アカギレ
アカギレについて書いている人があったから、私も高校生のころを思い出した。当時、我が家の暖房は石油ストーブ1台しかなかった。とくに我が家が貧乏だったというわけでもなかったと思うが、国家公務員だった父は、世間的にはプライド高く仕事していたが、高い給料をもらっていたわけではなかった。その上、父は、香川県の高松市に単身赴任していることが多くて、家族は二手に分かれていたから、そのための余分な出費もあったと思う。かてて加えて、全国的にも珍しい私立王国の高知県で、私達兄妹は私立の中高校に通っていた。そんなわけで、私達が勉強している部屋には、それぞれ火鉢が置かれて、それで手を温めながら勉強したものだった。そのせいか、私はひどいアカギレになった。しもやけでもあったような気もする。手は赤く腫れあがって、指から血が出るときもあった。...アカギレ
2020/03/31 14:41