クマツヅラ(熊葛)
植物の科名を調べていると、『クマツヅラ科』というのが頻繁に出てきます。クマツヅラとはあまり聞き慣れない名前なので、どのような花なのかと思っていました。ウォーキング中にシソの穂に似たような花を見つけました。その姿は、茎が何本も横に伸びて、とっちらかっているように群生していました。花は穂状花序、まばらに小さな花が咲いていました。ところがその花を拡大してみると、白と薄紫色のグラデーションで、なかなかのものだったのです。そして、この初めて見た花が「クマツヅラ(熊葛)」だと知りました。この花はヨーロッパやアジアなどで広く分布していて、日本でも古くから自生していたらしく、平安時代の書物にも載っているようです。その当時は神事などで使われ、魔除の草として使用されていたり、漢方薬として止血剤や消炎剤などに利用されていたよう...クマツヅラ(熊葛)
2024/06/26 07:00