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2019/10/03

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  • 小さき花-第8章~9

    小さき花-第8章~9

    1894年7月29日、父は種々の苦しみ試しに遭い、完徳に達して後遂に主に呼び招かれました。その死ぬる前の二年の間中風が全身に及びましたが、その間叔父はこの難病に罹った老人を、手厚く介抱してくれました。病気のために痩せ衰えた父は、その病中ただ一度修院の客室に来られて私に会われましたが、この時は実に何とも言えない悲しい面会でした。別れに臨んだ時私は父に「さようなら……」と申しますと、父は静かに眼を天に向け指で天を示し、自分の思いを言い表そうとして涙にむせびながら、ただ一言「天国に於いて……」と。父は美しい天国に入られてから後、彼の慰めであったセリナが世間に繋いであった縁が切れてしまいました。しかし……天使たちはこの世界に残るためではなく、その使命を果たすと直ぐに天主様の法に帰るので、このために皆羽翼が付いてい...小さき花-第8章~9

  • 小さき花-第8章~8

    小さき花-第8章~8

    私の希望についての話しに移りましたから、ついでに聖主が遂げさせてくださった今一つの変わった望みの事を申し上げましょう。この望みはちょうどかの着衣式の時に、雪を望んだような子供らしい望みであります。母様、綿日は花をいかほどに深く好むかという事をよくご存じで御座いましょう。私は15歳の時この修院の囲いの中に入ることを以って事後いつまでも春の宝ともいうべき、花に満ちている郊外をさまよう愉快を味わう事を犠牲としておりましたが、この「カルメル会修院」に入ってから後は、却って今までよりも多くの花を眺めることが出来ました。この世間の人々の中にその許嫁の男は許嫁の女に美しき花束を送る慣例があります。イエズス様はこれをもお忘れなく、私に立派な花束を与えてくださいました……。私は祭壇に飾るためにとか、菊とか、美人草など最も私...小さき花-第8章~8

  •  「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー神秘的なバラの木: 敬虔な魂たちへ

    「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー神秘的なバラの木: 敬虔な魂たちへ

    神秘的なバラの木:敬虔な魂たちへ聖霊の光の中を歩む、善良で敬虔な魂たちよ。この小さな神秘的なバラの木は、天からまっすぐ届き、あなたの魂の庭に植えられるものである。それは天の木であり、その香りは美しいので、あなたの瞑想の甘い香りの花々を傷つけることはあり得ません。なぜなら、それは天の木であり、その香りは美しいからです。それは、あなたが慎重に計画した花壇の邪魔をすることは少しもありません。もしそれが注意深く水をやり、毎日きちんと世話をするならば、それは驚くべき高さに成長し、その枝は広い範囲を持つようになり、あなたの他の献身を妨げるどころか、それらを維持し完璧にすることでしょう。この神秘のバラの木は、生と死と永遠におけるイエズスとマリアであり、その緑の葉は喜びの秘義、とげは悲しみの秘義、花はイエズスとマリアの栄...「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール翻訳ソフトを使った試訳ー神秘的なバラの木:敬虔な魂たちへ

  •  「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー赤いバラ

    「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー赤いバラ

    赤い薔薇:罪人のために罪人である哀れな男女よ、あなたよりもっと罪深い私が、このバラを贈りたい---主の尊い血潮が降り注いだので、深紅のバラである。どうかこのバラがあなた方の人生に真の香りをもたらすように---そして何よりも、あなた方が今置かれている危機から救われますように。毎日、不信仰な者、悔い改めない罪人たちが叫んでいます。"バラの冠をかぶろう"と。しかし、私たちの叫びはこうであるべきです。"至聖なるロザリオのバラで自分を飾ろう"と。彼らのバラと私たちのバラはどれほど違うことでしょう。彼らのバラは、肉の快楽、この世の栄誉、過ぎ行く富であり、あっという間にしぼんで朽ち果ててしまいます。それとは反対に、罪人のバラはバラのように見えるだけで、実は残酷なとげであり、生前は良心の痛みを与えて刺し、死後は苦い後悔で...「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール翻訳ソフトを使った試訳ー赤いバラ

