(2025年 アメリカ)還暦過ぎて頑張り続けるトム・クルーズの超絶スタントこそ見ごたえあるものの、一度見ただけでは把握しきれないほどの難解な物語と、それを理解させるために繰り返される説明の連続で、アクション映画としての勢いは削がれていた。感...
リーサル・ウェポン4【駄作】リッグスが感じ悪すぎて引く(ネタバレあり・感想・解説)
(1998年 アメリカ)もはやリッグスは最終兵器ではなくなっており、動きのキレもキャラとしてのトゲも完全に失っています。捜査らしい捜査もせず思いついた場所に押しかけているだけなので捜査過程にも面白みがなく、このシリーズの良さは完全に失われました。©Warner Bros.あらすじ釣りに出掛けたリッグスとマータフは、釣り船の近くを通った貨物船から銃声が聞こえたことから船に乗り込み、チャイニーズマフィアとの銃撃戦となる。座礁した船からは大勢の中国人密航者
アウトブレイク【良作】感染パニックものでは一番の出来(ネタバレあり・感想・解説)
(1995年 アメリカ)パンデミックの恐ろしさがかなりの迫真性で描かれると同時に、こういうものが上陸した時に政府はどう対応するのかというシミュレーション映画としてもよく出来ており、加えて演技の質も高く、かなりの見応えがありました。一般的な娯楽作の形に落とし込もうとして失敗した後半の出来は残念でしたが、その弱点を補って余りあるほど前半の出来は素晴らしいものでした。©Warner Bros.あらすじザイールで致死率の極めて高いウィルスによる出血熱が発生し
スペック・スクリプトとは企画先行型ではないオリジナル脚本を指します。ハリウッドが製作する映画がフランチャイズものばかりになった現在からは信じられないことですが、1980年代末から1990年代前半にかけてスペック・スクリプトを巡ってハリウッドのスタジオが激しい入札競争をし、脚本の値段が吊り上がっていた時期がありました。その時代の先頭を走っていた脚本家がシェーン・ブラックであり、彼が書く脚本には毎度大変な高値が付けられていました。今回は、金満脚本家シェーン・ブラ
『ダイ・ハード2』(1990年)では空港を、『クリフハンガー』(1993年)では山を、『カットスロート・アイランド』(1995年)では映画会社を、『ロング・キス・グッドナイト』(1996年)では自分の家庭をぶっ壊した凄い奴、レニー・ハーリンは80年代後半から90年代前半にかけて物凄い勢いでハリウッドの頂点に登り詰め、90年代後半に物凄い勢いで凋落した監督でした。マイケル・ベイが台頭するまで、ハリウッドの破壊王とはレニー・ハーリンのことを指していました。彼の破壊の記録
現在30代後半以上の方は、このマークを見るとときめくのではないでしょうか。これはカロルコ・ピクチャーズのロゴマークであり、80年代後半から90年代前半にかけての映画界を席捲していました。そして、このカロルコを率いていたのがマリオ・カサールなのでした。当ブログでもカロルコ関係の作品をいくつもご紹介しているだけに、そもそもマリオ・カサールとは一体何者だったのか、カロルコとは一体何だったのかを振り返ります。マリオ・カサールとは1951年ベイルート生
スティーヴン・セガールの映画はお好きですか?私は大好きです。特におすすめはデビューから『沈黙の戦艦』(1992年)登場前までの初期4作品なのですが、この時期のセガール映画は事情が分かってる人じゃないと少々厳しい部分もあります。そこで、初期4作品を分かりやすく紹介したいと思います。セガール初期作品の醍醐味とはスティーヴン・セガールの活動は以下の通り3分割できます。初期(1988年~1991年):中規模予算のバイオレンス映画が中心大作期(1992年~20
エンド・オブ・デイズ【凡作】サタンが間抜けすぎる(ネタバレあり・感想・解説)
(1999年 アメリカ)民間警備会社に勤めるジェリコは金融マンの警護を引き受けるが、その警護中にスナイパーによる襲撃を受ける。追跡の末に確保したスナイパーは修道士であり、「ミレニアムが終わり、サタンが復活する」との言葉を残した。独自捜査によりクリスティーン・ヨークという若い女性がターゲットであることを掴んだジェリコはクリスティーンの住所へと向かうが、彼女は修道士集団に襲われている最中だった。スタッフ・キャストトム・クルーズ主演からシュワルツェネッガー
