「お父さん!違うでしょ!」が症状を進行させる(6)
前回は、認知症患者さんを不安にさせたり、興奮させるようなやりとりが病状を進行させてしまうので、認知症治療にとっては同居している方による適切なケアが不可欠なのですが、実は周りの方が本人を落ち着かなくさせる「スイッチ」を入れてしまっていることが少なくないというお話をしました。 そして「同居している相手の方が不適切なケアを改めることは難しい」と判断される場合には、その相手の方と2人だけでいる時間をできるだけ減らしていくようアプローチしていくとお話ししました。 今回はその続きになります。 まずは介護保険サービスの導入と拡充を 認知症患者さんと同居されている方が、どうしても本人の気持ちを逆なでしてしまい…
2020/06/27 11:11