聖書の実践的解釈(1) 捨てても失われない自分
結論から先に言います。主イエスは、自分を捨てて自分の十字架を負って自分に従えと言いました。自分を捨ててるのに自分の十字架を負うことはできません。自分の十字架を負う者は自分以外にはあり得ないからです。 自分を捨てるというのは、自分自身すべてを捨てるという意味ではもちろんありません。あくまでも過剰な自尊心とか承認欲求なんかに囚われている自分を捨てろ…ということです。そうでないと人はへり下れないからです。へり下らなければ、人と人との間に「シャーローム」…すなわち真の平和・キリストの平和を実現することはできません。平和の関係がないところでは心の平安などありません。心の平安なくして魂の安らぎもないのです…
2021/12/31 12:31