ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #068「予選の波乱!!北神vs奇淋(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント予選・71ブロック 北神vs奇淋による本戦出場をかけた最後の戦いが今まさに始まろうとしていた。 対峙する北神と奇淋。 沈黙が続く中、先に口を開いたのは奇淋だった。 「邪魔者は綺麗に片付いた。これでゆっくりお前と勝負が出来る」 「お前とまともに戦うのは何百年ぶりかな」 「そうだな。いずれお前と決着をつけたかったが、!その機会を得る事が中々叶わなかった。大会の予選とはいえ、お前と戦えるチャンスに恵まれた事を嬉しく思う」 北神は構える。 「勝負だ。奇淋!」 (魔道本家の技を使ってくる前に一気に叩く) そして奇淋も構えた。 「来い」 北神がまずは攻撃を仕掛けた。 奇淋に接近する…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #067「予選開始(大会編)」

    ――魔界3番地区・魔界統一トーナメント会場 第二回魔界統一トーナメント予選の抽選がついに開始された。 魔界統一トーナメントの予選は、前の大会と同じく超巨大植物億年樹の上で行われる。 大会に参加した出場者は、128ブロックに分けられる。前回は出場者の首にリングがつけられ、それぞれがそれを奪い合うルールを採用していたが、今回は戦闘不能もしくは、降参することによって失格になるというルールに変更され、最後の一人になるまで戦い続けるバトルロワイアル方式となった。 出場選手たちが次々と抽選を引いていくなか128ブロック中で唯一71ブロックで波乱が起きた。 「お~~!!マジか!!?予選からいきなりかよ」 「…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #066「第二回魔界統一トーナメント開幕(大会編)」

    ――魔界の3番地区 現在の魔界の王・煙鬼のいる大統領府があるということで、魔界中に知られるこの地が魔界のこれからの運命を決める第二回魔界統一トーナメントの開催地である。 ここで煙鬼には王としての最後の仕事がある。 それは、魔界統一トーナメントの主催者としての役目である。 3番地区の中心地である大統領府から少し離れた先に設置された大会の会場。 そしてこの大会に使われる為に作られた様々な試合用のステージ。 ザワザワザワ 会場にはすでに大会に参加する多くの妖怪たちが集結していた。 前大会があまりにもハイレベルだった為か、前回より半分ぐらいのその数およそ三千強。 この大会に参加する妖怪たちは、この大会…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #065「そして大会へ(大会編・前章)」

    ――魔界2番地区・躯の居城 第二回魔界統一トーナメントが翌日に控え、桑原の 時雨との剣術修行は最終局面に突入していた。 桑原「うりゃぁぁぁ!!!」 ビューン!!! 霊剣を時雨の頭上目掛けて振り下ろす。 「ぬっ」 ガシッ!! 時雨は燐火円磔刀で、桑原の強烈な霊剣の一撃を受け止めた。 手応えのある一撃に、時雨は自然と笑みが溢れる。 「うむ。いい一撃だ。拙者の剣術をたった数日ながら随分とものにしたな。人間ながら大した男だ」 桑原の一撃は時雨の手が痺れるほど、強力になっていた。 「へへへ、やっと俺を褒めてくれたな。」 桑原の右手から霊剣が消え去った。 時雨は桑原の頭から足まで全身を見た。 「拙者の見立…

  • 雷禅(らいぜん)

    雷禅(らいぜん) 声:菅生隆之 魔界三大妖怪の一人。 「闘神」の異名を持つ魔界でも最強クラスの 妖怪。 食人鬼の一種。幽助の先祖で(遺伝子上)、彼の父親と呼ぶべき存在。 人間 の女性(食脱医師の女)の生き様と目に惚 れ、その女性と一晩だけ愛し合った。 お互いに再会の約束をしなかったが、別れ際に彼自身は、再会するまで人間を食さないと心に誓う。 その結果、700年近くもの間食事をとらず、栄養失調に陥ったことで力が著しく衰 え、やがて幽助の眼前で「あー、腹へったな」と言い残し飢死する。 魔界の行く末を見 抜いていたらしく、食人鬼のような存在は過渡期における突然変異のような存在だと考え、将来の魔界に必…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #064「雷禅の命日(大会編・前章)」

