コロナがくれた怠惰な時間と改革のチャンス
2020年5月31日 コロナ危機が教えたこと。 政府は危機に備えておくべきであること。 安全になったらすぐ仕事を再開すべきであること。 誰もがこの2点に同意するだろう。 だが実は、この2つは両立しない。 前者は、ふだん使わないものを余分に備えること、後者は、限界までものを利用することにつながり、真逆なのだ。 実は大恐慌を経た20世紀半ばまで、経済学者の多くは、経済に、ある種のゆるさが必要だとは考えていなかった。 政府は、諸悪の根源は、怠惰な労働者、稼働していない機械、活用していない資金にあると思っていた。 だが消防設備のように、決して使うことがないからこそ、価値があるものもあるのだ。 この話は…
2020/05/31 22:46