  • 「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー白いバラ

    「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー白いバラ

    白い薔薇:司祭のために親愛なるいと高き方のミニスターたち、神の真理を宣べ伝え、すべての国民に福音を教える私の仲間の司祭たちよ、私はこの小さな本を白いバラとしてあなたがたに贈り、持っていてほしいと思うのです。この本に書かれている真理は、ご覧のように非常にシンプルでわかりやすく書かれています。そして、あなたが常にロザリオを説教し、この聖なる献身の素晴らしさを教えて人々を改心させることができるように、あなたの唇にも常にこの真理を忍ばせておいてください。私は皆さんに、ロザリオを取るに足らないものと考えることのないようにお願いします---無知な人々や、偉大だが高慢な学者たちでさえそうなのですから。ロザリオは重要でないどころか、神の霊感を受けた貴重な宝物なのです。全能の神は、最も硬直した罪人や最も頑迷な異端者を改心さ...「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール翻訳ソフトを使った試訳ー白いバラ

  • 「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー前書き

    「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール 翻訳ソフトを使った試訳ー前書き

    原文はだぶん仏文ですが、英語訳からの翻訳ソフトを使った試訳です。前書き聖ルイ・ド・モンフォールとロザリオについては、すでに多くの伝記作家が語っていますが、この『ロザリオの秘密』の最初の英語版では、モンフォールが自分自身のために語っているのを聴くことができます。ロザリオがキリスト教生活の真の学校であるというメッセージを、彼自身の経験や他の人々の経験をもとに、「単純明快に」読者に伝えようとしているのである。ロザリオとは、イエスとマリアの生と死と栄光に関する秘義を黙想することであり、それぞれの秘義の中で私たちの考察の対象とされている彼らの美徳を称えるだけでなく、特にそれに倣うことを目的としていると、彼は考えているのです。聖人にとってロザリオは単なる祈りの方法ではなく、彼の使徒的活動における最も効果的な道具であり...「ロザリオの秘密」聖ルイ・グリニョン・ド・モンフォール翻訳ソフトを使った試訳ー前書き

  • 小さき花-第8章~7

    小さき花-第8章~7

    母様、私は天主様に対して、有難く感謝せねばならぬ理由はいくらでもあります。今一つの秘密をありのままに申し上げましょう。主はソロモン王に対して与えられた慈愛を、同じく私にも与えてくださいました。私の希望が全てみな思う通りに果たさせてくださいました。それがただ完徳の望みばかりでなく、前もって無益であると悟っていた望みまでも遂げさせてくださったのであります。私は姉イエズスのアグネスを理想的の模範として、何事も彼女に真似たいと望んでおりました。かつて彼女が美しい絵を描き、詩を作るのを見て、私もこのように絵を描き市を作って自分の思念を表し、周囲にいる人々に利益ある感想を与えることが出来るようになれば、なんて愉快な事でしょう……と思っていました。しかしまた一面にはこのような世間的のたまものを願いたくありませんでしたか...小さき花-第8章~7

  • 小さき花-第8章~6

    小さき花-第8章~6

    また喜んでおりましたのは、祭式用の聖き器具を取り扱う事と、ミサに用いる衣巾を整理する事とを許された事であります。綿日はこういう任務を尽くしには至って厚い信仰を持って居らねばならないと悟り、預言者イザヤの仰せられた「主の器具に触る者等よ、完かれ……(イザヤ書52ノ11)」という言葉を度々思い出しておりました。母様、私はこの時とそして平素の聖体拝領後の感謝について何を申し上げましょうか。私はその時ほど慰めを得ない時がありません。これは当然の事でありましょう。私は自分の楽しみ愉快を得たいために聖体を拝領するのでなく、唯一の目的は聖主のお気に召し、イエズス様を喜ばし楽しめ奉るためでありますから、私は自分の霊魂が、少しも妨げもない、滑らかな土地の如くに考えます。それで聖母マリアにお願いして壊れ物の如き全ての欠点を取...小さき花-第8章~6