ゴリラ【駄作】ノワールと爆破の相性の悪さ(ネタバレあり・感想・解説)
(1986年 アメリカ)元FBI捜査官で、現在は田舎町の保安官職を務めるカミンスキーに、元同僚ハリーからマフィアへの潜入の依頼が入る。ハリーは同じく捜査官である息子を殺されたが、マフィアへの内通者がいるFBIでは捜査が進展しないため、カミンスキーを個人的に雇うことにしたのだった。公的機関のバックアップのない危険な潜入捜査にカミンスキーは乗り出す。作品概要シュワ映画らしからぬシブいスタッフジョン・アーヴィン(監督):英国の伝説的なテレビドラマ『
トゥルーライズ【凡作】作り手が意図したほど楽しくはない(ネタバレあり・感想・解説)
(1994年 アメリカ)ハリー・タスカーは国家保安組織オメガ・セクターに所属する諜報員だが、ロサンゼルスには妻子がおり、家族に対してはコンピューターのセールスマンだと説明している。ある時、ハリーはアメリカをターゲットにした大規模な核テロの情報を掴むが、テロリストに自身の身元を知られて妻ヘレン共々拘束される。©Twentieth Century Fox作品概要フランス映画のリメイク本作は、フランス映画” La Totale!”(1991年)を気
レジェンド/光と闇の伝説_お姫様よりも美しいトムを見るだけの映画【3点/10点満点中】(ネタバレなし・感想・解説)
(1985年 アメリカ)巨額の製作費と腕の良いスタッフを大勢使っただけあって見るべきものは確かにある作品なのですが、話があまりにつまらなすぎてつらかったです。またリドリー・スコットが観客に媚びた感じになっているのもらしくなかったし、スコット
『ターミネーター』は6作品も製作されているのですが、監督もスタジオもバラバラでちょっとややこしくなっています。そこでシリーズを整理してみました。ターミネーター(1984年)https://b-movie.tokyo/the-terminator/作品概要製作までの経緯ジェームズ・キャメロンが『ターミネーター』の着想を得たのは、監督デビュー作である『殺人魚フライングキラー』(1981年)の現場を僅か5日間で解雇された時でした。『殺人
ジャッジ・ドレッド(2012年)【良作】硬派なデカレンジャー(ネタバレなし・感想・解説)
(2012年 イギリス・南ア・アメリカ・インド)核戦争により荒廃したアメリカでは、メガシティと呼ばれる大都市に人々が密集して暮らしていた。メガシティの治安を守っているのはジャッジと呼ばれる法執行機関であり、中でもドレッドは犯罪者から恐れられる存在だった。ある日、ドレッドは殺人事件の捜査のために超高層マンションに足を踏み入れたが、そこはママと呼ばれる犯罪者が支配する巨大な要塞だった。 © 2012 Reliance Entertainment スタッフ・キャス
エイリアン4【良作】今度はダークヒーローもの(ネタバレあり・感想・解説)
(1997年 アメリカ)前作から200年後。惑星フィオリーナ161に残されていた血液からリプリーがクローン再生されたが、彼女は軍の科学者たちがエイリアンを抽出した際の副産物だった。抽出されたエイリアン達は人間の手には負えず兵士や科学者を虐殺し始め、リプリーは宇宙貨物船ベティ号のクルー達と共に脱出を図る。 ©Twentieth Century Foxプロダクションまさかのシリーズ続行一生懸命作ったのに興行的にも批評的にも苦戦した『エイリアン3』
「ハリウッドは企画が枯渇している」「アメコミの実写化かヒット作の続編ばかり」との批判が多く囁かれており、確かにそういう企画って目に付きます。最近のトレンドは、前作からかなり時間の経過したお久しぶりの続編が多いってことでしょうか。こうして昔の企画までを引っ張り出してくるようになると、いよいよ企画の枯渇に困ってるのかなという印象を受けます。これらお久しぶりの続編映画の出来って実際のところどうなのかについて検証してみたいと思います。ターミネーター:ニュー・フェイト(201
【徹底検証】ディレクターズ・カット版で映画は面白くなっているのか
