大原・寂光院と、嵯峨野・常寂光寺
<大原・寂光院と、嵯峨野・常寂光寺>大原の寂光院と、嵯峨野にある常寂光寺は、なんか名前が似ていて観光客にはちょっと紛らわしい。(えっ、もしかしてオレだけ?)「三千院」から大原の里をぶらぶら歩いて30分足らず、そう遠くない場所にひっそりと建つ天台宗の尼寺「寂光院」。聖徳太子が父である用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられるこの尼寺には、悲話がある第3代住持の「建礼門院徳子」は平清盛の娘、高倉天皇の中宮でもあり、安徳天皇の生母でもある。高倉天皇、平清盛が没した後、木曽義仲により都を追われた徳子は、壇ノ浦で源氏に攻められ、安徳天皇とともに入水するが、皮肉にも源氏の手により救われる、徳子は出家し寂光院に入る。そんなある日、舅である「後白河法皇」が訪ねてきて、庵で向かい合い、徳子は<六道語り>を始める。清盛...大原・寂光院と、嵯峨野・常寂光寺
2023/07/30 09:03