  • 小さき花-第8章~5

    小さき花-第8章~5

    私は夢についてはあまり懸念しません。もとより私には何かの預言的のような夢が稀であります。私は朝から晩までただ天主様の事ばかりを思うのに、なぜ睡眠の間にもっと多くのこの御方に心が惹かれないのであろうかと思う事もあります。私の夢は大抵森とか川とか花とか海とか、特にまた美しい子供たちやまだ見たことのない蝶と鳥などを捕らえるという皆詩的のような夢でありまして中々神秘的や比喩的の夢ではありません。ところがこのゲノワ童貞が亡くなられた後のある夜、慰めの夢を見ました。それはこの童貞が私等各々に自分の所持品を遺品として与えておられましたが、私の順番に当たる時にはもはや彼女の手に一品もありませんでしたから、私は到底何物をも頂く事が出来ないと思っておりました。すると彼女は愛情深い眼で私を眺めながら「そなたには私の心を遺す」と...小さき花-第8章~5

  • 小さき花-第8章~4

    小さき花-第8章~4

    ああ、私はこの慰めの言葉を聴いてどれほど幸いであったでしょうか。私は今までかくのごとく天主様を悲しませないところの過失というものがあるということを聞いたことがありませんでしたから司祭のこの断言は私に大いなる喜びを与え、この世の島流しに耐える力を与えられました。もとよりこれは私の心の底からの思いの響きであったのであります。私は長く前から聖主は母親よりも愛の深い御方であるという事を深く信じておりました。私はこの母親たる者の心の底まで、よく知っております。彼は自分の子供が何気なく犯した過失をも、いつも赦す覚悟でいるという事を幾たびとなく幸いに経験致しました。私は母の一つの愛撫を受ける方がいかなる厳しい咎めに遇うよりもはるかに心が動きます。私は恐怖の方が私を後ずさりする性質でありまして、愛を以って進むばかりでなく...小さき花-第8章~4

  • 小さき花-第8章~3

    小さき花-第8章~3

    私はちょうどこの聖母マリアのご誕生日、聖主の配偶者となるには、如何にも適当した立派な祝日ではありませんか。生まれたての「小さき」聖母マリア様は、ご自分の「小さき花」テレジアを「幼き」イエズス様に献げた御方であります。この日は何も彼も皆「小さく」ありまして、ただ小さくなかったものは私の受けた恩寵、平和、喜悦とでした。即ちその夜空の美しい星を仰ぎ眺めながら私も「間もなく」永遠の幸いの中に於いて天配と一致する為に、天国に昇るという事を考えながら平和、喜悦、恩寵はなかなかに「小さく」ありませんでした。9月24日、被巾(ヴェール)を冠る式(真の修道女となる式)がありました。が、この祝いは涙を以って覆われました。即ち父の病気は意外にも重くなりましたので、その女王の式に与ることが出来ませず、ウゴネン司教様もまた式が始ま...小さき花-第8章~3

  • 番外編 小説 秦恒平・湖(うみ)の本 『親指のマリア』

    番外編 小説 秦恒平・湖(うみ)の本 『親指のマリア』

    番外編です。秦恒平(はたこうへい)氏の小説親指のマリアhttp://hanaha-hannari.jp/home.htm湖(うみ)の本をクリックし、37~39の上・中・下の3編に分かれて公開されています。著作権は、秦恒平(はたこうへい)氏にございます。番外編小説秦恒平・湖(うみ)の本『親指のマリア』

