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2019/04/14

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  • 読書メモ:人間そっくり

    さて…久々に安部公房作品を読んでみました。どうだったか…まず、面白いとは言えるだろう。そして、(他の安部公房作品と同じように)怪奇な話。展開といい言葉遣いといい安部公房節そのままに、という感じ。ミステリアスな女性が出てこないので、出てくる作品よりは劣情をそそる様な魅力は下(すみません)。この小説の最大のポイントは自ら火星人と名乗る客人で、こいつの屁理屈だけで内容の8割を占めるというもの。※これは長くなるので別の記事で書きます個人的に近いと思ったのは"闖入者"。あれの場合は実際に家と命を奪われたが、この小説の中では主人公が正常な判断力(心)を奪われた、というような住み分け。あるいは妻も?理不尽な形で主人公が壊れて、結局誰が得することなく話が終わるため読後感はあまりよくなく、客人を○しておけば良かったのに…と...読書メモ:人間そっくり

  • 読書メモ:旅のラゴス

    久しぶりに筒井康隆。ラゴスの旅ではない。インターネットで、ブロードバンドみたいなこと。文庫の帯のコメントは以下。突然高度な文明を失った題名として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」。ラゴスの冒険が、今始まるー変化を求め、旅をすることと失われた過去の知識を発掘することを人生のよすがとした男が各地で人との触れ合いをしつつ旅を続ける、という話。・どうだった?まぁまぁ良かった。面白いというのとはちょっと違って、異世界を旅する非日常感を楽しむという読み方になる。小難しい説明がないので気楽に読める。まだ続けられそうなところで終わる(旅が終わってはいない)ので、読後感としては、もう少しだけ後のことが読みたいかなという不完全燃焼感はある。旅先で結婚したり子を儲けたりしつつ、そのあたりは相当ドライに描かれている。その...読書メモ:旅のラゴス

  • 読書メモ:図書館戦争

    ネットで評判が良かったのでこちらの本も読んでみたが…自分が"こういう文章は受け付けない"という条件を複数個満たしており、読んでいて非常に辛かった、というのが"どうだった?"に対する感想。どうしたものかと思ってamazonあたりでレビューを読むけど、あまり同じ意見はなさそう。少し詳しく書くと、以下。1.女性が主人公で男性との進展を楽しむラブコメである上記の通りで…主人公に感情移入ができないのと、ストーリーが登場人物のためのご都合主義のように感じたり、主人公の(特に面白くないと感じる)言動を男性陣が面白いと言ったり…ハーレム系の話や童貞くん彼女をゲットする系の作品に対して女性の感じる鼻白みが男女反転したようなものだと思って頂ければよいか。2.ラノベ風の語り口調で気になる点2-1.第三者になっていない語り部小節...読書メモ:図書館戦争

  • 読書メモ:コンビニ人間

    今日は村田沙耶香さんの芥川受賞作品"コンビニ人間"を読んでみた。・どうだった?まず、読んで面白かった。テーマとして自分は感じたのは"普通とは何だろう"というもの。超ざっくりあらすじ、コンビニで18年間という長期間働いていてその生活が平穏に続けばいいと思っている主人公(古倉恵子)が周囲からあれこれ干渉され、周りのいう"普通"をやってみようとしたが、でもやっぱり周囲の言う"普通"なじめなかった話。マジョリティ側とマイノリティ側、誰に感情移入するかで感想はだいぶ変わると思う。個人的にはマイノリティ側への感情移入もあるので、大衆的な感想とは少し異なった感想をしている可能性がある。では、"普通とは何だろうか"というテーマと思った辺りをアプローチしたい。・自分の経験から…自分が感じる生きにくさ自分も若い頃"変わってい...読書メモ:コンビニ人間

  • 久しぶりの飲み会どうだった?

    まぁ、久しぶりにオケの友人と吞みました。どうだった?という質問への回答が苦手な僕、ここでも考えてみたい。[素で答えてみる]一言で言えば有意義な話が出来た時間ということになると思う。最近の日常で話せていない人と久しぶりに話せて楽しかった。自分と考え方の全く違う人間と喧嘩にならずに話が出来たという視点でも楽しかった。ただまぁ、こういう飲み会の常とはいえ、いざ思い出そうとするとあまり話した内容は思い出せない。ということで、フォーカスが当てられるべきは「有意義な話」になるので、その根拠がどのようなものであったかということを書いてみる。[話の内容:材料]・どんな言葉足らずでも、"話したい"という気持ちと、言葉足らずでも話すことで満足できる場合があることの事例そしてそれへのツッコミ・オケ活動の近況・"国葬"の是非・好...久しぶりの飲み会どうだった?

