慣用単位胞:理解しやすい立方体の単位胞
慣用単位胞 体心立方格子や面心立方格子の基本単位胞は、基本並進ベクトルからつくられる平行六面体やウィグナーザイツ胞がある。 しかし、この平行六面体やウィグナーザイツ胞の基本単位胞は、図形として理解のしやすい立体図形ではない。 そこで、基本単位胞よりも体積が大きいが、繰り返しの単位であり、図形として理解の容易な立方体を単位胞として表されることが多い。この単位胞を慣用単位胞(conventional unit cell)という。 この慣用単位胞の中には、体心立方格子では2つの格子点が、面心立方格子では4つの格子点が含まれる。
2020/07/16 17:14