欠席裁判
会社の同期を怒らせてしまった。広報誌の企画で座談会とインタビューの企画を考える際、その同期のいないところで話をまとめたことを憤慨されたのだ。その同期は私の前任の編集責任者で、今は別の役割を担っている。だから厳密に言えば企画に携わらせる義理はない。しかし、これまでの誼と、氏が役割の解任に至った経緯の不当性について氏の肩を持つ思われている私は、特別の便宜を図って企画には一枚噛ませてくれるという暗黙の了解を取り付けられていた。それで氏の承認願望を満たしてあげることを期待されていた。 しかし暗黙は暗黙である。一応任期の序盤はこちらから声をかけていた。しかし氏は、会議では特に有益な意見やアイディアを発す…
2023/08/29 17:36