chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
あんた なんばしよっとね https://aomogutan.hatenablog.com

家族とペット犬のトホホ話やほっこり話を紹介するブログです。ゆるやかに楽しんで頂けたら嬉しいです。

あおもぐたん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/10/08

arrow_drop_down
  • 妖怪 まごロールじいちゃん NO.12

    Gじいちゃんは7人姉弟の末っ子長男である。みんなからかわいがられて育ったためか、とても温厚な人だ。そんなじいちゃんの会話の97%は「ほっほ」だけだ。「ほっほ」だけで全ての感情を表現できる技術を持っている。 さてある年のお盆休み、家族でダンナの実家に帰省することになった。その時、みんなでイルカウオッチングへ行くことになった。ダンナの実家からイルカウオッチングまで車で約2時間。その日は快晴だったが、少し風が強い日だった。それでも船は無事に出港した。 時折、イルカのジャンプが私たちを出迎えてくれた。孫たちは大興奮。船のデッキで大はしゃぎ。それを見て、じいちゃんも「ほっほ ほっほ」と嬉しそうだった。す…

  • それでも盆栽達人と呼ばれたい NO.11

    北陸に住む私の父親(Mじーじ)は盆栽の達人である。その達人ぶりは地元でも有名で、過去に3回ほど新聞に載ったことがある。彼の盆栽にかける情熱は本物だ。家には胡蝶蘭の小鉢だけでも300鉢、松の盆栽だけでも50鉢、他にもわけがわからない盆栽が30鉢ほどある。 山へ行けば、さらにわけのわからない盆栽が数えきれないほど栽培されている。だが彼は、それだけでは飽き足らず、時折山へ行っては新しい山野草を探す。山野草をさがすその鋭い眼光は、さながら鷲のようだった。 そんなじいじの盆栽愛を家族は「変人」と呼んでいた。さて、北陸の冬はとても寒い。冬になると雪が降る。氷点下の日も多い。防寒着ナシで何時間も外で過ごせる…

  • ネイティブスピーカー NO.10

    ヨメとなって初めてのお盆休みに、九州にあるダンナの実家に帰省することになった。だが私はとても不安だった。なぜなら、以前初めてダンナの実家をおとずれたとき、ダンナの故郷の言葉がわからず、まるで異国に一人ぼっちで放り出されたような、さみしい気持ちになったからだ。みんなとたくさんおしゃべりをして早く仲良くなりたい!という私の願望は言葉の壁に阻まれて、みごと砕け散ってしまった。 だが!今回はそんな私を気づかってダンナが通訳を申し出てくれた。なるべく関東の言葉で話すよ、とダンナは約束してくれた。だから私は安心して空の旅を楽しんでいた。 やがて、飛行機は低空飛行を始め、九州に無事到着した。「ヒコーキ、あま…

  • ノーベル平和賞がほしい NO.9

    ウチのダンナは表情に乏しい。表情に乏しいと喜怒哀楽がわからない。だが、長年一緒に暮らしているとそれとなく伝わってくるものだ。たとえばチョットうれしいときは 足をスリスリさせる。とてもうれしいときは ムホムホ言う。 超うれしいときは ほっぺがモリッとする。このように3段階に分かれていることがわかった。だが、この法則を発見するのはノーベル賞をとるよりむずかしい。私はこの法則を発見した世界唯一の人間である。ダンナに出会ったのは平成元年。今は令和元年。私がこの法則を発見したのは令和になってからである。30年以上の研究の成果である。私の人生の中で時代をまたにかける大発見となった。

  • とにかくイタイんだもん! NO.8

    以前、急に腹部の痛みを訴え、救急病院へ行ったダンナ。病名は尿管結石だった。2週間ほど薬を服用すると、ダンナの体から結石は自然に流れていった。 それから2年後のことである。ある休日の日の夕方、再びダンナが声を荒げた。 「これ!絶対に結石だ!」「まちがいない!」「あのときと同じくらい痛いっ!」顔をしかめ、おなかを押さえてうめくダンナ。こりゃ、大変だ!早く救急病院へ!今回は吐き気もすごい。顔色も悪い。重症なのか?入院か?手術か?吐き気がおさまらないダンナ。額に汗がにじむ。救急病院へ着いてから30分ほど待たされ、ようやく診察室へ入った。「どうされましたか」と尋ねる先生。「ハイっ!おなかがものすごく痛い…

