皇帝ダリアと秋の日々

皇帝ダリアと秋の日々

「わたしを見てね」と皇帝ダリアはほこらかに庭先飾る秋のはじめにカメムシが網戸にぺたりと張り付いて陽ざし浴びつつ挨拶くるる早々とお節の予約の受付を その気になれぬ霜月なかば こ秋の夜のひとしお寂しき雨の音 娘には