単答式の問題をバカにするな
「入試」では、受験生の知識も測定するためにクイズのような単答式の問題も一定数でる。代表的なものは国語の「漢字」の読み・書きだ。満点に対する配点の割合も低く、「どうせ・・・」とバカにする受験生も多いのは事実だ。 しかし、(あたりまえだが)入試は1点の差で数十人の差がつく世界。1点の違いで合否が逆転する。その意味でも単答式の問題も大切にしなければならない。 しかし、ここでは逆に配点の高い記述式や計算量の多い問題を得点するために単答式を、早く、正確に答えることの大切さを取り上げたい。 実は、試験時間の多くは「迷い」を断ち切るために使われる。実際に難関大学の数学でも計算が「正解筋」に入ったと自覚できれば、正答を導き出すのに多くの時間は必要としない。1問30分配当の試験でさえ、実際に計算に要する時間は10分くらいだ。 さらに、「迷い」は「焦り」と表裏の関係をもつ。迷えば迷うほ..
2019/08/30 12:28