中山可穂さんの『白い薔薇の淵まで』(河出文庫版)を読みました。2001年に集英社より刊行され、2003年に集英社文庫。2021年に河出文庫で刊行されました。 …
ミステリー好き。たくさんの本に出合いたい! 主に読んだ本の感想などを書き留めています。 ときどき、映画・観劇・御朱印・旅の記録なども
月組『ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING-IN THE MOONLIGHT-』
鳳月杏さんと天紫珠李さんのトップお披露目公演『ゴールデン・リバティ』と『PHOENIX RISING -IN THE MOONLIGHT-』を観てきました。 …
静月遠火さんの書下ろし『何かの家』を読みました。ホラーっぽい印象のタイトルとカバーイラスト。家にまつわる怖いお話なのかと思って読み始めましたが、ホラーテイスト…
やっと出ました。2024年から「オール讀物」「別冊文藝春秋(電子雑誌)」で展開された、有栖川有栖デビュー35周年トリビュート企画『有栖川有栖に捧げる七つの謎』…
友人に誘われて映画『侍タイムスリッパ―』を観てきました。久々の映画、笑ったり泣いたりの約2時間。予想以上に楽しめました。 幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門…
鯨統一郎『京都・崇徳院伝説の殺人』『熊野古道と八咫烏の殺人』
鯨統一郎さんの『邪馬台国はどこですか?』シリーズの長編2作を読みました。まとめて感想を書いてみようと思います。 『京都・崇徳院伝説の殺人』2016年刊行の『崇…
少し前になりますが、この夏、四国霊場66番札所雲辺寺をお参りしてきました。 四国霊場のうち最も高い標高911メートル、四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路こ…
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中山可穂さんの『白い薔薇の淵まで』(河出文庫版)を読みました。2001年に集英社より刊行され、2003年に集英社文庫。2021年に河出文庫で刊行されました。 …
島田荘司さんの書下ろし長編『伊根の龍神』を読みました。 島田先生の作品は大好きです。とくに御手洗潔シリーズは大ファンで、新刊が出ると欠かさず読んでいます。 今…
新型コロナ禍を題材にした知念実希人さんの『機械仕掛けの太陽』を読了。 カバーは、日食で浮かび上がる太陽のコロナ。コロナウイルスの形状と、それによって光が失われ…
凪良ゆうさんの『すみれ荘ファミリア』を読みました。2018年に富士見L文庫として刊行されたものに全編加筆修正された講談社タイガ版です。 凪良さんの御本は『流浪…
高田崇史さんの『QEDシリーズ』最新作『恵比寿の漂流』を読み終わりました。 今回は対馬が舞台。対馬と言えば、韓国に近く、太古より大陸への通過点。そして、昔阪急…
朗読劇『忠臣蔵』の兵庫公演を観劇してきました。 1992年に宝塚歌劇雪組公演、トップスター杜けあきさんのサヨナラ公演として、また旧大劇場でのラスト公演として上…
有栖川有栖さんのデビュー35周年を記念した文春文庫の3作品連続刊行。『捜査線上の夕映え』、『有栖川有栖に捧げる七つの謎』に続く、第3弾『砂男』を読みました。 …
島田荘司さんの『網走発遥かなり』改訂完全版を読みました。 もともとは1990年に講談社文庫で刊行され、映画化に合わせて改定完全版というかたちで2024年に刊行…
雪組の新トップ・朝美絢さんの大劇場お披露目公演ミュージカル『ROBIN THE HERO』・ファンタスティック・ショー『オーヴァチュア!』を観劇しました。 宝…
ディル・ドーテン(Dale Dauten)は米国を代表するコラムニスト。意思決定論、人材育成、キャリア・アップによる能力開発や成功をテーマに独自の理論を展開し…
真梨幸子さんの『4月1日のマイホーム』を読了。2023年にソフトカバー版で、2025年に文庫版で出版されています。 真梨さんの作品では、『6月31日の同窓会』…
高田崇史さんの『QEDシリーズ』第11作目の『神器封殺』を読みました。『QEDシリーズ』は、2025年1月に最新作『恵比寿の漂流』(24作目)がノベルスで上梓…
宗教学者・島田裕巳さん著『神道はなぜ教えがないのか』。岡田斗司夫さんが紹介されていて、面白そうだったので読んでみました。 興味深い内容で、なるほどと感心するこ…
第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、白川尚史さんの『ファラオの密室』を読みました。 原題は『ミイラの仮面(マスク)と欠けのある心臓(イブ)』だそう…
凪良ゆうさんの初めての文芸書でもある『神さまのビオトープ』を読んでみました。 わたしにとってビオトープという言葉自体、割と最近知った言葉で、園芸の分野ででした…
ホラーが読みたくて手に取った『七つの黒い夢』。 執筆陣も、乙一、岩井志麻子はじめ魅力的な面々でしたので、期待して読みましたが、ホラーというよりも、ホラーっぽい…
