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2020/01/25

  • 熱をためこむ

    夏です。暑がりのあきらさんは冷房をがんがん利かせたい。けれど、わたしは冷房の風がにがて。夏場の理想の室温は、28~30度。今年は遂に「別々に寝る」のカードを切ってしまいました。わたしは冷房のない寝室で。あきらさんは、冷房のある居間にキャンプ用のクッションマットを敷いて。寂しくて体調を崩すのと、寝づらくて体調を崩すのと、どっちが先でしょうね?とおもっていたら、さっき、夕食後に、あきらさんから包みを渡され...

  • ゆるさ許される神保町

    先週末、神保町ブックフリマに行ってきました。あきらさんの好調が続いていて電車に乗れそうなので前々から準備していたわけではないけれど、お、行っちゃうか? 行っちゃうか!イベントの中身は「このイベントに参加しています」と各々表明した書店が行う、本のガレッジセール。全体を統括する実行委員会のようなものがあるわけでなし、公式サイトがあるわけでなし。「応援サイト」が参加書店のマップをとりあえず作っといてくれ...

  • 16年経ちました

    あきらさんとのおつきあい、満16年となりました。記念日当日には、花束を買ってあきらさんの帰宅を待ちかまえます。あ「やだ、ちょっと、赤いばらが入ってんじゃないの、これ! こわい! こわい! えー嬉しいありがとー」この見事におばちゃんなリアクションが、わたしも嬉しい。長くいっしょにいる証左だとおもう。ディナーも張り切って外食。ちょっぴり高価格帯のイタリアンです。あきらさんには黙って、デザートプレートを予約...

  • ドラマチックチック止められた

    貧乏性で吝嗇で衣類にお金をかけることができない。穴の開いた靴下がいくつもある。人前で靴を脱ぐ予定がなければ、そのまま平気で履く。今日も右の親指が飛び出した靴下を履き、出勤の準備をしていたら、おや、洗面所に歯磨き粉が見当たらない。 そう言えば、さっきあきらさんが朝シャンしていたな。彼女はシャワーついでに風呂場で歯を磨くから、そのまま置いてあるに違いない。歯磨き粉を取りに、右足一本踏み込んで、わたし気...

  • すがすがしく面食いな百合

    「圭さんの審美眼は狂っているし、『かわいい』のハードルは低すぎる」あきらさんに、たびたび言われます。だから、この小説の主人公の感覚は、ちょっと分かりにくいんだけど、それでも印象深い百合を読みました。柴崎 友香『青空感傷ツアー』 ...

  • 血沸き肉喰らい推し燃ゆ

    「ミュージカル、観たくない?」あきらさんに誘われて、あ、観たい観たいと挙手。ミュージカルは、去年の春に劇団四季の「ライオン・キング」を観て以来だから、それほど間はあいていないけれど、その前はコロナ前までさかのぼる。観劇から得られる栄養が、不足している。「ちなみに慎吾ちゃんが主演なんだけど」慎吾ちゃん。香取慎吾、あなたファンだものね。妻がよその男を応援している姿に萌えはないが、好きなものを推している...

  • 交歓する手紙たち

    推し出版社があります。ミステリの沼、東京創元社。小規模出版の星、ミシマ社。語学の友、白水社。古典の勇、岩波書店。そして東京一強の出版界に燦然と輝く、福岡県の書肆侃侃房。特にミシマ社と書肆侃侃房は、発行数がとても多いというわけではないので、新刊のチェックがしやすいのが嬉しいところ。で、とにかく打率が良い。これも良かった、ということで感想。スリーク×イ・ラン 『カッコの多い手紙』 ...

  • 限界を越える方法

    過去には戻れないから、出会う前の彼女のことは、話に聞くだけ。のような気がしていたけれど、そうだ、こんな近くに、こんな確かな道があったじゃないか。10代前半のあきらさんを救ってくれたという本を、教えてもらいました。いま読んでいます。「そこにあたしがいるよ」子どものころから「読書が好き」と言ってきてその醍醐味の宝箱を、もうひとつ開けました。20年以上前のあきらさんと手をつないで、松明を掲げて、並んで歩いて...

