【展覧会】シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝
陶芸とアスファルトで描いた作品がとても素敵でフロアを何度も回遊してしまった。つくることと、記憶を預かること。両方ともが、ぶっとい軸となって、どちらにも拠りすぎず、両面どんと押し出す(しかし静謐)な展示構成。持ち続けられず、でも捨てがたく「どうにかしてほしい」と願われているモノ。作品と行動で願いを昇華する活動。胆力と信念のようなもの、思い、が静かで余白のある展示空間に満ちている。会場フロアに敷き詰められた焼き物とか。手ざわりやさしく数がすごみ。時をまとう手ざわりのあるものたちを、暮らしから掘り出し、引き受け、可視化し、保つ。民藝。日本の民藝と共振がありつつも、少し違う感じがするのは、もうちょっと踏み込んでいるというか、モノに対する美的感覚以外の、社会軸での私的価値観(信仰とかそういう次元に近い感じがする)が...【展覧会】シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝
2024/08/25 16:30