日本書紀ゆかりの地を巡る~子部神社~
日本書紀ゆかりの地を巡る~子部(こべ)神社~「日本書紀」を紐解きながら、1300年前の人々に想いを寄せてゆかりの地を巡っていきましょう。~巻第14「雄略天皇」~462年、大泊瀬幼武天皇(おおはつせわかたけるのすめらみこと)(第21代雄略天皇)は、妃に桑の葉を摘ませ、養蚕をすすめようと考え、臣下である蜾臝(すがる)に蚕を集めるように言いました。すると蜾臝は誤って子どもたちを集め、天皇に献上したのです。「蚕」と「子」が同じく「こ」と発音する語であったため、勘違いしてしまったのです。天皇は大笑いして、連れてきた子どもたちを蜾臝自身で養育するように言い、少子部連(ちいさこべのむらじ)と言う名を与えたのです。また、あるとき天皇は、蜾臝に「私は三諸岳(みもろやま)の神の姿が見たい。お前は力が強いので捕まえてこい。」と命じま...日本書紀ゆかりの地を巡る~子部神社~
2020/03/31 07:33