  • くれないくれる

    あきらさんとカラオケに行って映画「カラオケ行こ!」の限定グッズが当たるかもしれないキャンペーンに応募してきました。あきらさんは X JAPAN の「紅」をヘドバンしながら裏声で歌った上、壁に手をついて息を切らし、「どやった?」……いやもう完璧だが、ここは。「終始裏声が気もちわるい」と返すところ。オタク楽しい。わたしはリュックを抱えて拝聴し、炒飯ふたつ頼んで、肘ついて食べました。 オタク楽しい。最近あまり書い...

  • 凡人にはわかるまい

    勉強に身が入りません。まさに雑念多し。映画「カラオケ行こ!」にハマりにハマって人生を乗っ取られている。楽しい。あまりにぼうっとして勉強が手つかずのわたしを見かねて叱咤する妻。聡実くんはあの状態で、幻のように狂児と連絡がつかなくなって、それでも受験して高校に行くんだぞ。いろんな気もちを抑えて、勉強したってことだぞ。推しと同じ体験、したくはないか?今ならできる。圭さんならできる!推しと同じ体験、と来た...

  • 映画「カラオケ行こ!」感想

    「原作まんがが好きだから」というだけで三次元に写し取られた彼らを観に行くとは限らない。でも、これは公開初日に観に行きました、映画「カラオケ行こ!」。さらにそのあと2回観に行って、正直なところ、もう2、3回観に行ってもいい。原作は中学3年生の合唱部長(ソプラノを歌う男子)が、トップに「組長」をいただくブラック企業にお勤めのお兄さんから歌唱指導を頼まれ、「どうしてこうなった」な関係を構築する話ね。 さて。ま...

  • 親の責務

    図書館の本を不注意で汚損しました。乾いた薄茶色の、このしみ。コーヒーではない。紅茶は最近飲んでない。結露が融けて流れて、床のコーティングを吸って茶色い水たまりができることはあるけれど、本はそんな場所に置かない。なんだろう。で、においを嗅いでみたら。あ猫が吐いたな。こりゃ吐いちゃったなー足が不自由な猫だから、ふだんほとんど上下運動をしないのに。一所懸命ちゃぶ台にのって、そこで吐いたのか……油断しました...

  • とげとげしくも甘い百合

    2000年代百合小説の金字塔が待望の復刊。という宣伝文句を見かけて、気になっていた本を読みました。初出は2007年。わたしが百合を積極的に摂取するようになったのは2008年。時期は重なるけれど、金字塔ですって? 初耳である。知らなかった理由は分かっています。ヒリヒリキレキレ濡れ濡れの中山可穂から手をつけたから。「百合」と「レズ」の間に線を引いて、「レズ」を求めていたから。広く市場に目を向けて、アンテナを高く張...

  • これは迂闊に百合と呼べない

    おととし2022年の文学界新人賞受賞作。一部で「百合っぽい」と囁かれているので気になっていたのを、ようやく読みました。なるほど、「女性同士のカップル」が出てきます。けれども、おっと、珍しい。わたしは大概の「女と女の関係」を大風呂敷で「百合」と呼ぶけれど、これは迂闊に百合と呼ぶと術中に嵌まった感があります。年森 瑛『N/A』※先入観なく読みたいひとは閲覧注意 ...

  • おいしいバターが食べられますように

    年の瀬に献血をしました。返ってきた血液検査の結果は、グリコアルブミンの値が目に見えて改善。コレステロール値は年齢とともにゆるやかに上り坂で、目を逸らしたい体たらくだけれど、糖尿病予備軍だった数字のほうが落ち着いたのは嬉しい限り。生活習慣はそんなに変わらないがおととしからマーガリンを買うのをやめ、高くてもバターにしたのよね。関係、あるのかしらね。そう言えば去年の目標に「コンビニパンを控える」を掲げて...

  • おぞましきもの

    にくきもの自分が「多数派」に属するというだけでその状態をあたりまえに「正常」と認識しているもの「聞いてくださいよ、驚きですよ。今の世の中、LGBTQと呼ばれる人たちが、7%くらい潜在的にいるそうですよ」驚きって、何が?「7%くらい」という数字? もっと少ないとおもってた?「潜在的に」の部分? 華やかなドラァグクイーンなど見て、外見から区別できるとおもってた?職場で、おじさん社員がこの話題を持ち出したと...

