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技術独立ビザでオーストラリアへ移住、研究開発職に就く。メルボルン郊外在住。オーストラリア生活、仕事、投資、移民政策についてできるだけ正確に伝えていきたいと思います。

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2019/05/09

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  • パートの最低賃金は25%増し(同一労働同一賃金の話)

    日本で働いていたとき。とある部署にて 私 「Aさん、この仕事を頼んでもいいですか?」 正社員A 「はあ? 何でわたしが? ぶつくさ…」 別の日。今度はBさんのところへ 私 「Bさん、この仕事を頼んでもいいですか?」 非正規社員B「はい、喜んでー!」 オーストラリアは同一労働同一賃金 オーストラリアの雇用形態の代表的なものは以下の三つだ。 フルタイム パートタイム カジュアル フルタイム イメージとしては、日本の正社員。 週の労働時間は約38時間。 オーストラリアではAnnual Leaveという有給休暇20日とは別に、Sick Leaveという有給の病欠(病院に行くときに使える)がある。 だか…

  • ほぼ確実に2億円貯める方法

    シドニーでの典型的な会話(2017年頃) 友人A「投資用物件を買おうと思うんだけど、オーストラリアの不動産ってめっちゃ高いよね?」 友人B「高いかもしれないけど、長期的には儲かると思うよ」 私 「無理して不動産投資なんかしなくてもSalary Sacrificeで節税した方が確実…」 友人C「長期的には儲かるはずだから、無理してでも買った方がいいよ」 私 「長期で見るならSuperの方が…」 友人A「決めた! 今から買いに行くわ!」 私がこれから紹介する「2億円貯める方法」には、運や特別な才能は一切必要ない。 時間を要するが、凡人にでも可能な方法である。 乗り越えるべき最も高い壁――それはオー…

  • 毎年確実に27万円節税する方法

    私と経理担当者(シドニーの職場)の会話。 私 「来期から給料を毎月10万円以上差し引いて、年金口座に入れて欲しいんだけど」 担当者「え? なんで?」 私 「そっちの方が得だから」 担当者「でもそんなことしたら65歳まで引き出せないよ?」 私 「もちろん知ってる」(実際は60歳でアクセス可能) 担当者「でも法律が変わって引き出せなくなるかもよ」 私 「ルールは完全に把握してる」(そんなバカなことは起こり得ない。何か変わるとしても「20??年生まれ以降の人に適用」となるはず) 担当者「でも…」 私 「ガタガタ抜かさずとにかく言われたようにしろ!!!」 担当者「はいっ」 前回の記事「オーストラリア …

  • オーストラリア vs 日本 税金と社会保険料

    過去記事「羨ましすぎるオーストラリアの年金①」で、オーストラリアの福祉が手厚いことを述べた。 それに対して、 ―どうせ税金が高いに決まってる。 というのが普通の反応だろう。 まず、消費税に相当するGSTは10%で日本と同程度だ。 それでは収入への課税はどうなっているのだろう? シンプルで分かり易いオーストラリアの税金 オーストラリアでは「給与」も「ビジネスによる収入」も「投資による収入」も全てひっくるめて同じ税率が課される。 そして、健康保険料に相当するMedicare levyが課税所得に2%上乗せされる。 それだけだ。 だから自分で計算できる。 (日本の税金や社会保険料は複雑すぎて、私には…

  • 株価が上がる原理

    株価は長期的には上がると言われている。 あなたはこの理由を明快に答えられるだろうか? 一見、オーストラリアと何の関係もないようだが、実のところオーストラリアを知り、ひいては日本を知るために必要な問いなのである。 さてあなたは明快に答えられるだろうか? ―長期的に企業の利益が増えていくからだろ! なぜ企業の利益が増えれば株価が上がるのか? ―株を持つということは、企業を分割して所有するということだ! 高い利益を出す企業の一部を所有すると得だろう! なぜ高い利益を出す企業の一部を所有すると得なのか? ―高い利益を出す企業は価値が高いということだ! だからみんなその一部を所有したがるのだ! 価値の高…

  • 羨ましすぎるオーストラリアの年金②

    前回の記事で、オーストラリアのAge Pensionが国民年金に比べ極めて有利であることを述べた。 今回は積み立て方式のSuperannuationを紹介する。 Superannuationは会社が負担 サラリーマンの場合、企業が給料の9.5%分を上乗せしてSuperannuationの口座に積み立てる。 例えばあなたの月収が100万円の場合、会社は9万5千円を上乗せしてあなたのSuperannuation口座に振り込むのだ。 大手ファンドの運用成績 Superannuationを運用する機関は幾つもあるが、手数料が低いAustralian Superの運用成績を見てみよう。 以下、平均年利 …