    ーー7番地区・雷禅の墓 幽助は第二回魔界統一トーナメントが行われる3番地区に向かう前に、7番地区に寄ったのは、遺伝上の父である雷禅の墓参り。 ようやく目的地である雷禅が眠る墓に到着した。 幽助の背中に乗るゆりがひょこっと顔を出す。 「幽助、ここが貴方のお父さんの墓がある場所なの?」 幽助が頷く。 「ああ。ここが親父の墓だ」 7番地区から19番地区との境にあたる場所に雷禅の墓がある。 巨大な岩の一部を切り取り、そこに雷禅の墓石が作られ、雷禅の遺体はそこに埋葬された。 周りには森も少なく、巨大な岩壁が立ち並ぶ。 荒野に近い感じで、何も無い場所である。 ここを通る妖怪も殆どいない。 一国を支配してい…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #063「魔界に来た者たち(大会編・前章)」

    ーー7番地区・北神たちの居住地 楽越を見る黎明の顔は涼しく、どこか陰があった。 「その驚き方だと私が死んだと聞かされていたようだな」 頷く楽越。 「ああ。比羅から妖狐・蔵馬に倒されたと聞いていた」 死んだと思っていた者がいきなり目の前に現れたのだ、 まだ動機が収まらない。 「私は妖狐に敗れた。まともに戦えば私は勝てただろうが、私は自分の力を過信し、奴の力を甘く見過ぎていた」 前をはだけてオジギソウにやられた傷を楽越に見せる。 傷を凝視する楽越。 「結構、派手にやられたな。とにかくよく生きていたな」 黎明は傷を手で触る。 「この傷の借りは妖狐に必ず返す。奴には決して手を出すな」 楽越、ニヤリ。 …

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #062「三年ぶりの手合わせ(大会編・前章)」

    ーー7番地区・北神たちの居住地 北神たちと再会した幽助は、久しぶりに彼等と語りあった後、近くの広場で北神と手合わせすることになった。 広場の中央で対峙する両者。 そのまわりには、東王、西山、南海ら元雷禅配下の幹部と配下たち、そして楽越とゆりが見守る。 黎明も建物の陰に隠れて様子を見ている。 バトルマニアである楽越は魔界の強者同士の手合わせに、戦士としての血が騒いでいる。 (楽しみだ。幽助が戦うところが見れる。相手もこの魔界でもかなりの強者のようだ。魔界の戦士たちの力見せてもらうぜ) 幽助と北神が手合わせするのは、前の大会の直前以来になる。 幽助は、手合わせ前のウォーミングアップの為、手足を動か…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #061「到着・7番地区(大会編・前章)」

    ーー魔界7番地区 24番地区の荒野を抜けた幽助、楽越、ゆりは目的地の7番地区にようやく到着した。 これまで緑があまりなかった24番地区とは違い、7番地区は自然も多く、多くの魔獣も生息している。 蔵馬が召喚する魔界のオジギソウもここ7番地区が一番多く、獰猛で有名である。 幽助は息を吸い込むと吐く。 「いい空気だ。ここに来るのは久しぶりだぜ」 7番地区は、幽助の遺伝上の父・雷禅の治めていた国の一つで、彼のお墓もここにある。 色々あったが、ようやくこの地に幽助たちはやってきた。 「よいしょっと」 幽助の背中に乗っていた、ゆりが地面に降りた。 ここまで着いて来た楽越も後ろでひと息ついている。 「ゆりは…

  • 喜多嶋麻弥(きたじままや)

    喜多嶋麻弥(きたじままや) 声:松岡由貴、田辺留依(2018年新作アニメ版) 南野秀一(蔵馬)の中学時代の同級生で、彼に好意を寄せていた。 元々多少の霊感があり、蔵馬の近くにいることで霊力が増し、妖怪が見えるようになった。 近辺を縄張りとしていた妖怪・八つ手に捕まるも霊力がより高まるまで捕食を延期されたことが幸いして、蔵馬に助けられるが、彼女の身を案じた蔵馬によって、彼への想いごと、その時の記憶を夢幻花の花粉で抹消される。 2ND STAGEでは、中学校を卒業した後は、遠くの県外の高校に通う為、蔵馬たち同級生たちとは、疎遠となっていた。 居酒屋に蔵馬と柳沢と海藤が集まっての酒の席での話しの中で…

  • 2020年6月11日の日記~#059と#060を書き終えて

    こんばんはnanaseです。 最近、持病の腰痛に苦しんでいます。 コルセット必須で、本職の仕事とアルバイトのWワークに勤しんでいます。 2014年に椎間板ヘルニアの手術をしましたが、 またなりそうで結構びくびくしちゃっています。 今日で幽☆遊☆白書~2ND STAGE~の大会編・前章の蔵馬編を書き終えました。 今回書いた話しは10年ぐらい前にこの物語のシナリオを考えた時に蔵馬のエピローグの話しってことで、元々構想していた話でした。 今回のリメイク版には、本編として食い込む事をにしちゃいました。 大会編・前章は、半分以上がlivedoor版のオリジナルに無かった話しと新キャラも新たに登場して、元…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #060「喜多嶋麻弥(大会編・前章)」

