読書メモ:四人の交差点
今日はフィンランドからやってきた名作(といわれる)四人の交差点を読んだ。図書館で借りました。どうだった?・外国語の訳本ながら非常に自然な日本語で読みやすかった。・内容はある拡大家族のうち4人をクローズアップして、同じ家に住みながらも交わらない家族の心と、そうなってしまう理由(センシティブな理由1つとフィンランド人の気質)を描いた作品。大きく4章構成で、婆(マリア)ー母(ラハヤ)-義娘(カーリナ)ー父(オンニ)がそれぞれ中心となって1930年代~90年代の年表を互いに虫食いするようにエピソードが描かれる。・特徴としては、"自立した女性"がかなり意識的に描かれていること。しかし、この当時はそういう女性が浮いた存在であったらしい。個人的にはそこに驚いた。2022年現在では最も男女平等の進んだ国として認知されてい...読書メモ:四人の交差点
2022/08/31 21:50