  • 羨ましすぎるオーストラリアの年金

    前回の記事で、移民はオーストラリア人より高収入であり、オーストラリア政府は「してやったり」とほくそ笑んでいると紹介した。 その後、私は、彼らがほくそ笑む真の理由をオーストラリアの年金に見出した。 オーストラリアの年金は二階建て オーストラリアの年金は基本的には二階建てである。 ① Age Pension 一定年齢に達するだけで貰える(国民年金に相当) ② Superannuation 自分で積み立てる(確定拠出型年金ぽい感じ) ①のAge Pensionが国民年金と決定的に違うところは、保険料を支払わなくても受給できる点だ。 と言っても通常は税金によって間接的に支払っているわけだが、極端な話、…

  • 移民に働かせてビーチでカクテル

    オーストラリア人の生活は実に優雅である。 海辺にはお洒落なカフェやレストランが並び、人々はカクテル片手に会話を弾ませるのだ。 しかしその優雅な生活も、移民に低賃金・重労働を強いることによって成り立っているのである。 …という話が始まる訳ではない。 実は移民は高収入 オーストラリア政府によるSHAPING A NATIONという報告書から「一週間の収入」のグラフを引用する。 赤い矢印のところを見て欲しい。 「青棒」は「1996年以降に来た移民」を示し、 ♦ はオーストラリア生まれの人を示す。 「青棒」は ♦ より高いことが分かる。 また、収入が高い側では概ね、「青棒」は ♦ より高い。 つまり、…

  • 欧米人が優雅に生きれる理由

    日本人の海外在住者が「働き方」について語るとき、幾つかのパターンがある。 ヨーロッパでは仕事のやり方が効率的で、残業する人など皆無である。合理的で効率的だから労働生産性が高い。それに比べて日本では無駄な会議が多く意思決定も遅い。ダラダラ残業する割に労働生産性が低い。先進国として情けない。 シリコンバレーでの競争は熾烈を極め、エンジニアたちは昼も夜もなく働き、その対価として大金を得る。彼らは優秀だから労働生産性も当然高い。日本は全くもって甘っちょろい。もっと働け。 等である。 オーストラリアは上記の「ヨーロッパ型」で語られる。 いずれにせよ、「日本型」を完全否定するのだ。 私は、海外在住者が情報…

  • オーストラリアの異常な移民率

    今月上旬に日本に帰省した。 海外在住者はまともな日本食に飢えている。 別に高級食材が食べたいわけでなく、普通レベルの刺身や寿司で十分だ。 だから泊まったホテルの近辺を物色してさっそく海鮮丼が食べられる店に入った。 店では外国人(東アジア系ではない)のスタッフが一人、接客していた。 なんとなく自信なさげに。 実際かなり覚束なかったが、日本語の障壁がそうさせるのだろうか。 それとも日本の職場は「ちゃんとやらなきゃいけないプレッシャー」がすごくてぎこちなくさせてしまうのか。 はたまた自分はマイノリティだと感じて自信が出ないのか。 私はオーストラリアで外国人(オーストラリアから見た外国人)にばかり囲ま…

  • 京都の「歪み」を見逃さなかった外国人観光客

    二年前、日本に帰省した際に京都旅行をした。 しばらく行っていなかった京都は、いつの間にやら海外からの旅行者でいっぱいになっていた。 名所を回るためにバスを利用したのだが、これまた外国人観光客ですし詰めになっていた。 というのも、市バスの一日乗車券がたったの500円だったのだ。 「これはお得だ」と思って買った一日乗車券だが、外国人観光客もその「歪み」を見逃さなかったわけだ。 一方で、「外国人観光客が多過ぎて地元民の通勤・通学に支障をきたしている」という話も聞いた。 私に言わせれば、「さっさと値上げしろ」ということである。 日本を代表する、いや世界有数の観光地の一日乗車券がたったの500円なんてあ…

  • 移民に家を貸せ

    前回の記事で「移民に家と車を買わせろ」と書いた。 家と車が高い買い物の代表だからそう書いたわけだが、これまた机上の空論に聞こえただろうか? ―ぽっと出の移民に家が買えるわけないだろ、と。 実際のところ別に買えなくてもOKなのである。 人口減は織り込み済み オーストラリアで不動産は過大評価されているが、日本では逆に過小評価されている。 投資利回りを見れば分かる。 オーストラリア、特にシドニーなどでは利回りは下手するとマイナスになる。 購入価格が高すぎて、ローンの返済額が家賃収入を上回るのだ。 なぜそんな投資をするのか? 頭が悪いのか? 実際、頭が悪いのだが、彼らが期待するのはキャピタルゲイン(値…

  • 移民に家と車を買わせろ

    日本では、移民は労働力として議論される。 移民と言えば労働力、労働力と言えば移民である。 将来の生産年齢人口減(労働力不足)を補うために移民に頼らなければならないということである。 私にはどうしてもこのロジックが理解できない。 消費の主役は生産年齢人口である。 (家や車を買い、子育てにもお金を使うから。) 将来的に生産年齢人口が減るなら、同時に消費も減るはずだ。 日本のGDPにおける輸出依存度は15%程度である。 よって日本経済は内需依存型であるから、やはり生産年齢人口減はダイレクトに消費減を意味する。 消費が減る=雇用が減る だ。 そういった世の中で果たして多くの労働力が必要になるのだろうか…

