俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 空蝉や抜けて主は何処へやら 初鳴きは早寝早起きニイニイ蝉 初蝉も命十日が華にして 初鳴きや見えねど高枝蝉の声 背に残る産みの苦しみ蝉の殻 昨日、我が家の庭で初蝉の声を聞きました。そこで早速詠んでみました。 ・・・・・・...
根本創造主として神懸かりの体験のある私。そんな私が全霊宇宙統一のために持っているのが、宇宙始原の愛のエネルギーによる万能の愛の光・愛天光です。そして全霊宇宙統一を為すことができたのは「愛の定義」という掟書きがあったからでした。
宇宙始原の根本創造主として神懸かり目覚めた私。愛の光「愛天光」を武器に、神霊・霊人たちと共に立ち上がり、宇宙神を倒し、霊界大改革を断行し、地上界の大掃除も断行、成功します。今は、広大無辺の「根源大宇宙」随一の根本創造主として、万を数える根本創造主の頂点に立っています。昼間は、普通の父親であり良き夫で、日々俳句短歌を詠んで悠々自適な生活を送っています。
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 群れ咲くは十二単の花衣 着重ねて十二単で花一輪 あな尊と十二単は濃紫 葎宿なれど門には十二単 十二単雅はここに極まれり 今頃になると、ご近所の門口に十二単の花を見かけるようになります。濃紫の花衣の美しい花です。 ・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花紫蘭巻きし花芽もほぐれ咲き 花紫蘭風にその身も吹かるまま 花紫蘭花芯は恋に縮れをり 首傾ぐ紫蘭の花の艶やかさ 雨濡れて伝ふ涙や花紫蘭 今、我が家の庭は紫蘭の花でいっぱいです。首を傾げて咲く可憐な花です。 ・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 問ひ尋ぬゆかしきその名都忘れ 都忘れ色地は著き濃紫 惚れたればその名忘れず都忘れ 都忘れ前世は数寄な人ならん 留め置く道の標に都忘れ 今、色が鮮やかな「都忘れ」が花盛りです。いろいろ詠んでみました。 ・・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 薄ら染む乙女が肌へ白牡丹 牡丹の香尋ね寄り来る熊ん蜂 黄牡丹や富貴はここに極まれり これがまあ魔王の鏡黒牡丹 青牡丹白雲浮かぶ晴れの空 今、大きな牡丹の花が咲いています。花がそっくりの芍薬は草の一種、牡丹は木の仲間です...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花勲章付けて飾らんクレマチス 回りなば花風車クレマチス 濃紫色目もすがしクレマチス クレマチス乙女の長き付け睫毛 鉄線花蔓巻きあげて花の篭 今、華やかで大きな花クレマチスが咲いています。鉄線花とも言います。 ・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます っみ 柳腰小手毬なびく午後の風 小手毬は人待ちがてに枝を振り 雀来て小手毬撥ねる小枝かな 小手毬の花は先駆け玉の花 小手毬や連ねる玉の数知れず 今、小手毬の花が咲き出しています。しだれ枝に無数の毬のような花がびっしりと...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 紫雲英田や野駈けし昔偲びつつ 帰り道楽し道草紫雲英摘み 紫雲英摘み姉やは昔首飾り 紫雲英田で酔ふたか蝶の花の舞 甘き香や紫雲英懐かし畔田道 こちらでは休耕田にまだ紫雲英の花が見られ、懐かしい昔の風景が偲ばれます。 ・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 山吹は古歌にあまたの名を残し 猛者(もさ)なれど歌詠み結ぶ花の縁 花山吹八重に実も無し蓑も無し 山吹の花は襲(かさね)の裏衣 蓑無くば折りて簪(かざし)に山吹を ようやく黄色の小花がしだれ枝に群れ咲く山吹の花が咲きだし...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 塀越えて花こぼれ咲くリラの花 咲き乱るリラの花房数知れず たゆとふて花も眠たげリラの花 晴れ渡る空より淡きリラの花 そよ風にふふむ花房リラの花 今、リラの花が花盛りで香り豊かな花房を見せてくれます。ライラックとも言いま...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 香に惹かれ寄せる人波藤の棚 舟三里着けば癒しの藤の棚 色も香も丈もまたよし藤の棚 熊ん蜂酔ふたか藤の梯子して 藤尽くし揺れる花房藤の棚 今、藤の花が五分咲きになっています。来週中が見頃となりましょう。 ・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 今か今穀雨待つ身に恵み雨 草育む穀雨に土の黒々と 花苗を植ゑれば穀雨恵み雨 しとしとと穀雨降る夜の静けさよ 穀雨降る苔も芽生えの石畳 今日は二十四節気の「穀雨」。五穀を育む恵みの雨が降る時期となりました。 ・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 小花でも八重の玉垣木香薔薇 木香薔薇為すは玉垣花すだれ 香に満る小花も可愛木香薔薇 木香薔薇子蜂も花に恋をして 棘も無し折りて生けたや木香薔薇 今、あちこちの木香薔薇が薄黄の小花を一斉に咲かせています。垣根にしていると...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 蜂一つ入れて放さぬ花躑躅 待ちに待ち庭には大き躑躅山 薄紅を差してふふみぬ花躑躅 咲き匂ふ色もとりどり花躑躅 番蝶越ゆるは恋路躑躅山 やっと、躑躅が咲き出しました。我が家の庭には大樹の躑躅があり、蝶などがやって来ます。...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 朝ぼらけ明ければすがし花水木 花盛り陽射しに明かき花水木 雲のごと今花盛り花水木 愛されて渡来百年花水木 舞ひ来たる蝶も群れ飛ぶ花水木 今、桜が散り、葉桜となった後、続くのが花水木です。いろいろ詠んでみました。 ・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 濡れそぼつ木陰に明かき射干の花 木漏れ日の道のしるべに射干の花 斑目の胡蝶の舞ひか射干の花 身も縮れ風に揺らぎて射干の花 散歩道暮れるも明かき射干の花 今、半日陰が好きで明るく輝く花、射干の花が咲いています。シャガノハ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 満天星は花のビーズを身に纏ひ 満天星や咲きては落つる花の数 香りなば蜂も寄り来る満天星花 満天星の花の鈴の音聴かせばや 盛りなば浅黄も白し満天星花 今、甘い香りの満天星躑躅が咲いています。小さな鈴のような花が群がるよう...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 一人立つネモフィラ戦ぐ春の丘 空晴れてネモフィラすがし花の色 青と白笑顔浮かべて瑠璃唐草 風戦ぐ地にネモフィラの青き園 仄香るネモフィラ明かき春の丘 芝桜が真っ盛りですが、その横でオオイヌフグリを大きくしたような花「ネ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます(写真は先月の月) 仰ぎ見る雲居の彼方春雨月 春雨月見るも見えざる朧月 口惜しや今日は籠り居春雨月 明るきは街灯ばかり春雨月 春雨月明けて見せよやその姿 今日13日は満月ですが、終日雨で月を見ることができませんでした。そ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます アネモネの蕊に夢二の夢を見る アネモネや偲ぶは遠きエーゲ海 赤と青風に色ありアネモネ花 仰ぎ見る円らな瞳アネモネ花 夜恋し星空見つめアネモネ花 可憐な花のアネモネが咲いています。花芯が黒い瞳のようで、竹久夢二の絵を思い...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 目も醒むる色目美しチューリップ たまゆらの風に揺らめくチューリップ チューリップ三色揃へば花の歌 風戦ぎ風に香を乗せチューリップ チューリップ故郷遠き水の国 今、チューリップが満開です。色もとりどりで目を楽しませてくれ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花薺書くも難し花絵文字 群れ咲くは荒地に華の花薺 手慰み子等が遊びに花薺 花薺振れば三味線撥(ばち)の音 荒地咲く小花も可愛花薺 荒地に群れ咲く花薺(なずな)は何処にでも見られる花ですが、子供の頃はこれで良く遊んだもの...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 浄めには甘茶の産湯花祭り 甘茶かけ子等が手合はす花祭り 目出度きは花も盛りの灌仏会 灌仏会昔は浄め五色水 花祭り甘茶の香り忘られず 昨日4/8は釈迦誕生の「灌仏会」「花祭り」でした。今では、産湯代わりに甘茶を掛けますが...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 甘き香にほろ酔ふほどに芝桜 子雀が花かくれんぼ芝桜 赤に白色はとりどり芝桜 香に飽かば花を枕に芝桜 丘埋む蝶も寄り来る芝桜 今、芝桜が真っ盛りです。公園に行くと大規模な芝桜の絨毯が見られます。 ・・・・・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 邪気祓ふ留守居頼もし桃の花 実らねど花桃めでた花の色 花桃は爺も嬉しや花盛り 香り好し鵯も花狩る桃の花 家持も歌で香を愛で桃の花 今、桃の花・花桃が花盛りです。桃の花は果実がつくものを、花桃は花を観賞目的とするものを指...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 朝も早よ初音ホケキョで目を覚まし 見えざれどここが住処と初音聴く 初音聴き友に知らせる嬉しさよ 野に山にお前花見にホーホケキョ 初音聴く我も口笛ホーホケキョ 先日、鶯の初音を聞きましたので、早速詠んでみることにしました...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 空晴れて地には棚雲花の雲 花の陰寄れば大樹の黒き影 霞めるはまだら花雲山桜 着重ねて花が貴婦人八重桜 垂れ枝を傘に身を寄す桜花 満開や川面美し糸桜 茣蓙敷けば一転そこは花御殿 酒肴花を浮かべて花の宴 散り散りて明ければ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 清明はどこも気に満ち花盛り 清明の風はそよ風心地よし 清明や棚引く雲居花の雲 清明や花から花へ蝶の舞 唐国の清明今日は墓参り わが国ではお彼岸の頃に墓参りをしますが、唐国では二十四節気清明の頃が墓参りの時期です。天地に...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 迷ひ蝶どこに止まろか豆の花 白無垢のそは角隠し豆の花 蔓絡み競ひ昇るは豆の花 風戦ぐ胡蝶の舞か豆の花 豆の花内に円らな二つの目 蚕豆や豌豆の花が蔓を伸ばしていっぱい咲いています。その姿をいろいろ詠んでみました。 ・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます ラッパ吹く花の兵隊フリージア 咲き初めし甘き香りのフリージア 風戦ぐ小花連ねてフリージア 幸せは花の数ほどフリージア フリージア挿して花枝の定まれり フリージアの花が咲き出しました。花は連なり、甘い香りがする花です。 ...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 万愚節なれば笑顔で聞き流し 万愚節起こりは大正モダニズム 四月馬鹿なれどならぬは政 四月馬鹿夢を語るは勝手にて 四月馬鹿真顔も笑みがこぼれをり 今日は四月馬鹿です。万愚節ともいいます。いろいろ詠んでみました。 ・・・・...
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俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 空蝉や抜けて主は何処へやら 初鳴きは早寝早起きニイニイ蝉 初蝉も命十日が華にして 初鳴きや見えねど高枝蝉の声 背に残る産みの苦しみ蝉の殻 昨日、我が家の庭で初蝉の声を聞きました。そこで早速詠んでみました。 ・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 薄衣脱げば真白き浜万年青 海恋し潮風遠く浜万年青 浜風に乱れ縮れて浜万年青 風に乗せ潮の音聞かせ浜万年青 花も好し葉元たくまし浜万年青 梅雨になり猛暑が続いていますが、浜辺に咲く浜木綿(はまゆう)・浜万年青(はまおもと...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 夏至なれば暑さ盛りの午後の空 今晩は言はれて気付く日の長さ 晴れ渡り月を見せよや夏至の夜 夏至の夜は暑さに夜は眠られず 時は金夏至一時の得をして 一時=二時間 今日は一番昼間が長い夏至です。今年も猛暑になりそうです。...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花擬宝珠生けるに難き一日花 花擬宝珠うす紫の恋の花 花擬宝珠細身に風の吹くままに 首傾ぐ弥勒の笑みや花擬宝珠 花擬宝珠揺れれば蝶もとまりかね 梅雨真っ只中、擬宝珠(ぎぼうし・ぎぼし)の花が咲き出しました。細い茎に首を傾...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 弾け咲く青空ポンと花ダリア 花手毬撞いて遊ばん花ダリア 雨止んで供華に捧ぐは白ダリア 子等の声両手ふりふりポンポンダリア 胸飾り付けてお似合ひ花ダリア 今、きれいな色とりどりのダリアの花が咲いています。折り紙で作ること...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 甘き香に深息ひとつ梔子花 白きこと緑葉映ゆる梔子花 雨に錆ぶ咲くも一日梔子花 八重も好し香りも高き梔子花 鎮守杜風に香をのせ梔子花 梅雨真っ最中ですが、庭の梔子の花が咲き出しました。