暮れの元気なごあいさつ
萩尾望都「メッシュ」から雪のラパン・アジル 萩尾望都の「メッシュ」は1980年代に描かれた作品でパリが舞台になっています。 メッシュというのは、主人公の少年が金髪だけど銀色のメッシュが入っているように見える髪型からついたあだ名です。 メッシュは綺麗な顔に似合わないチンピラで、ボスのヤクを盗もうとしてリンチされ腕を折られて街を彷徨ってた所を、貧乏画家のミロンに拾われます。 ミロンは優しいおおらかな青年で、メッシュはなんとなくミロンのアパートに居ついてしまいます。 怪我も治り明るさを取り戻していくメッシュですが、彼の心の奥底には癒せない深い傷があって、そのせいで時々感情が不安定になってしまうのがミ…
2021/12/30 18:26