茫々の夢

月光

   「祈る」という行為に、ある種のバツの悪さを感じるようになったのはいつからだろう。それは年々日々強まり、最近では苦痛すら、感じるようになってしまった。 自分でも、嫌になるほど、よくわかっているのだ

2024/10/16 05:25

夢花火

  ある日見た、夢の話。 自宅の和室で、父が寝ている。「そろそろ夜空でも見ましょうか」母がそう言って、父を起こす。「ちゃんと柱につかまっててね」足元のおぼつかない父に、私は大きな声で言う。 天井は、ど

2024/10/08 01:54

ひげ1本

  黒毛のチロ。もともとはノラちゃんだったので、正確な年齢はわからないけど、家猫にしてから16年は経ってるから、現在推定17才。高齢になり、一年前くらいから、人間でいうところの白髪のようなものが、チラホラと出てくるように

2024/10/06 05:05