    ーー皿屋敷市・とある居酒屋 (喜多嶋麻弥か…) 意外なところから、喜多嶋麻弥の名前が出てきた事に、蔵馬は内心かなり驚いていた。 喜多嶋麻弥とは、蔵馬が中学生の時の同級生の名前である。 彼女とはクラスメートであり、蔵馬にとっても仲の良い友人の一人であった。 オカルト好きで、元々霊感も強かった彼女は、蔵馬に興味を持ち、そして彼に好意を抱いていた。 蔵馬と接しているうちに妖怪の姿まで見えるようになった彼女は食べれば食べるほど強くなる妖怪・八つ手の起こしたある事件に巻き込まれた。 ※単行本KC7巻を参照 (彼女の記憶は俺が奪った。俺への想いも全部) 蔵馬の目の前では、海藤が柳沢の話しを聞いている。 彼…

  • 幽✩遊☆白書~2ND STAGE~ #059「記憶の中の少女(大会編・前章)」

    ーー人間界・皿屋敷市・蔵馬の自宅 蔵馬は、自身が勤めている畑中建設での仕事を終えて自宅に帰ってきた。 「ふ~う」 家の玄関のドアを開けて中に入ると、軽く息を吐いた。 今日も一日、かなりの数の仕事をこなした。 鞄をソファーの上に置くと、キッチンに向かう。 冷蔵庫を開けて、冷やしていたお茶を飲んでようやく一息つく。 本当なら今頃は魔界にいて、大会に向けての準備をしている予定だった。 幽助が魔界に旅立った日に、蔵馬も魔界に向かうつもりでいた。 だが、畑中建設が手掛けている建設中の建物の案件で、大きなトラブルが発生したのだ。 それは先日の戦いで、黎明によって破壊された建物だった。 建物の被害が思いのほ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #058「試練に挑戦②(大会編・前章)」

    ーー洞窟「御堂」の内部 「さあ始めてくれ」 飛影の試練を受ける準備は万端だ。 「よし、行くぞ」 御堂は円の中に手を入れると、飛影の頭に手を置いた。 そして御堂の手が小さく光る。 (なんだ…意識が遠くなるぞ…) バタリと円の中で飛影は倒れた。 木阿弥が声を上げる。 「飛影!!」 円に近付こうとする木阿弥を御堂が手で制する。 「大丈夫じゃ。この者の意識が飛んだだけだ。最終的には、この者が過去の心の傷とどれだけ向き合えるかが、試練の成功の鍵となる」 木阿弥は倒れた飛影の姿を見る。 「試練なんかに負けるなよ」 御堂、ニヤリ。 「この者が目覚めた時、成功したか、殺戮者になるのかは起きてからの楽しみじゃ」…

  • 御堂(みどう)

    御堂(みどう) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 ※画像はアニメ「スレイヤーズNEXT」のヘルマスター。 御堂のモチーフです。 魔界の2番地区の最南端に洞窟を作り、大昔から住んでいる。 躯よりも遥かに歳上である。 見た目は目の大きな長髪の少年で、初めて彼に会う者の殆どが老妖怪と伝わるイメージとのギャップに驚く。 彼自身の妖力はA級妖怪程度だが、異常な数の能力を持ち、彼の住む洞窟内は、その能力を使い、入ってきた妖怪の妖力をD級妖怪にまで落とす事が出来る。 あまり知られていないが、この能力は実は洞窟の外でも使う事が可能である。 彼の能力で一番凄い事は、他者に本人が望む能力…

  • 2020年6月6日の日記~WANDSの元ボーカリスト松元治郎について語る

    皆さん松元治郎というソロアーティストを知っていますか? 久しぶりのこのくだり。どうもnanaseです。 まず松元治郎と聞いても知らない人の方が圧倒的に多いと思います。 松元治郎とは、以前別の芸名で活動していました。 以前の名前は和久治郎。 和久治郎とは2代目のWANDSのボーカリストで、 彼が在籍していたのは第3期WANDSでした。 ※第3期WANDS(左:木村真也、中央:和久治郎、右:杉本一生) 第3期WANDSの主な楽曲 WANDS 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう WANDS Brand New Love WANDS 明日もし君が壊れても Wands - Awake (Live Ve…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #057「試練に挑戦①(大会編・前章)」