強い甘い香りですぐに気づきます。 ・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 空浮かび天に張り付く女郎蜘蛛 曇りなば蜘蛛囲も隠る朝の空 破れ囲を繕ふ蜘蛛の長き糸 蜘蛛の囲に虫絡みつく糸の玉 幾何学は天与の才と蜘蛛の糸 雨上がりの朝、隠れていた蜘蛛が再び次々の軒などに蜘蛛の巣を張り出します。 ・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 戦無き常世の願ひ夾竹桃 夾竹桃咲かば毒花の逞しさ 花埋む枝先高く夾竹桃 夾竹桃毒花に蝶も近寄らず 夾竹桃白は平和の色と為し 今、公害にも強い花、夾竹桃が咲き出しました。毒花ですが、生命力の強い木です。 ・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 波も無し水面埋めて未草 鯉跳ねて睡蓮一下静もれり 蕊の黄に仏まします未草 さざ波も座して揺るがず未草 御手開く仏が華と未草 今、池の睡蓮が咲き出しています。未の刻の花を閉じるので「未草(ひつじぐさ)」とも言います。 ・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花連ね昼顔仰ぐ青き空 誰待つや昼顔淡き紅の頬 何夢む草を枕に昼顔は 昼顔は荒地に明かき華を添え 曇りなば昼顔午後も早眠り 荒れ地にも花が咲きます。薄紅色の昼顔の花が草に絡みつき咲いています。 ・・・・・・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 紫の白地にだらり花菖蒲 名は十色色はいろいろ花菖蒲 花菖蒲風に裳裾も乱れたり 世々に愛で世々に継ぎにし菖蒲園 水を背に姿映して花菖蒲 あちこちの公園で、花菖蒲がきれいに咲き揃う頃となりました。 ・・・・・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 今様は色もとりどり百合の花 首傾ぐ百合は乙女の恋心 白きこと浮世を知らぬ百合の花 差し招く風にゆらゆら百合の花 赤白黄斑目もあり百合の花 各地の百合園に行くといろいろな種類の色の百合が見られて、目を楽しませてくれます。...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 雨恋し葉陰隠れて雨蛙 満腹や午後はうたたね雨蛙 色変はり土遁木遁雨蛙 手に乗ればお腹ひやりと雨蛙 雨蛙田植終はりてお引越し 雨が降った後になると、日差しを求めて、腹いっぱいの雨蛙が庭に現れるようになります。 ・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 青き香も色香と思へ栗の花 花栗や木の間埋めて雲のごと 栗の花風に乱れておどろかな 巨木あり縄文遥か栗の花 月の夜は妖婆が髪か栗の花 今栗の花が咲いています。白い無数の花穂をつけて、木陰もないほどに咲き誇ります ・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 枇杷の実を山と貰ひてお裾分け 甘き実や熟れ枇杷一つ日の恵み 大きさは小粒も同じ枇杷の種 枇杷の実や枝は撓わに数えれね 袋掛けしたれば見たし枇杷の房 今、枇杷の実が熟れて食べ頃となっています。昔は何処にでも見られた果樹で...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 手を伸べて雨待ちがてに額の花 空浮かぶ船にも似たり額の花 見るほどに造化の極み額の花 ぱっと咲く花火のごとし額の花 あじさいの基(もとい)はここよ額の花 梅雨が近くなり、額の花が様々な形をして、目を楽しませてくれます。...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 花柘榴恋に縮れて緋の衣 緋と燃ゆる乙女の心花柘榴 八重も好し実よりも花の柘榴かな 花柘榴燃ゆる肌(はだえ)を雨濡らし 柘榴咲く赤き花枝の下心 柘榴の花が咲き出しました。真っ赤な花は少し縮れて咲くのが特徴です。 ・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 大輪や隠ることなし泰山木 泰山木酒杯一杯かくのごと 花も香も王者のごとし泰山木 泰山木見たや花芯の生き仏 泰山木一光漏らさぬ花の盃 今、泰山木の大きな花が咲いています。高木で見つけるのが難しいですが、大きな盃のような花...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 晴れ続き一雨欲しき芒種かな お田植えも今日を限りの芒種かな 芒種かな初生り茄子を漬物に 芒種かな句詠みて心種を撒き 雨を呼ぶ六五の頃よ芒種はな 今日は二十四節気の「芒種」です。走り梅雨の頃になり、作物がすくすく育つ時期...
