法定後見制度について
はじめに 成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度の2つがあります。 法定後見制度は、本人に判断能力を欠いているか、不十分な場合であり、判断能力がある場合は利用できません。任意後見制度は、本人の判断能力が衰えた時のために、事前に準備しておく制度です。 法定後見制度については、2000(平成12)年の民法改正によって、後見・保佐・補助という新しい制度が施行されました。 この制度は、家庭裁判所が申立てを受けて、判断能力が不十分な者には補助(民法15条)判断能力が著しく不十分な者には保佐(民法11条)判断能力を欠いた常況にある者には後見(民法7条)とする心理を行い、それぞれ補助人・保佐人・後見人…
2021/07/31 07:00