VHSが普及した90年代以降、映画の複数バージョンがリリースされることが定着しました。DVDやBlu-ray等のディスクメディア時代に入るとその傾向はより加速し、パッケージソフトにはちょい足しバージョンが普通に入っているような状況となっています。上映時間が増えてちょっと得した気にはなっているものの、そもそもディレクターズ・カット版って出来が良くなっているのでしょうか。金払って見る劇場版で一番良いのを出せよという否定的意見もあるだけに、代表的な5作品をサンプルにしてデ
エイリアン3【駄作】絶望的につまらないシリーズ最低作(ネタバレあり・感想・解説)
(1992年 アメリカ)前作の生存者達を乗せたスラコ号に謎の事故が発生し、脱出艇は流刑惑星フィオリーナ161に墜落する。そこは数十人の凶悪犯達が宗教的な戒律を守りながら労働に勤しむ惑星だったが、リプリーとエイリアンの登場で惑星の秩序は一変する。 © 1992 Twentieth Century Fox プロダクション 本作は、製作が極めて難航した作品として有名です。多くの脚本家が入れ代わり立ち代わり書いた脚本がいずれも却下され、話が決まらないうちに撮
エイリアン2【良作】面白い!かっこいい!見せ場の満漢全席(ネタバレあり・感想・解説)
(1985年 アメリカ)前作から57年後、リプリーを乗せた救命艇が回収される。リプリー達がエイリアンシップを発見したLV426には数十年前から入植がはじまっていたが、ある日入植者からの連絡が途絶える。これに対し植民地海兵隊が派遣されることとなるが、事情に詳しいリプリーも同行を求められる。©Twentieth Century Foxプロダクション生活苦のキャメロンのアルバイトが始まりだった本作の脚本が執筆されたのは、キャメロンが『ターミネーター
7月4日に生まれて【凡作】思想色が強すぎて引く(ネタバレあり・感想・解説)
(1989年 アメリカ)信仰心と愛国心に溢れる家庭に育ったロン(ロニー)・コーヴィックは、高校卒業と共に海兵隊に入隊し、ベトナム戦争に従軍する。戦闘中に受けた銃弾で脊髄を損傷したロニーは下半身不随となって帰国するが、帰国したアメリカでは主戦派と反戦派が対立しており、ロニーが英雄として迎えられることはなかった。©Universal Pictures作品概要オリバー・ストーンによるベトナム戦争映画オリバー・ストーンは1946年に裕福な家庭に生まれ
レオン【良作】燃えるアクションと秀逸なドラマ(ネタバレあり・感想・解説)
(1994年 フランス・アメリカ)イタリア系移民のレオンは殺し屋として生きてきたが、同じアパートに住む麻薬の売人宅がDEAに襲撃された際に、その娘マチルダに保護を求められる。レオンの部屋に保護されたマチルダは、人との一切の関りを断ってきたレオンの生活を一変させる。 ©Gaumont 作品概要リュック・ベッソン監督の代表作本作製作前のリュック・ベッソンは『グラン・ブルー』(1988年)ですでに監督としての評価を確立していましたが、世界的な名声を
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(2025年 アメリカ)還暦過ぎて頑張り続けるトム・クルーズの超絶スタントこそ見ごたえあるものの、一度見ただけでは把握しきれないほどの難解な物語と、それを理解させるために繰り返される説明の連続で、アクション映画としての勢いは削がれていた。感...
(1997年 アメリカ)全米年間興行成績No.1となった大ヒット作。大作らしい爆発的な盛り上がりには欠けるものの、黒スーツ&サングラスという主人公たちのファッションが決まっていたり、随所に挿入される小ネタが面白かったりと、細部の出来が非常に...
(1988年 アメリカ)大量破壊兵器シュワがコメディに進出したという話題性で公開当時には大ヒットとなったが、改めて見ると「シュワがコメディをやっている」「弟はダニー・デヴィート」という意外性の他には何もない凡作だった。感想『コナン・ザ・グレ...
(1974年 アメリカ)エアポートシリーズ第2弾だが、実に格安で製作されているので見せ場らしい見せ場がない。その分フィーチャーされるのがヒロインの顔芸なのだが、そのヒロインが田中真紀子というか、冝保愛子というか、柳沢慎吾というか・・・、とも...
