『ザ・フラッシュ』感想〜DC映画史を駆け抜く〜(ネタバレあり)
『ザ・フラッシュ』の感想です。期待よりは下回ったが好きな映画である…と言いたいが、文句もある。 良かったところはキャラクター同士のフィジカルなやりとり。核となるバリーと母の場面は良かったので、そこは安心した。世界のために母を死なせるという着地は原案『フラッシュポイント』の流れを踏襲したもので、予想の範囲内。トマト缶の件は、位置を変えたことについては賛否が分かれるだろうが、特にエモーショナルで良かった。既に言われているように『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(以下『スパイダーバース』)とは逆の着地であり傑作『ターミネーター3』(傑作)を思い出させる運命論的な話だ。自分は運命論的な…
2023/06/24 18:48