  • オーストラリアの超効率的な内覧会

    シドニーに住んでいたとき、賃貸物件を内覧(インスペクション)するのが土曜日お決まりのアクティビティだった。 借りるつもりもないのに、冷やかしで見に行くのである。 (思わぬ効用だが、これによって物件を見る目が養われた。) オーストラリアで賃貸物件を内覧する手順は日本のそれとだいぶ違う。 オーストラリアでは、まず、日時の指定がある。(大抵は土曜の午前) 例えば物件Aは 6月15日 土曜日 9:00~9:15 物件Bは 6月15日 土曜日 9:30~9:45 というふうに。 この場合、物件Aと物件Bが近くにあれば両方見に行けるわけだ。 ここで注目して欲しいのは、時間が15分しかないということだ。 不…

  • 正直すぎる不動産屋

    オーストラリアのアパートメントは、中身の機能性はさておき、デザインが洒落ている。 日本のように直方体がズドーンと建っているわけではない。 コスト高になってもデザインに凝った方が売れるのだろうか。 その辺の事情は分からないが、少なくとも日本より余裕を感じる。 少し前、メルボルン郊外で自分たちが住むための賃貸物件を探していたとき、私と妻は、とある新築アパートメントが気に入った。 気に入ったというより、建築段階から気になっていて、完成したらそこに引っ越したいと思っていたのだった。 完成し、いざ内覧してみると一つ明確な問題があった。 キッチンのシンクが小さすぎるのだ。 これでは大きな鍋やフライパンは洗…

  • 移民は神様

    友人の韓国人はちょっと金銭感覚がおかしくて、シドニー中心にあるアパートメントに、週1200ドル払って住んでいる。 週1200ドルというと、年62,400ドル、円高に振れている現在でさえ470万円以上である。 そして車は、8.5万ドル程度するアウディのコンヴァーティブルである。 8.5万ドルは約650万円に相当する。 加えて軽いアル中で、毎日six-packのビール(つまり6本)を全て飲み干すとのことである。 彼は以前言及した不動産エージェントBだ。 私の知る限り、彼の収入は人並みである。 やはり、頭のネジが少し緩んでいるようだ。 「給料を上げれば自動的に労働生産性が上がる」は机上の空論か 前回…

  • オーストラリアに行けば、あなたの生産性は上がる

    「稼ぎたければオーストラリアに行け」 ヨーロッパのワーホリメイカーたちの間では、それが合言葉になっているらしい。 「ファーム(農場)は稼げる」 ワーホリの日本人がYoutubeでそう言っているのを見たこともある。 2004年に語学留学していたとき、周りの日本人には「仕事から離れ、のんびりするためにオーストラリアに来た」という人が多かった。 一方、韓国人には出稼ぎ目的の人がいた。 彼らは日本人よりdesperateだった。 それが今や、ヨーロッパ人も日本人も出稼ぎ目的が一定数いるということだ。 最低賃金比較 オーストラリア vs 日本 (Wikipediaより。出稼ぎ目的なので、ここでは「名目」…

  • オーストラリア人は日本人より4割増しで有能

    「オージーはレイジー」 2004年にシドニーで語学留学していたとき、周りにいるワーホリの日本人たちがそう言っていた。 これはまず、語呂が良い。 またオーストラリアに住んでいると、オージーの仕事っぷりに関するトンデモ話をしばしば聞くことになる。 だから「オージーはレイジー」が事実かどうかはともかく、日本人たちがそう言いたくなるのは理解できないわけでもない。 一人当たりのGDP比較 オーストラリア vs 日本 ところが、である。 2018年の一人当たりのGDP(名目)で比較すると、オーストラリア人は日本人より4割以上も多く稼いでいるのである。(世界経済のネタ帳より) オーストラリア US$56,3…

  • 残業時間の「落としどころ」 in オーストラリア①

    日本で働いているとき、残業時間には「落としどころ」が存在していたと思う。 例えば、「この部署では毎日2時間くらいは残業する」というのが先に在りきで、それに合わせて仕事の時間配分をするのだ。 奇妙に聞こえるだろうか? ひょっとしたら多くの人はこれに同意しないかもしれない。 「何をバカなことを。自分が残業するのは毎日本当に忙しいからだ」と。 実際私も忙しかったが、忙しいとか忙しくないとかに関係なく、残業時間に「落としどころ」は確実に存在した。 例えば会議では、会議を引き延ばそうとする輩が常にいた。 もう検討事項は終わっているのに、どうでもいい些細なことを議題に加えてきたり、世間話を始めたりするので…

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