  • 座っていられないほどの痛みって何? NO.7

    「右っパラが痛いっ!」「も、ダメ! も、ダメ! も、ダメ!」「帰る! 帰る! 帰る!」 ある日突然、1本の電話が我が家に鳴り響いた。電話の声のヌシはダンナだった。声を荒げ、ひどく取り乱している様子だった。時刻は4時半。そろそろ夕飯の支度をはじめようかと思っていた頃だった。普段おっとりしていて、5年に一度しか怒らないダンナが、こんなに取り乱しているなんてオカシイ。ただ事ではない。ふだんノンキな私の額にも冷や汗がドッとあふれてきた。数時間後、痛みをこらえながら、やっとの思いでダンナが帰宅してきた。インフルエンザで高熱を出した時でさえ、涼しい顔をしてごはんをパクパク食べる人なのに、今は顔全体に苦悶の…

  • 布がわからない人② 我が家のルーツを見た! NO.6

    ウチのダンナは布が雑だ。前回の記事では生地のちがいがわからないダンナの話を紹介した。 だが、ダンナがわからないのは、それだけではない。 ある日、仕事から帰ってきたダンナは、こう言った。 「なぜかヘソがでちゃうんだよね、今日のシャツ。」 ・・・・・・・・・・。布のサイズもわからないらしい。だが!そんなダンナをリョーガする最強の人物が現れた!それは親戚の葬式に参列するため、みんなでダンナの実家に帰省した時のことだった。葬式の朝当日、突如トラブルが発生した!ダンナのシャツだけ無いのである。前日の夜、みんなで自分のシャツやら喪服やらを寝室のハンガーにかけて準備しておいたのだ。それなのに、朝起きてみると…

  • 布がわからない人① NO.5

    布にはイロイロな種類がある。 例えば、ウールやアクリルは、保温性にすぐれ、秋冬の素材として使用される。 麻やレーヨンは、吸水性にすぐれ、夏の素材として使用される。 一方種類にもよるが、綿やポリエステルは、ほぼ一年中 使用される。 綿は通気性・吸水性にすぐれ、ポリエステルはシワになりにくく、耐久性にすぐれている。 布に関してほとんど知識のない私でも、これくらいのことは知っている。夏用と冬用の区別が、フツーにつく。そもそも触ってみれば、フツーにわかる。夏用はサラッとしているし、冬用はモッタリとしている。だが、ウチのダンナはこれがわからない。 わからないというより、夏用、冬用という概念がない。 概念…

  • 生まれて初めての脱毛 NO.4

    ダンナは自分の毛が大好きである。ダンナはとても毛深い。だがダンナはそのことを誇りに思っている。思春期のとき、太くて長い毛がゴワゴワと生え始めたときは、まるで包まれているような守られているような安心感でいっぱいになった。その毛は、冬になるとかれを温め、 夏になると蚊の攻撃から彼を守ってくれた。 いつしか体毛は、ダンナにとってなくてはならないものになっていった。かれはそんな毛を何十年もこよなく愛してきた。 だが、近年の夏の暑さは尋常ではない。ついにある日、ダンナは決心をした。腕だけでも脱毛しよう!家にはちょうど、使い残しの脱毛クリームがあった。ダンナに頼まれた私は、よーし、任せろ!と張りきった。 …

  • オヤジのあそび方 ②歯 NO.3

    うちのダンナは自分あそびが好きだ。 (※自分あそび=自分の体を使ってあそぶこと)ある日、ダンナは、奥歯がぐらぐらしていることに気がついた。ダンナは、その歯を舌でウリウリして あそべることに気がついた。 かれはこれを「歯あそび」と命名し、2週間ほど楽しんだ。 楽しかったとき、つらかったとき、悩んでいるとき、 ぐらぐらの歯は、よき相棒として、常に彼のなぐさめとなった。 だが、「いい加減に抜歯してこーい!」と私に叱られたため、しぶしぶ歯医者へ行くことになった。 歯医者から帰ってきたダンナは、相棒との別れを深く悲しんだ。 だが、相棒が抜けたあとの穴を ウニウニしているうちに、今度は「穴遊び」を発見した…

  • オヤジのあそび方 ①耳 NO.2

    うちのダンナは 自分あそびが好きだ。(※自分あそび=自分の体を使ってあそぶこと。)ある休日、ダンナは ソファーの上で、ノンビリ耳かきを楽しんでいた。 すると突然 、彼の動きが止まった。 ピタッ! なんですとぉぉぉ!?明日、絶対に病院へいってこーい!!!と焦る私。翌日、耳鼻科から抗生剤をもらってきたダンナは鼻をつまんで耳から空気を出す、というあそびを思いついた。 このあそびをいたく気に入ったダンナは、 1週間ほど そのあそびを楽しんだ。 耳あそびを十分に楽しんだダンナは、 そのことを 耳鼻科の先生に意気揚々と話した。 「1週間楽しかったですぅ~。」 すると、「それ、絶対にやめてくださいね!」と …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、あおもぐたんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
あおもぐたんさん
ブログタイトル
あんた なんばしよっとね
フォロー
あんた なんばしよっとね

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用