11/29 ありのままとは何だろうか?
相手のありのままを見られるというのは嬉しい事だ。それだけ相手が自分を信頼してさらけ出しているという証拠にほかならないからだ。 しかし、この「ありのまま」という概念はとても厄介であるということに最近気がついた。何が厄介かというと、ズバリそれは概念の無内容さである。つまり何を相手のありのままとするのか、どれが「本当の」その人なのか、そこには正解がないのである。 そこを決めるのは、ありのままの「内容」でもなければ、相手自身でもない。自分の偏見がそれを決めるのである。「相手がこの一面を見せてくれたら」という答えが多分自分の中に既にある。そして、それを相手が見事してくれたら、相手は自分に「ありのまま」を…
2020/11/29 20:30