・2023/2/18~3/1 姿を変えていく未明の彗星たち。

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2月初めに4等級まで明るくなって注目を集めたC/2022E3ZTF彗星が再び帰らぬ彼方に去って、未明の夜空には10等を下回る暗いほうき星が残された。2月下旬の新月期は、東天に昇り始めた夏の天の川近辺で控えめに輝く彗星たちを追いかけた。C/2022A2パンスターズ彗星は、はくちょう座とケフェウス座の境界付近にあって天の川の渦中をゆっくり北上していた(画像上段左)。81Pヴイルト周期彗星はさそり座の赤い一等星アンタレスの北に漂っていた(画像上段右)。2月22日、薄明開始まで1時間を切る午前4時過ぎになって96Pマックホルツ周期彗星が東の洋上にようやく姿を現した。アメリカのコメットハンター、マックホルツ氏が1986年に眼視観測で独立発見したこの彗星は約5年3か月で公転している。今回は日本からも明け方低空に見られ...・2023/2/18~3/1姿を変えていく未明の彗星たち。