こんなにも小さく愛らしく咲く花よピンクパンサーの名前がすてきどこからも嬉しい便りは来ないけど今日もポストを開けてしまいぬラジオから「花の首飾り」流れ来て遠のく昭和にひたる雨の日一度でいいから届けてみたかった「母の日」のカーネーションの赤き花束はなびらの恋
なんとなく母のような優しさの芙蓉の花が一つ咲ました秋茄子を焼きつつ聴こえる遠雷の降ると思えば茜にそまる友の住む八王子の空はるかなり今では施設の人気者らし入選歌四年ぶり東京音頭流れきてこころ弾めど夕餉はひとり 産経新聞歌
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(えび) 荒草に混じりて咲きぬ葡萄色のクリスマスローズに春の雪ふる毎日の災害のニュースに胃も傷みお香を焚いて一人安らぐ春うらら媼集いて中庭のゲートボール見て元気をもらう施設から友のメールに安堵して「元気でいます」を繰り
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頂いたミモザアカシアに顔うずめおとぎ話しをフムフムときく春寒の夜更けに聴き入る「なごり雪」昭和の歌をしみじみときく冴え返る朝の空気の冷たくて熱きスープの食卓かざる入選歌日本橋から埼玉が見えし敗戦後能登の地震のいまにかさなる
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