  • 荒縞さんが転んだ

    あきらさんに祝日はなく今週は月曜日から出動。昨日の日中はわたしが四つ足の息子たちと留守番をしていました。で。三男猫の荒縞さんは、あきらさんにべったりですから?わたしといっしょに留守番ってのが気に食わない。ねえ、どこ?おかあちゃんは、どこ?隠した、隠したの?おかあちゃんを隠すなんて、ひどい。よし、嫌がらせをしちゃうよ。 荒縞さんの嫌がらせはワンパターンです。すなわち、じぶんの傷口を舐めまわす。ざりざ...

  • 世界名作百合劇場第1話だわこれ

    お正月に、Eテレでやっていたんですって。アニメ映画「リズと青い鳥」が。公式サイトhttps://liz-bluebird.com/5年以上前、予告を見て気になっていた作品です。画面から百合感がほとばしっていたので!百合を検出するレーダの針が振り切れていたのに、結局、劇場へは観に行かなかったんだよね。「圭さんと観ようとおもって、録画しておいたよ」あきらさんに手を引かれて、潜ってみた花園。こんなの、優勝でしょ。※先入観なく観たい...

  • 目標は絞り込むところから

    初詣に行きました。あきらさんは、年明け早々、他のメンバーで既にお参りを済ませていたのだけれど、「ひとりで行くのも寂しいでしょう。いっしょに行くよ」ですって。やさしい。おみくじも引こうっと。お、今年は小吉。学問雑念が多すぎる。励め。真顔になってしまった。なんのかのと勉強を先送りする理由ばっかり並べ立ててたんだけど、天は見ている。あきらさんは大笑いして、「圭さん、神様から勉強しろなんて言われたの初めて...

  • 読みまくり腕まくり

    「すごいね、毎日ブログ書いてる」あきらさんに、指摘されました。「今年の圭さんは、ひと味ちがうんじゃない?」いえ。あのう、元日から続けて記事を書いているのは確かだが、これ何にも「ひと味ちが」わない。ここ数年、1月は更新頻度が高いのだよ、1月は。新年、ちょっと気合が入っているのもあるし。何より、単純に、時間が取りやすいからね。三が日は仕事が休みで、休みが明けたとおもえば、すぐに成人の日を含む三連休。ほら...

  • 計り知れない愛を量る百合

    新年早々、すごいものを読んだわ。これは早くも年間マイベスト10入り確定か。600ページ超えの文庫本。王道犯人当てが主題ではないミステリが、終盤まで求心力を保つのは、もうそれだけですごいことだとおもう。粒選りのキャラクターひとりひとりが魅力的で、プロフェッショナルで、お仕事小説としても……じゃなくて。クレイヴン『ブラックサマーの殺人』はめちゃくちゃおもしろかったけれど、しかしここはレズブログ。書き残したい...

  • この先生きのこるには

    寒いので、おたがいに張りついて眠る正月の夜。あきらさんが言いました。「今年も、圭さんが大好きなあたしでいられますように」おっと聞き捨てならないダブルミーニング。器用なことやってくれちゃって、このこの。寝ぼけてるのに。寝言でおいしい紅茶の淹れ方レクチャーとか始めてしまう子なのに。コーヒー党なのに。彼女の言ったことは「圭に愛される自分でいたい」とも取れるし、「圭のことを好きでい続けたい」とも取れるので...

  • やるまいぞ、やるまいぞ

    子どもの体調不良で急遽仕事を休むひとを「また子持ち様が」と揶揄する層がいるらしい。身のまわりにそういうことを言うひとがいないのでまあ、いてもたぶん鈍いわたしは気づかないけれど、そういうひともいるんだあ……と、へえへえほおほお頷いて、わたしは息子の介護のために仕事を休みましたよっと。息子は、もちろん人間ではありません。うさぎのむぎさん、もうすぐ8歳。人間で言えば60代半ば~70代。気温の急落に体がついてこ...

  • 自虐しないでBBA百合

    年末が近づいてきて今年また蔵書で膨れ上がった本棚を見上げる日々。いくらか整理しようと、むかし買った百合まんがをぱらぱらめくったら、あ、これ、もう今のわたしにはなくてもだいじょうぶだな。すんなり手放すことを決められた作品がありました。逆にもっと若いころだったら、読まなかったかもね、『はなものがたり』※ネタばれのつもりはありませんが、念のため閲覧注意! ...