  • 読書メモ:沈黙

    家にあった本の読書第二弾。さっき家族に"本どうだった?"と訊かれて会心の返答が出来なかったから、これらの作文を通じて自分が出来るようになりたいこと…というのには失敗している。本当はそういう時にパッと会心の回答が出来るようにすることだ。さておき、そういうことが出来るようになるために今日も作文。遠藤周作作品の中でも一部に人気の"沈黙"。あらすじは…時は1600年代。日本にフランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教に来て以来急激に信者を増やし、長崎には多くの教会もできた。しかし、既存の仏教を邪教と言い出したり現地の人々を誑し込んだことで為政者の怒りを買い、キリスト教および宣教師は弾圧を受けるようになった。そんな中、厳しい現状を知りながらなおキリスト教を布教すべく長崎に降り立ったポルトガルの司祭のロドリゴ。大方の"...読書メモ:沈黙

  • 記録を途切れさせてしまった

    1日8000歩をずっと続けていたのに、他のことに夢中になって残りの数百歩をやらずに日が変わってしまった…かなり、悲しい7/19までの記録で90%のユーザに勝てたかなぁ、多分89%で負けたかもしれないなぁ腐らずまた明日から8000歩歩こうね(と、自分を励まさないとショックから立ち直れない)記録を途切れさせてしまった

  • 読書メモ:氷点

    たまには自宅にある本を読もう、ということで妻の持つ本の中から三浦綾子の"氷点"を読んでみた。これは彼女の代表作と言われており、商業的にも成功を収めている。僕は初めて読む作家さんはなるべく代表作や受賞作を読むようにしているのだが、色々と良い内容で読書を楽しむことが出来た。なんでも、この小説は"原罪"がテーマなのだそうである。最近タコピーでも聞いた言葉。辞書を引いて言い換えると、"人間が根源的に負う罪"ということだ。今日は、この視点から感想を述べてみたいと思う。1.人間臭い人々、自らの弱さを読者に隠さない人々、自ら不幸に飛び込んでいく人々物語はある夫婦(啓造と夏枝)の娘(るり子)が殺害されるところから始まる。夏枝が若い医師(村井)と軽い火遊びを楽しもうとしたときに娘が二人を見咎めて家を出ていき、そのまま帰って...読書メモ:氷点

  • 実りの少ない一日に寄せて

    今日は溜まった洗濯をし、図書館で用事を済ませ、ちょっと楽器の練習もし、夕飯を作ったり溜まった録画の一部を消化したりしたが…どうも"実りの少ない一日"という思いに頭が満たされている。何の条件が揃うと"実りの少ない一日"と感じてしまうのか。実りと言っても実際に物を作っているわけではないから、何かの成果ということではないと思う。人との会話?本来の計画との乖離?不規則で貧しい食事?"これぞ休日!"という時間を作ら(作れ)なかったこと?シャワー?てか↑の項目は全て心当たりがあるところ。色々考えてみたが、個々の事象というよりは"1日全体のパフォーマンス"としてイマイチで、成していることの少なさと心身の休まり具合が釣り合っていないということがわかった。成していることが多くない割に、心身が休まっていないということ。もっと...実りの少ない一日に寄せて

  • 木の葉は空気のパティに潜る

    木の葉を森に隠せないなら、ハンバーガー宜しく空気のパティに挟んでしまえば手を汚さずに食べられる。木の葉は空気のパティに潜る

  • 思考テスト・国葬

    ★センシティブ案件嫌いな方はお引き取り下さい★とある方が秋に国葬が行われることになったようなのだが、もう一つ賛成できない気持ちがある。原因は自分の認識の在り方である。●論理的に…功績から見るとどうか長期政権を敷いて過去最長の内閣総理大臣在任期間を数えた。ただ、政策面ではあまり自分への関係を感じられる政策は多くなく、個人的に特に評価するところはない。(外交面での評価は高いようだ。)何なら、菅さんの政策の方が自分には恩恵があったし…私にはわからないことかもしれないが功績は大きかった、と言われたらそうなのかもしれないが。●感情的に…今の気持ちから見るとどうか…私個人としては、不幸な事件だった、というところだが。だが、今回の事故と国葬の話は切り離して考えている。●直観的に…感傷で国民の金を使おうとしてない?が第一...思考テスト・国葬

