人生すべからく夢なくしてはかないません
今日のタイトルは戦後の神戸市長、原口忠次郎の「名言」である。内務省の役人として四国にも赴任した経験から、四国が阪神地域と「橋」で繋がることが双方にとってメリットが大きいと確信した。連絡船は度々難破してそのたびに多くの犠牲者を出していた。土木技術者でもある原口は明石海峡を跨ぐ橋の建設を、国に請願し、市議会に調査費を提案するが、原口の「白昼夢」と笑われた。幅4キロ、強い潮流の明石海峡に橋を架けるなんてまさに夢の夢。それに反論したのが「人生すべからく夢なくしてはかないません」だ。原口の長年の調査活動などを知る議会は皆圧倒された。原口の生前に橋の建設が始まるかに見えたがオイルショックで起工式の直前に延期。原口は「墓は橋が見えるところに建ててくれ」と言って3年後に没する。明石海峡大橋の袂に「夢レンズ」というモニュメ...人生すべからく夢なくしてはかないません
2024/05/13 09:22