  • 国会図書館デジタル お勧めの本

    国会図書館デジタル お勧めの本

    ご存じの方は多いと思いますが、個人向けデジタル化資料送信サービスが始まっています。登録が必要になりますが、たくさんの本が読めるようになります。ただし、印刷は令和5年1月を目途に開始される予定となっていますが、詳細は不明です。PDFで提供なのかも不明現在、国会図書館デジタルで公開されている本でお勧めを書いておきます。(キリスト教関係のみ)△は読みにくく感じたもの〇は支障なくか、あまり問題なく読みやすく感じたもの(あくまで個人的なもの)*以下は個人的な注釈〇ばらの園トマス・ア・ケンピス著[他]中央出版社,1965△愛情の書ニーノ・サルヴァネスキ著[他]中央出版社,1955△苦難の書ニーノ・サルヴァネスキ著[他]中央出版社,1959△信仰の書ニーノ・サルヴァネスキ著[他]中央出版社,1959△聖マリア・ゴレッテ...国会図書館デジタルお勧めの本

  • 小さき花-第8章~2

    小さき花-第8章~2

    私が誓願を立てる少し前に、ローマから尊き教弟シメオン師が来られて特に私に与えて下さった祝福を与えられました。この祝福は私にとって、最も貴重なものでありまして、一生涯一番激しい嵐を防ぐために、確かに大いなる力があったのであります。この大切なる誓願式の日の曙の前夜常に大いに愉快に過ごされるこの夜の祈りの間、私は俄かに自分の天職がまるで夢の如く空想の如くに見えました。これは悪魔……疑いもなく悪魔の仕業であって、この「カルメル会」修道女の生活が私に少しも適当でないという事を信じさせ、私が天主様のお招きにならぬ道に進むのは、目上の人を欺くのであるという事を思わせる企てであったのであります。それでその時に私の心は修道女となるのは「天主様のお招きではないから、世間の方に帰るより外に途がない」と思う程に、真の暗闇となりま...小さき花-第8章~2

  • 小さき花-第8章~1

    小さき花-第8章~1

    第8章母様!私は誓願を立てる前の黙想会についてお話を致しましょう。この間は慰めを受けるというよりも却って見捨てられたようにこの上もない無感覚でありまして、イエズスはいつも私の小さき船(霊魂)の中に眠っておられました。ああ聖主を心の中に、静かに眠らせ参る霊魂等は至って稀であります。私はこの事をよく悟っております。この良き御主は進んで聖寵の種々の勧めをもって御慈しみを垂れ、人々の心をご自分の方に惹こうと、絶え間なく働き疲れておられるから、私が静かに主を休め参らせたい気があるのをご覧になって、甘んじて私の心の中に休み給うのであります。主は大方私が永遠の大黙想会(天国)に入るまで御眼を醒めますまい、しかし私はこれを辛いというよりも、却ってこれが為にこの上もない愉快であります。まことに私はなかなか聖女ではありません...小さき花-第8章~1

  • 小さき花-第7章~9

    小さき花-第7章~9

    イエズズ様は私に教えて下さったところに立ち戻りましょう。ある夜、修課が終わって後ランプを捜しましたが、いつも置いてあるところにありませんでした。折り悪く断じてこの時は断じて無言を守らなければならない時間でありましたので、他人に尋ねることが出来ません。その時私はこれは疑いもなく一修道女が間違えて、私のランプを持って行ったのでしょう……しかしこの為に暗闇のところに1時間も辛抱しなければならないのか?……殊にこの夜はいろいろの仕事をしたいと思っていたので、もし私の霊魂を照らしていた聖寵の光がなかったならば、私は呟いていたの相違ありませんが、幸いにも聖寵の光を受けておりましたお陰で憂いを感じるに反して却って大いに喜びました。この清貧の徳はただ気にいる事や、不必要なものが欠けているのを辛抱するのではなく、是非なけれ...小さき花-第7章~9