(1981年 アメリカ・イタリア・オランダ)ジェームズ・キャメロンの監督デビュー作はB級ホラーだった!という若い人にはにわかには信じがたい作品。いろいろアレな映画扱いされてはいるけれど、ちゃんと向き合えばコンパクトにまとまった良作であること
(1988年 アメリカ)殺人鬼の警官がNYをパニックに陥れ、市民はもう何を信じていいんだかという着想だけはいいんだけど、それ以外の要素がいろいろとっ散らかっているし、肝心のパニック要素も中盤から消え失せるし、映画としてのクォリティは低い。で
(1997年 アメリカ)ウェズリー・スナイプスがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を受賞したという、にわかには信じがたい作品。しかもアクションではなく不倫ドラマで。着地点は想像の斜め上をいっており、かなりの珍作と言えるが、それゆえに見る価値
(2010年 アメリカ)アンジェリーナ・ジョリーのスパイアクション。意表を突く展開が連続する前半部分は文句なしに面白いのだが、後半に向けて説明不足だらけとなり、ドンデンへの納得感がどんどん薄くなっていく。 ブラックリスト入りした名脚本 本作
(1992年 アメリカ)スタローンが自身の最低作と認める駄作で、コメディなのにまったく笑えない前半部分は確かに酷い。しかし親子のバディで事件解決する後半部分は、割と真っ当なクライムアクションでそこそこ楽しめる。 感想 中学時代の私は、ランボ
(1999年 アメリカ)映画史上最大クラスの損害を出した空前の大コケ映画だが、アラブ人旅行家視点で英国の叙事詩を再構築したインテリな内容と、ジョン・マクティアナンのアクション演出の組み合わせは決して悪くない。騙されたと思って見て欲しい良作で
(1978年 アメリカ)ド迫力の波乗り場面が見せ場のサーフィン映画だが、人生という荒波に乗れなかった人々を描いた、実は暗い話だったりもする。良い映画だとは思うけど、個人的には合わなかった。 感想 存在こそ知っていたが、今の今まで見たことのな
(1998年 アメリカ)豪華スター共演によるシミュレーション映画で、後のアメリカ同時多発テロを予見する内容には驚かされるが、ポリティカルスリラーとしてはさほど盛り上がらない。エドワード・ズウィック監督はハイテクを描くことに不慣れだし、戒厳令
(2024年 アメリカ)世界観、テクノロジー、恐怖演出、グロ描写、すべてが完璧な作品で、その根底には『1』への深い深い愛情がある。さらには『2』~『4』、おまけに『プロメテウス』の構成要素まで取り込み、それでいて一切の破綻がないのだから、こ
(1981年 アメリカ)戦時下におけるサッカー親善試合と、捕虜による大脱走計画を絡めるという驚天動地の闇鍋企画だが、正直あまり盛り上がらない。ただし後のスタ作品につながる要素も多いので、ファンとして切って捨てられない魅力があるのも確か。 感
(1996年 アメリカ)シュワが「コメディもいける!」と勘違いしていた時期に主演した凡作。ウケを取りにいっているシュワの姿が痛々しいが、かといって見ていられないほど酷くもない。まさに凡作。 感想 むか~しゴールデン洋画劇場で見たけど、シュワ
(2024年 アメリカ)誰が望んだのか90年代の大ヒット作『ツイスター』、28年ぶりの続編。豪勢な見た目に対する貧弱なストーリーは前作譲りで、あまりおもしろくなかった。 感想 ここ最近の投稿を見ると、砂の惑星だの猿の惑星だのマッドマックスだ
(1993年 アメリカ)アパッチ族の勇者ジェロニモと騎兵隊の戦いが題材だけど、先住民への弾圧を声高に糾弾する内容ではなく、お互いをリスペクトしあう戦士たちの激アツドラマだった。ウォルター・ヒル監督×ジョン・ミリアス脚本はダテじゃない。 作品
(1983年 アメリカ)マイケル・マン監督の長編第2作にして、唯一のホラー映画。編集が粗く、ストーリーもつじつまが合っていない、主人公が何者だか分からないなど、いろいろ問題を抱えた作品ではあるけれど、一部に光る部分もあるので一見の価値はある
(2024年 アメリカ)『オーメン』(1976年)の前日譚で、オリジナルとの間で整合性を図りつつも独自性も織り込んだ着想は素晴らしかった。ただし映画のテンポまでが70年代風なので、現代のホラー映画として見ると間延びして感じられるのが弱点。
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
(2024年 アメリカ)待ちに待った30年ぶりの続編。アクセルの親子関係が雑、前作メンバーが歳行きすぎて成立していないなど、少々強引な部分もあるが、それでもちゃんとビバリーヒルズ・コップしていたので、十分合格点だと言える。 感想 90年代か
(1996年 アメリカ)野球バカが高じて人まで殺してしまうアブナイ人を名優デ・ニーロが演じたサイコ・スリラー。人生八方ふさがり状態でヤケを起こした主人公の姿には、物の憐れが宿っている。 感想 ダメ人間ほど自意識が高い 昔、日曜洋画劇場で見た