俳句は言霊です。季語を通して自然や動植物を愛で寿ぎます 畔埋む小花可愛や姫女苑 姫女苑細身に白き野辺の花 色白も野辺にたくまし姫女苑 外つ国に根付き百年姫女苑 朝摘みてコップ一輪姫女苑 春紫苑の後に続けとばかりに、荒地に咲く花、姫女苑が群れ咲いています。細身の茎の割に花は小...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます ありがたや好物李お裾分け 採り立てや李は笊に山と為し お裾分け李はどれも無農薬 李種大きも旨さ相変わらず 甘きこと李は桃に劣らざる 甘く美味しい李の実が食べられる時となりました。田舎では、無農薬の李がいただけます。 ...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 盛りなば折りて一輪グラジオラス グラジオラス一日一花咲き上る グラジオラス風に花房定まらず 片咲きや生けるも難しグラジオラス グラジオラス降れば花房酒の盃 今、いろいろな色のグラジオラスが咲いています。花は片面につい...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 蜘蛛の巣や通れば髪に絡みつき 蜘蛛の囲や宙(そら)一点の黒き影 曇りなば蜘蛛の囲見えず白き雲 親ならん卵守りて女郎蜘蛛 蜘蛛の囲の破れは夜の狩りの跡 でん構え八方睨む女郎蜘蛛 蜘蛛たちは夏場になると、狩りのシーズンで...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 雨風に縮れ縮れて浜万年青(はまおもと) 真白きは四方に花咲く花万年青 人麻呂も見しや熊野路浜万年青 花も好し葉もまた逞し浜万年青 磯の香に甘き香乗せて浜万年青 今、浜木綿(はまゆう)がどんどん咲いています。海岸沿いに...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 白き背を見せて恥づかし半夏生 雨降れど落とせぬ白さ半夏生 半化粧そは一時(いっとき)の恋をして 半化粧恋も終はれば色落とし うなだるる何を悩まし半夏生 6月21日の夏至から数えて11日目を「半夏生」と呼びます。7月の...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 色も濃き夏萩一枝咲き初めり 夏萩や咲けど短し花の房 花飾り丈に短し夏の萩 風戦ぐ咲くも徒花夏の萩 古寺も咲けば華やぐ夏の萩 ところによって、夏の萩が咲き出しているところがあります。すぐに散ってしまいますが、また秋にな...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 梔子や香りて止まぬ花の苑 梔子や緑葉映ゆる白き花 香り満つ差して一輪梔子花 花腐す雨や口惜し梔子花 八重も好し香りも高き梔子花 今、梔子の花が次々と咲いています。甘い香りが強く、香りですぐに花の名前が浮かびます。 ・...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 青楓木陰すがし散歩道 雨止みて緑まします青楓 木漏れ日の影も色濃き青楓 日和好し風はそよ風青楓 雨雫伝ふも重し青楓 初夏も過ぎて、若楓も青楓となり、木陰が恋しき頃となりました。青楓でいろいろ詠んでみました。 ・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 生い茂る水面映して夏柳 夏柳おどろに月の影も無し 夏柳おどろし女乱れ髪 大樹はも身の丈十丈夏柳 枝垂れては風にさざめく夏柳 柳が青柳になり、川面を埋むようになりました。木陰は涼しいのですが、眺めるだけでは暑苦しくもあ...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 恥ぢらへば花も赤らめ花擬宝珠 花擬宝珠風に花枝定まらず 微笑みは弥勒のしるし花擬宝珠 咲き上る一日一花花擬宝珠 見目も好し乙女の色香花擬宝珠 首傾げ生けるも難き花擬宝珠 今、擬宝珠の花が咲き出しました。