『法華経』現代語訳と解説 その6
『法華経』現代語訳と解説 その6 諸仏の最初からの誓願は 仏の修した仏道を 普く衆生にも また同じく得させようと願うものである 未来世の諸仏も 百千億 無数のあらゆる法門を説くであろうが それらは実は一乗なのである(注1) 両足を持つ人間の中で最も尊い諸仏は 常に変わることなく その教えの本性はなく 仏となる道は縁に従って表わされると知っている このために一乗を説かれるのである(注2) 一乗の法は常に不変であり 一乗の表われである世間において一乗は常に存在することを 道場において悟られた導師である仏は それを方便を通して説かれるであろう 天人の供養する現在の十方の仏 その数が大河の砂の数ほど多…
2023/09/30 09:24