(1987年 アメリカ)80年代に流行したバディ刑事ものに、刑事と監視対象とのロマンス要素をトッピングしたアクション・コメディ。どんなジャンルでも卒なくこなすジョン・バダム監督が卒なく作った結果、可もなく不可もない凡作となった。 感想 中学
(2024年 オーストラリア・アメリカ)『怒りのデスロード』で気を吐いたフュリオサのスピンオフ。強さと脆さを両立したアニャ・テイラー=ジョイが素晴らしかったが、それ以上に悪役のクリス・ヘムズワースの狂いっぷりが最低かつ最高だった。 感想 フ
(1990年 アメリカ)ドルフ・ラングレンが人間を狩猟対象とするエイリアンと戦うというプレデター風アクション。さほど面白いわけでもないが、馬鹿みたいな威力のエイリアン銃の描写など、見所はちゃんとある。なおジェームズ・キャメロン制作の連続ドラ
(1980年 アメリカ)かつてイーストウッドが量産していたライト系の娯楽作だけど、家父長制的なイーストウッドの価値観は、現代目線では少々厳しい。めちゃくちゃ面白い展開があるわけでもなく、最後までノリ切れずに終わってしまった。 感想 午後ロー
(2024年 アメリカ)期待せずにみたらなかなか面白かった新章。アドベンチャーとして王道の筋書きに当てはめつつも、ミステリー要素を加えることで先読みができそうでできない物語になっている。アクション演出もキレッキレで、続編への期待値も高まった
(1986年 アメリカ)実は昏睡状態で生きながらえていたコングを、巨大な人工心臓とレディコングからの輸血で復活させるという力技の続編。アクションコメディ『ビッグ・ヒット』(1998年)でネタにされるなど駄作中の駄作ともいわれる作品だが、そこ
(2024年 アメリカ)人間を完全に脇役に追い込み、怪獣を名実ともに主人公に据えたエポックメイキングな怪獣映画。怪獣映画の行きつく果てを見せてくれる、実はすごい映画だと思う。 感想 IMAXにて鑑賞。やはり大怪獣映画はなるべく大きなスクリー
(2024年 アメリカ)映像美は相変わらず素晴らしく高品質な映画であることは間違いない。決して低い評価にはできないけど、娯楽作としての抑揚を頑なに拒否しているかのようなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のもったいぶった演出は、もっと柔軟にならないもの
(1989年 アメリカ)トビー・フーパー監督が「月刊ムー」感あふれる題材をシリアスかつ複雑に映画化した意欲作だけど、完成した作品はあまりに説明不足で分かりづらいし、分かろうと努力をするほど面白くはないし、結果、パッとしない仕上がりとなってい
(1989年 アメリカ)イーストウッドがアクション・コメディから足を洗うきっかけになった大コケ映画。アクションとしてもコメディとしても中途半端で、決して面白い映画ではないが、さくっと見るには程よい温度感なので、特に嫌いになることもなかった。
(1993年 アメリカ)ビデオスルーのB級SFだが、かと言って切って捨てられない魅力がある。前作とちゃんとつながった設定、世界規模の背景を持った物語など、よくぞこれだけ大風呂敷広げられたなぁと。低予算なので多くは期待できないが、やれることは
(1984年 アメリカ)懐かしの映画だけど、あらためて見ると記憶以上に作り込みの細かい良作だった。SF好きほど騙されそうな意外性あるストーリーに、地に足の着いたドラマ。総合的に完成度が高く、VFXのショボさには目を瞑りたくなる。 感想 子供
(2023年 アメリカ)3億ドルもの製作費がかけられた空前絶後の10作目。ストーリーにまとまりはないが、ジェイソン・モモア、ブリー・ラーソンら新キャストの魅力と、途方もないことになった見せ場の物量・熱量で何とかなっている 感想 今回が初鑑賞
(2021年 アメリカ)ついに宇宙にまで飛び出した第9作目だけど、ここまでくるともはや車である必然性がなく、ド派手な見せ場の連続にもちょっと引く自分がいた。ドム&ジェイコブ兄弟の確執も分かったような分からんような微妙なものだったし、
(2017年 アメリカ)ドムが敵の手に落ちる第8作。お話の方はいつもに輪をかけて適当だが、新監督F・ゲイリー・グレイのアクション演出が冴え渡っており、見せ場の楽しさはシリーズ随一と言える。 感想 これも映画館に見に行ったけど、特に面白いとは
(2015年 アメリカ)シリーズ第7弾にして、現時点で最大のヒット作。話は相変わらず適当で、都合が悪くなると方向転換を繰り返すが、ジェイソン・ステイサムを悪役に据えたことで戦いには緊張感が漂っており、アクション映画しては筋が通っている。また
(2013年 アメリカ)ミッションもののフォーマットを確立したシリーズ第6弾。ただしお話の方はいつも以上に適当で、敵を仕留められるチャンスを何度も逃し、何のために戦ってんだかも次第に分からなくなってくる。派手な見せ場は楽しいけど、所々やりす