  • 小さき花-第7章~8

    小さき花-第7章~8

    ちょうどその頃、私はシュレン司祭の著わされた「霊的生活の基礎」と題する書物を黙想していましたが、ある日黙想中に「私が誓願を立てるという熱望の中には、大いなる慈愛心が含まれている」という事を悟りました。……即ち私はイエズスを慰め喜ばせ奉る為に、おもちゃの小さき手毬の如きものとなって、イエズズ様の持ち物となっているのであるから、私はイエズス様の聖慮に従わずにして、イエズズ様を強いて私の望みに従わせるというような事を為すべきものではない……と。また婚礼の祝いの時に許嫁になった女が、立派な服装をしなければ夫の気に入りません。私はまだ霊魂を飾るために充分に働いておりませんから、その祝いを延期するのは当然であるという事も悟りました。そこで私は聖主に向かって「主よ私は最早急いで誓願を立てたいという事を願いません。私は主...小さき花-第7章~8

  • 聖小さきテレジアの詩 今日の歌

    聖小さきテレジアの詩 今日の歌

    三木羅風修道院雑筆(大正14年)より抜粋(国会図書館デジタルより、著作権終了)聖小さきテレジアの詩今日の歌わが命は、過ぎ去る一刻である。わが命は、逃げ去る一瞬である。主よ!この地上に生きながらえて主を愛し奉るには、今日一日のみああイエズス!主を愛し、主を熱望す。我がために、甘味なる救い主として、今日わが心にあまくだり、その微笑みを与えよ、今日一日の為、主よ!「明日」は暗く閉ざさるるもよし、「明日」の為に祈ることは出来まじ、主よ!御手を以って我を覆い、我が心を清浄に保たしめよ。今日一日の為。「明日」を思わば、我が心変わり易き事を感じ、我が心に憂い悶えの生ずるのを恐る。されど主よ!割れは甘んじ喜びて、誘惑と苦難とを迎えん、今日一日の為。やがて、永遠の岸に於いて主に見えん、我が水先案内者なるイエズス!荒波に漂う...聖小さきテレジアの詩今日の歌

  • 小さき花-第7章~7

    小さき花-第7章~7

    いずれ後日天国に行ってから、この島流しの世の辛く陰気な日の事を思い、天主様の為に堪えたこの苦痛を喜んで思い起こすでありましょう。父の殉教(病苦)は三年も長く続きました。しかしこの三年は私にとって最も利益になる最も大切な年であったと思います。その苦しみの三年間はいかに優れた慰さめよりなお貴重でありました。そして私はこの時に受けた心の苦痛を耐えた功績……即ちこの上もない価値のある彼の宝を思いますと、感謝に堪えずしてこう叫びます「主よ祝せられ給え……苦しみの中に過ごした彼の恩恵豊かな年の為に大いに感謝いたします」と。親愛なる母様、私等はその苦しい境遇の中でも絶えず私等の心が愛と感謝の念とに満たされておりましたからこの苦き十字架は如何にも貴重で、如何にも甘味でありました。そのときに私等は完徳の道に歩むばかりでなく...小さき花-第7章~7

  • 小さき花-第7章~6

    小さき花-第7章~6

    人々もみなこのような天候に雪の降ったことを不思議に思っておりました。そしてその時から人々は私のかねてからの望みを知って、雪を好むのは妙であると思いながら、この事を私の着衣式の小さき奇蹟であると申して、その後度々互いにこのことについて話しておりました。とにかくこのことが知れたのは結構であります。即ちこの奇蹟が、童貞の天拝というべき聖主……雪の如く白い百合(清浄潔白の霊魂)を愛せられるところの聖主の、いうに言われぬ慈しみぶかき事をも一層明瞭に表すのであります。式が終ってから後、司教様は私にいろいろと肉親のように親切にしてくださいました。司教様は側に居られた多数の司祭方の面前で、私が修院に入ることについて願った事や、ローマに旅行した時の事や、垂髪を結んだ事までも、お忘れなく話されて後、御手を私の頭にあてて種々と...小さき花-第7章~6

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