  • 読書メモ:OUT

    クロ現でやっていた桐野夏生さんの作品を読んでみたので感想を書いてみたい。※最近この手の記事が増えているのは感想をどういう切り口で描くのがよいかという試行錯誤のためである。・あらすじお弁当屋の工場の夜勤で働く4人。年かさのヨシエ、しっかり者の雅子、自堕落な邦子、気弱な弥生。それぞれに問題を抱えながらも工場で働いていたが、アクシデントで弥生が夫を殺してしまう。どうてんした弥生は雅子に相談したところ、死体を分割して分からないように各地に遺棄し罪を逃れるようにすることを進言された。一見非常識な判断だが、雅子は弥生を救うため、ヨシエと邦子は金のためにその手伝いをすることに…なお、本編中では一人称を語る人間が何回か変わるが、一番出番が多く、小説終了視点で一人称視点を語る雅子を主人公とみてよいだろう。・人間関係の危うさ...読書メモ:OUT

  • 読書メモ:二十四の瞳

    またしても小豆島への旅行で目にした作品を読んでいくという逆パターン。自分はこの作品を以前に知っていたような気がしていたが、実際は瞳の数を1000万倍した歌を知っているだけで、この小説は知らなかった。忘れないうちに感想を述べてみたいと思う。1.あらすじ全体的には遠めの人称で描かれていて群像劇の性格を持っているが、主人公としては大石先生ということになるだろう。昭和一桁の時代、洋服と自転車というハイカラないでたちで岬の小学校に赴任して12人の小学校1年を担当する。最初はそのハイカラさを奇異の目で見られれるが、島の古臭い慣習に縛られない独特の魅力を持つ先生として人気を得ることとなる。その後子供の悪戯によるケガや妊娠などから何回か小学校から離れつつも折々で子供たちと接する機会を持ちながら時は過ぎる。戦争が近づくにつ...読書メモ:二十四の瞳

  • ニュースだいすき

    昨日の衝撃的な出来事の後、ネット(例としてYahooニュース)では容疑者の個人情報の追求と、小沢一郎が怒られた話と容疑者の言及した宗教団体の話で盛り上がっていた。笑ってしまうのは最後のトピック。統一教会というワードを出した現代ビジネスの記事。昨日まで悲しみのポーズと犯人への怒りをコメントしていた人が、一転統一教会を叩き始めた。(実際前首相と統一教会との関係は親密であったようで、その文脈では犯人の動機にそれなりの筋を認めてしまったことになる。)まだ犯人の言っていることが信憑性に欠けるため自分としては意見を出しにくい。状況がよくわからないうちは意見を出さなくたっていいじゃないか。見切り発車という形であっても政治家やメディアの人は自分の意見をさっさと表明しないとボンクラ扱いされるからなのかね?昨日は揃いも揃って...ニュースだいすき

  • ダニアレルギー

    明日は通院の日だ。ダニアレルギーといえば自分の場合気をつけるのは服と枕と布団であり、喘息と鼻炎と皮膚炎の原因になりうるクソ野郎である。夏は汗をかくためダニが少なくても皮膚がかぶれやすく、布団が少ないため喘息が起きにくく、枕も頭に汗をかくためかぶれやすい。つまり喘息○、鼻炎○、肌✕。冬は汗をかかないのでかぶれないが乾燥するし布団が厚いのでダニが多くなる。アウターも埃を落とさないといけない。枕はカバーの埃を落とせばかいてき。喘息△、鼻炎△、肌△。ダニを克服できれば喘息○、鼻炎○、肌○で睡眠時無呼吸症候群や眠りが浅い悩みも消える。QOL爆増である。と信じているので、そうなって欲しい。2ヶ月目。ダニアレルギー

  • has died.