一日一花で咲き...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 戦無き常世の願ひ夾竹桃 空高く日に咲き燃ゆる夾竹桃 花埋む枝先高く夾竹桃 夾竹桃毒花は蝶も近寄らず 大樹かな風にさざめく夾竹桃 公害に強い、生命力のあることで夾竹桃は知られています。その花が今満開です。毒樹ですので気...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 丈五寸いつの間にやら捩り花 文字摺草のの字描いて咲き上る 錐のごとねじれねじれて捩れ花 吹かば吹け風に螺子巻く捩り花 身もやつれ思い焦がれて捩り花 捩り花ねぢれど清き花心 芝生の間から、ひょっこりと顔を出し咲いている...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます すがしきは浮世に白き百合の花 純なるは初恋白き百合の花 咲き乱る百合が声掛く散歩道 百合の花蕊で胡蝶は一休み 今様の百合は十色(とついろ)賑はしき 今、あちこちで百合の花が咲き出しました。咲き出すと一斉に咲き純なる花...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 手乗りても黙し語らず雨蛙 目を瞑り今日も思案の雨蛙 術比べ土遁水遁雨蛙 満腹や午後はうたた寝雨蛙 半眼に禅問答や雨蛙 庭の散水をしていると、雨蛙が草むらから何匹も飛び出すようになりました。 ・・・・・・・・・・・・・...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 青き香も色香と思へ栗の花 雨上がり香はいやませり栗の花 雲のごと木の間埋めて栗の花 栗の花千々に乱れておどろしや 人ぞ知る縄文遥か栗の花 縄文時代は栗が食料として栽培されていたと言います。今、その栗の花が咲き出してい...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 晴れ空に朱(あけ)色明かき花柘榴 縮れ花咲くもいじらし花柘榴 緋と燃ゆる乙女の心花柘榴 実より花八重も美し花柘榴 花柘榴恋に焦がれて縮れ花 今、柘榴の花が咲き出しました。花弁は縮れ明るい朱色の花で観賞するのもいいです...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 水面雲に花を浮かべて未草 空晴れて水が姿見未草 さざ波も座して動かず未草 睡蓮や亀も巌で眺めをり 御手開く仏が華と未草 今、池には睡蓮の花がぽつぽつと咲き始めています。午後二時、未の刻の頃、暑くなると閉じてしまうので...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 名も十色花も十色の花菖蒲 花菖蒲腰にだらりの帯締めて 花菖蒲咲けば似合ひの薄曇り 雨恋し水が姿見花菖蒲 色競ふ白地に青の花菖蒲 風揺るる雨待ちがてに花菖蒲 花菖蒲のきれいな頃になりました。水辺に近いところで咲く花菖蒲...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 未央柳揺るるは長き金の蕊 一輪も野良に輝き未央柳 流し目や誰差し招く美女柳 薄命は佳人の常と美女柳 未央柳貴妃が睫毛に偲ぶ恋 金糸梅に似ていて、うんと蕊の長い花を「美女柳」「未央柳(びようやなぎ)」と言います。未央は...
俳句は言霊です。季語を通して、自然や動植物を愛で寿ぎます 金糸梅垣の子蜂も忙し気に 垣埋む花は煌めく金糸梅 運を呼ぶ金の花弁金糸梅 雨降らばこぼる金杯金糸梅 夕暮れて花薄明かり金糸梅 金糸梅付けたや金の胸飾り 今、垣根などに一杯金糸梅が植えられ花が咲いています。一日花ですが...