私立高校の無償化は公立高校の再編を加速
大阪府では今年度から実質的な私立高校の無償化を開始した。同府が負担する私立高校の授業料の負担額には上限があるものの、無償化が実現された。例えば、年間40万円を負担していた授業料が負担ゼロになり、保護者にとっては、かなりの負担軽減となる。同府では私立高校の無償化の導入により、私立高校を志願する割合が増加傾向である。この影響で公立高校の志願者が減少し、定員割れを起こす高校も出ている。大阪府教育委員会は3年連続で定員割れを起こし、以後の改善が見込めない場合、閉校にする方針を打ち出している。私立高校の無償化を進めると、私立高校の希望者が増加することで、私学経営の安定度は高まり、収入は増加する。現在ある高校を生かすことで、施設や人材を有効活用することができる。私立高は補助金が投入されているものの、経営の自由度は高く...私立高校の無償化は公立高校の再編を加速
2024/08/28 04:53