    本日は…元首相が遊説中に銃撃されて死亡するという事件が起きた。このニュースを聞いたときの何とも言えぬ不快な思いを書いてみる。1.半無意識との対話…独り言頭の中で鳴り響いた独り言。何余計なことしてくれてんの?超えてはいけない一線超えてんじゃん…日本にいるんだから天命全うさせてやれよ…かわいそう。(…自民の自演じゃないよな?)2.意識的に思うこと…日本にいるから基本的に安全という安心感への裏切りなんだかんだ日本人は毎日不平不満を口にするような奴でもテロ行為のようなことはしない人種と信じていた。しかし、年齢も近い、下手したらクラスメートになったかもしれないような人間がこのような事件を起こすとは…多くの日本人に"不安"を与えたという意味で罪は重い。人間は"不安"から逃れるためなら犯罪なんて平気でできる存在なのに。...hasdied.

  • 2か月遅れで5月の瀬戸内旅行の話をしてみよう

    題名の通り。毎日分の日記をいまさら思い出して書くのも苦痛だったのでここには旅行記を上げなかったのだが、折角なので3つの要素にまとめて書いてみることにした。瀬戸内旅行はどうだったか?見:厳島神社をはじめとしたいくつかの建造物の等の美しさに心惹かれ、食:各地で海産物とうどんを中心に食を楽しみ、遊:穏やかな海と離島の長閑な暮らしを垣間見て心の垢を流した。"るるぶ"の順番で書いてみた。それぞれをもう少し掘り下げる。行路見:"見"の中心は広島の原爆ドームと厳島神社。特に前回は行けなかった厳島神社が今回見られて感激!だった。例の鳥居が改装中だったため自分が知っていた光景と違った残念さはあったが、海に面した神社そのものの佇まいが素晴らしかった。鳥居の撮影をしても絵になるし、鳥居を超えて海を撮影しても絵になるし、海岸~神...2か月遅れで5月の瀬戸内旅行の話をしてみよう

  • 読書メモ:八日目の蝉

    5月に小豆島の映画村(の正面)まで行ったときに見たタイトルで気になったタイトルだったので図書館で借りて読んでみた。あまり整理して書けないが、感想を書いてみよう。○あらすじ赤ん坊のころに父(丈博)の愛人(希和子)に誘拐され4年間育てられた恵理菜。自らも不倫相手の子供を妊娠した彼女は、かつて母と慕ったその女性との生活をたどる旅に出る。(引用元:https://thetv.jp/program/0000045771/1/)○小豆島の美しさ5月の旅行で映画村に至る海辺をサイクリングするなどして、瀬戸内海の解放感と美しさを肌で感じた。希和子の辿り着いた素麵屋さんは土庄港の近くにあったそうめん店のような佇まいであることが想像できたし、高松のフェリー乗り場、車も載せられる大きなフェリーのことも思い出された。懐かしさを感...読書メモ:八日目の蝉

  • 聞かざる、聴かざる、🙉

    得るものがないような話を聞くってのが私は本当に苦手です。精神論の話は嫌いです。頭が悪いから精神論になるのだと思っています。聞き手の都合を考えず自分の言いたいことだけ話す人の話は聞きたくありません。自分が興味がある人以外の考え方や信条など聞きたくありません。推理小説や推理漫画に対する他人のいかなる考察も聞きたくありません。自分なりに楽しんで読んでいるものの妨げでしかないので。私は人の話を聞くのが嫌いです。“将来○○さんがこんなこと言ってたっけな、と思い出してほしい”と言われた話は、その部分だけ憶えてて、中身は全く覚えていません。◇なので、夢や空想に出てこないでもらえませんか?聞かざる、聴かざる、🙉

  • 8月のような6月が終わった

    35℃以上の猛暑日が連続し、日射しの熱量が骨身に堪えた6月の終わり。8月は、自分の中で歳をとるほどに、人の生き死にに関わる悪い思い出が増えていった。昔から好きな月でなかったが、今はハッキリと一番嫌いな月だ。悪い記憶をわざわざ呼び起したくないが、この暑さが当時の辛さを思い出させ、俺を憂鬱な気持ちにさせる。とか言っているのにまだ7月の頭とは…選挙前で新聞が来ていたり、物価上昇の割には給料が追い付かないし、エネルギー問題で原発がどうこう言っていたり、ロシアのウクライナ侵攻が続いていたり、静かに暮らしたくても勝手に周りが荒らしてきまくっている状態。いろいろなものへの怒りが溜まってきている。8月のような6月が終わった

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