    ーー洞窟「御堂」の内部 飛影たちの前に姿を現した御堂は、ゆっくりと飛影たちの近くまで歩いて来た。 御堂は木阿弥や雑魚と違い、全く驚いていない飛影に興味を持ったようだ。 「ほ~う。お前はワシの姿を見てもあまり驚いてないようじゃな」 飛影は軽く溜息をつきながら答える。 「お前みたいなタイプの者を既によく知っているんでな」 飛影の脳裏にある人物の姿が浮かぶ。 ーー霊界 「ハクション!!!」 コエンマが大きなクシャミをした。 クシャミの飛沫がジョルジュ早乙女の顔に思いっきりかかった。 「コエンマ様汚いですよ~」 顔にかかったクシャミをハンカチで拭きながら抗議。 鼻水をズルズルさせながらすするコエンマ。…

  • ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ)

    ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ) 声:西村知道 アニメオリジナルキャラクター。 コエンマの部下の青鬼。 コエンマと漫才コンビのようなやり取りを見せる。 声はナレーターの西村知道が担当しており、最初はナレーターとは別人扱いであったが、アニメ111話(最終回前話)では、本編のナレーションを全て自分が喋っていたことを明らかにした。 暗黒武術会では聖飢魔IIの歌を歌い、半ば強引に小兎と共に戸愚呂弟戦の実況をした。 頼り無げなイメージが強いが、コエンマの部下という自覚は持っており、暗黒武術会編にてコエンマに接触したダフ屋に対しては、普段の彼からは想像もできない程の毅然とした態度で接していた。その反…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #056「御堂登場(大会編・前章)」

    ーー2番地区・躯の居城 「飛影、御堂の元に行くのはちょっと待て」 洞窟・御堂に向かおうとする飛影を躯が呼び止めた。 足を止めて躯の方を向く。 「何だ?お前が止めても俺は行くぞ」 「誰もお前を止めやしないさ。試練を受けてくればいい。だが、お前なら試練は大丈夫だろうが、万が一お前が失敗して御堂の子になることを考えると少々厄介だからな。俺以外では、お前を止められないだろう」 そう言うと躯は手をパンパンと叩くと、 直ぐに小間使いの妖怪がやってきた。 躯は、直属の戦士を2人ほどここに連れてくるように指示した。 指示を受けた妖怪は慌てて部屋を出た。 「武威に出来て俺に出来ないわけがないだろう。直属の戦士2…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #055「飛影の求める力(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区・躯の居城 「躯、お前に話しがある」 武威との一戦の後、飛影は躯の居城に戻っていた。 そして今は躯の寝室。 ちょっと呆れ顔の躯が飛影を見ている。 「しかしお前は、いつもいきなり入ってくるな。許可したとはいえ、俺だからいいものの、他の女だったら嫌われるぞ」 飛影は躯のいる部屋や寝室に入る時は、突然攻撃を仕掛けてくる。 それが飛影の躯に対する挨拶となっていた。 もちろんそれを許可しているのは躯自身なのだが。 飛影、ニヤリ。 「お前以外にはしないさ」 躯は飛影の言葉に「やれやれ」と溜息をついた。 躯はベッドから起きると、近くに置いているソファーに腰を下ろし、両手を胸の前で組んだ。 「…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #054「返り血(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区最南端・洞窟「御堂」 御堂の子となった鎧の男とはかって、暗黒武術会の決勝戦で飛影が戦った戸愚呂チームのメンバーの武威であった。 飛影と武威はお互いに見つめ合っている。 彼等の脳裏には、決戦戦での戦いが鮮明に思い出されていた。 「飛影、俺と一戦を交えるつもりなら、先にお前の方から殺らせてもらうぞ 」 武威から発せられのは凄まじい殺気。 「俺を殺る?少しばかり力を手に入れたからといって、いい気になるな」 両者の様子を伺う氷室は、これまでの自分と武威との戦い、そして今のやりとりである結論に辿り着こうとしていた。 そして氷室が声を上げた。 「飛影、待つのです!!」 だが氷室の声は飛影に…

  • 武威(ぶい)

    武威(ぶい) 戸愚呂チーム次鋒。 普段は寡黙で、飛影戦で初めて喋った。 強力な大斧も用いるが、真の武器は強力な闘気。 自分でも抑えきれない強力な闘気を抑える為、鎧を身に纏っているが、本気になると鎧を脱ぎ、体が浮かび上がるほど強力な武装闘気(バトルオーラ)を纏い戦う。 以前に戸愚呂兄弟と戦って敗北するが、戸愚呂弟に80%の力を出させていた。 邪王炎殺拳に対して多少の知識があり、決勝戦の次鋒戦では激戦の末に飛影の炎殺黒龍波を跳ね返すが、黒龍を"喰った"飛影の敵ではなく、バトルオーラも相殺されて敗北。 戸愚呂兄弟、特に弟との戦いに敗北した後に修行に修業を重ねるが、自らの力に限界を感じ、戸愚呂には勝て…

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