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2019/10/02

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  • ランボーとヴェルレーヌの話

    日本でも馴染みの深いフランスの象徴派詩人ポール・ヴェルレーヌは、1844年ドイツに隣接したメスの裕福な家庭に生まれ、21才で処女詩集「サテュルニアン詩集」を刊行します。 25才で結婚し長男も生まれますが、ヴェルレーヌは少年時代から自分がホモセクシュアルである事に気づき悩んでいましたから結婚することで自分を変えたかったのです。 そんなヴェルレーヌの前に、まるで運命のように現れたアルチュール・ランボーは弱冠17才の美貌の少年です。 ランボーは1854年にシャルルビルで生まれ、父は軍人でしたが後に両親は離別しています。 地元では神童と言われ15才から詩作を始めましたが、親も地元も嫌いだったランボーは…

  • 漫画/「消えたママ友」野原広子 感想

    仲良くしてたママ友の有紀ちゃんがある日突然いなくなってしまったのです。 子供が同じ保育園に通うママ友の4人は、春ちゃん、ヨリちゃん、友ちゃん、有紀ちゃんと呼び合う仲良しグループでしたが思いもかけない事件が勃発。 失踪か。家出か。息子のツバサ君を残していったことから男と逃げたんじゃないか?と悪い噂は保育園のママたちの間に瞬く間に広がります。 (野原広子「消えたママ友」) 「有紀ちゃんはそんな人じゃない!」と必死に味方する春ちゃんは常日頃元気のいい息子コー君の育児を奮闘中です。元気が良すぎて謝ってばかりですが決してコー君は意地悪な子ではありません。そう言ってかばってくれたのは有紀ちゃんだったのに。…

  • 漫画/「ヘウレーカ」岩明均 感想

    今回ご紹介しますのは、岩明均が「ヒストリエ」に先がけて2001年から2002年に描いた歴史漫画「ヘウレーカ」です。 さて「ヘウレーカ」とは、シチリア島シラクサのヒエロン2世から金の王冠の純度を調べるよう命じられたアルキメデスが、風呂に入って湯が溢れるのを見てアルキメデスの原理のヒントを発見したという故事がありますが・・・その時叫んだ言葉が「ヘウレーカ(わかったぞ)!」だと言われています。 (岩明均「ヘウレーカ」全1巻) 舞台は第二次ポエニ戦争中の紀元前214年から212年にかけて発生したシラクサ包囲戦です。シラクサはシチリア島の大都市でローマと同盟を結んでいましたがそれを破棄してカルタゴと結ん…

  • 漫画/「昭和天皇物語」能條純一 感想

    2017年にこの漫画の連載がビックコミックオリジナルで始まった時、正直あまり読む気持ちが起こらなかったものです。 天皇が主人公の漫画って画期的な気もするけど学校の教科書みたいな内容だったり単なる伝記だったらつまらないなと思いました。 しかし能條純一先生であった。 「哭きの竜」の。 しかも原作は半藤一利の「昭和史」なのである。(なんか最強の布陣) これがまた読み始めると面白くて、昭和天皇の人生を知ることは昭和の歴史を知ることでした。 (能條純一「昭和天皇物語」既刊11巻) 当然ながら昭和天皇が生まれた当時の皇室は現代とはまったく違います。 子供は生まれると里子に出すしきたりで親子は一緒に暮らしま…

  • 漫画/「ダーウィンクラブ」④ 朱戸アオ (ネタバレ)感想

    世界中の超巨大企業にテロを仕掛ける謎の組織「ダーウィンクラブ」。 クラブの人間に取り入り組織への潜入を目指す元警察官・石井大良(たいら)は言われるがまま爆弾を運んでしまう。 クラブに認められた大良の元に1枚のカードが届いた・・・・ (朱戸アオ「ダーウィンクラブ」第4巻) 好むと好まざるとに関わらずテロの片棒を担がされてしまった石井大良ですが、もはや立ち止まることはできません。自責の念に駆られながらもう進むしかないと心は叫びます。ダーウィンクラブはこれまでもこれからもテロをやり続けるのですから(かつて大良の父を殺害したように)なんとしてもつぶさねばならぬと決意します。 飄々としてつかみどころがな…

  • 漫画/「シグルイ」原作南條範夫・ 漫画山口貴由 感想

    今回取り上げますのはあたしの大好きな漫画「シグルイ」でございます。 「シグルイ」は2003年から2010年に連載されたのですが久し振りに再読したらやっぱ面白いですねえ。 この作品の特徴でもある残酷な描写がかなり好き嫌いが分れるかもしれませんが。 (山口貴由「シグルイ」全15巻) 「シグルイ」の原作は南條範夫の時代小説「駿河城御前試合」でして、これは寛永6年9月の駿府城主德川忠長の11番の御前試合をモキュメンタリー設定で書いた作品です。ちなみにモキュメンタリーとは虚構の物語を事実を伝えるドキュメンタリーのごとく演出する表現のことです。 忠長は3代将軍家光の実弟ですがご乱行の数々もあって堪忍バッグ…

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