  • ふたりの木婚式

    いつの間にか、ひたひたと冬が近づいていました。11月。あきらさんと結婚式を挙げてから、5年が経ちました。何か記念日ごはんをいただきましょうか? と相談したら、あきらさんのご希望はきっちり具体的。「肉を食べよう。この店で」ハンバーグとステーキの合い盛りでブランチ! うおー牛肉ひさしぶりだー!なお、写真の濁りはアツアツの湯気のおかげですよ。午後はカフェで本を読みながら、コーヒーとスコーン。さらに古本屋へも...

  • 時間飼ってた

    「圭さんが、時間を飼ったまま先へ進まない」『時間飼ってみた』の感想記事を書いた話ですね。あきらさんに言われて初めて、今月まだ一回もブログを書いていなかったことに気づきました。え、もう下旬ですけど。9月短いな。夏は長いな。でも、3カ月ぶりに冷房をかけずに寝られるようになったな。この1ヶ月はゲームして本を読んで病院に行ってゲームして本を読んでいました。そして、うさぎのむぎさん5周年、猫の荒縞さん4周年が過...

  • 時間飼ってみた百合

    SFのアンソロジーを読んだら、表題作が好みの百合だったので記録。 『時間飼ってみた』に収められている、宮澤伊織「ときときチャンネル#2【時間飼ってみた】」です。 ※設定レベルのネタばれあり。未読の方は要注意! ...

  • 映画「君たちはどう生きるか」の賛否

    「君たちはどう生きるか」を観てきた。「君たちはどう生きるか」問われてきた。ちまた……というものが実存するかは分からないけれども、ちまたでは、賛否が分かれているらしい。鑑賞のあり方を固定するのはつまらんので、賛否両論あること自体の善悪を問う気はないのだが、尊敬するひとが「否」を唱えるのを目の当たりにした。好き嫌いは、個人の感性だからこの映画を好ましいものとして語るあなたのことばに触れてみたかった、とい...

  • 騙されたとおもってロイヤルブルー

    「アメリカ大統領の息子とイギリス王子が恋に落ちるBL映画が、アマプラで観られるよ」英語と米語の違いとか、ステレオタイプな国民性のギャグとか、圭さん、けっこう好きなんじゃないかな?あきらさんに唆されて観てしまった、「赤と白とロイヤルブルー」強く薦めてくれたあきらさんにも、ふだんポップなラブコメなどは観ないのに、よっしゃと腰を上げた昨日のじぶんにも、拍手。意外でした。驚きでした。設定がぶっとんでいるくせ...

  • 何かを求めて月を見ていた

    あきらさんが外出して、わたしひとりで留守番していた時間帯がありました。そうしたら台所のほうから、がこんっ がさっ ごそごそあれ、いま、冷蔵庫が開いた音がした?あきらさん帰ってきたの、いつの間に?台所をのぞいてみたけれど、からっぽ。あきらさんは、その10分後に帰宅しました。ねえ、さっきね、冷蔵庫がね。「ちょっとこわい話」のようなつもりで話したところ、聞いた彼女は。「お、べえやんが帰ってきてるんじゃない...

  • ほんとうは笑って読みたいジェンダー

    『人のセックスを笑うな』の人。という印象が強い、山崎ナオコーラ氏の本を読みました。『肉体のジェンダーを笑うな』もう、この題が。「私のこと『人のセックス~』の人だとおもってるよね、皆の衆。ハハン」と言っている気がして、なんだかすみません。中身は、「性別は超えられる……か?」を問うような、SF(すこしふしぎ)要素のある小説集です。全4篇。ポリコレ(笑)フェミ(笑)多様性(笑)と、「(笑)」抜きでジェンダーにつ...

  • 草原

    本ばかり読んでいて、記録を残す前に夏になってしまった。もう下半期ですってよ。 劇団四季の「ライオンキング」を観に行ったのです。ちょっと遅い、あきらさんへの誕生日プレゼントデート。あきらさんは、初めてのサバンナ入り。わたしは小学生のときに親に連れられて観たので、実に25年ぶりでした。電車の長距離移動というのはメンタルがひどく弱っているときには、到底できないこと。まずふたりで出かけることができた時点で、...

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