精神科医・熊代亨さんの著書『何者かになりたい』を読んでみました。 アイデンティティというものに対して社会的に関心を持たれ出したのは、わりと最近な気がします。わ…
久々の涼宮ハルヒシリーズ新刊、『涼宮ハルヒの劇場』を読みました。 涼宮ハルヒのシリーズは実は読んでなくて(汗)、アニメでしか知らないのですが、4年ぶり?の新刊…
本日公開の劇場版アニメ『ベルサイユのばら』を観てきました。 劇場アニメ『ベルサイユのばら』公式サイト不朽の名作『ベルサイユのばら』が、50年以上の時を経て劇場…
竹村はるみさんは、現在、立命館大学文学部教授で、イギリス文学がご専門。ブランクを経て2013年の星組公演『ロミオとジュリエット』で宝塚ファンへ復活を果たされた…
前回の続きです。 『【京都】丹後半島 バスツアーの旅 ①』何度目かの丹後半島・天橋立へ行ってまいりました。 前回の模様はこんな感じ 『【京都】丹後半島 半日…
何度目かの丹後半島・天橋立へ行ってまいりました。 前回の模様はこんな感じ 『【京都】丹後半島 半日旅(元伊勢籠神社)①』少し前になりますが、丹後半島に行ってき…
道尾秀介さんの『N』を読みました。本自体にも仕掛けがあり、各章ごとに天地が逆に配置されているので、電子書籍だとどんな風になっているのか気になっています。 『N…
実は先週、月組大劇場公演を観たので感想など書こうかと思っていたのですが、ちょうど宙組公演再開のニュースがあり、賛否両論の喧騒があったので、とてもお気楽な観劇感…
あらためて『平家物語』を復習したくて、𠮷野敬介さんの『1日で読める平家物語』を読んでみました。 考えてみれば、高校の古典の授業で『平家物語』の一部分(たしか「…
先日、友人と須磨寺~須磨浦公園を散策してきました。 一度訪ねてみたいと思いつつ、なかなか行けなかった須磨寺へ。 源平合戦で有名な須磨。須磨寺の正式名称を上野山…
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ『源平の怨霊』を読みました。高田先生の手にかかると伝説の人物が全部「怨霊」になってしまうんじゃないかと思うくらい(笑)またや、…
ながらく積読になっていた『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子・著)を読みました。 さすがイヤミスの女王!これでもかと心の闇を救い上げ白日の下に晒すグロテスクさ。そ…
芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を読了。 芦沢央さんと言えば、いままで読んだ作品からイヤミスを連想します。読み終わった後も、なんだかその世界に捉えられ…
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ、「源平の怨霊」「采女の怨霊」に続く最新作『猿田彦の怨霊』を読みました。 『高田崇史『采女の怨霊 ー小余綾俊輔の不在講義ー』』…
<大神神社と摂社・末社>からの続きです。 『奈良・日帰り旅①<大神神社と摂社・末社>』先日、友人とともに奈良県の天理~桜井を訪れました。 目的地は、大神神社・…
先日、友人とともに奈良県の天理~桜井を訪れました。 目的地は、大神神社・長谷寺・石上神宮です。大神神社は2015年に、長谷寺は西国三十三所めぐり他で以前にも行…
『三輪山何方にありや~古事記中つ書 異書 長髄彦伝より~』を読了しました。 作者の鈴木慧さんは、サラリーマン退職後にこの本を書かれたそうで、ご本人曰く「ビジネ…
辻村深月さんの『ツナグ』を読みました。 『ツナグ』は2010年に単行本で、2012年に文庫化され、第32回 吉川英治文学新人賞、そして同年に映画化もされていま…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ2作目の『倭(やまと)の水霊』を読了。 今回は、日本武尊(やまとたけるのみこと)と、彼のために自ら海神に身を捧げたと…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ、第1作目である『鎌倉の地龍』を読了。 シリーズのうち先に読んでしまった作品があるため、登場人物たちに隠された秘密に…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ3作目『三輪の山祇(みわのやまつみ)』を読みました。 大胆な古代史考察が魅力の高田崇史さん。「神の時空」のシリーズは…
『変な家』『変な絵』に続く、雨穴さんの最新作『変な家2』を読みました。 『雨穴『変な家』』いろいろ想像を巡らせつつ、間取り図を見るのは面白いですよね。間取り図…
レイ・ブラッドベリのSF短編集『太陽の黄金の林檎』を読みました。レイ・ブラッドベリはアメリカを代表する作家で、『火星年代記』などが有名。タイトルの『太陽の黄金…
高田崇史さんの『采女の怨霊 ー小余綾俊輔の不在講義ー』を読みました。高田先生のシリーズものの中で、わりと新しい「小余綾俊輔(こゆるぎしゅんすけ)」のシリーズ。…