うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
2024年5月
うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって歌う風・・・726千葉甫
アナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せるアナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せる歌う風・・・725千葉甫
食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る歌う風・・・724千葉甫
行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人歌う風・・・723千葉甫
折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く歌う風・・・722千葉甫
傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉歌う風・・・721千葉甫
書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字歌う風・・・720千葉甫
マイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めてマイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めて歌う風・・・719千葉甫
2024年5月
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うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって歌う風・・・726千葉甫
アナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せるアナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せる歌う風・・・725千葉甫
食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る歌う風・・・724千葉甫
行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人歌う風・・・723千葉甫
折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く歌う風・・・722千葉甫
傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉傍らを過ぎる車に飛び立たず町で生まれて育った鴉歌う風・・・721千葉甫
書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字書こうとするまでは記憶にあったのにペンが止まって出て来ぬ一字歌う風・・・720千葉甫
マイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めてマイペースの蠅取蜘蛛がキーボードをよぎって行くまで見る指止めて歌う風・・・719千葉甫
いつか雨が降ったのを知る窓際の木の葉に残る雨滴のあっていつか雨が降ったのを知る窓際の木の葉に残る雨滴のあって歌う風・・・718千葉甫
カーテンの外から滲む街灯に明かるむ部屋を見る目覚めてはカーテンの外から滲む街灯に明かるむ部屋を見る目覚めては歌う風・・・717千葉甫
ことも無く一日が行く次に為す予定の一つを今日も忘れてことも無く一日が行く次に為す予定の一つを今日も忘れて歌う風・・・716千葉甫
この道の一つの桜の花終えてその他の木々の中に埋もれるこの道の一つの桜の花終えてその他の木々の中に埋もれる歌う風・・・715千葉甫
似通ったこの日この日を生きている食べることさえ定型化して似通ったこの日この日を生きている食べることさえ定型化して歌う風・・・714千葉甫
ぎこちなくなった時間の救われるタイミングよく電話の鳴ってごこちなくなった時間の救われるタイミングよく電話の鳴って歌う風・・・713千葉甫
一本の雑木の枝の新緑の日に日に迫る窓の下から一本の雑木の枝の新緑の日に日に迫る窓の下から歌う風・・・712千葉甫
ここからは見えないところの桜から漂って来た花びら一つここからはみえないところの桜から漂って来た花びら一つ歌う風・・・711千葉甫
?呼ばれたように覚えて彼は立ち止まり、あたりを見回した。見覚えのない住宅街の通りだった。人影は無い。なぜ、ここを歩いているのだろう?それに、ここへ来た記憶もなかった。再び、声を聞いて振り返った。塀の上に座った猫が彼を見つめていた。見覚えのある猫だった。少年時代に居た飼い猫のトムを思わせた。「トム?」呼んでみた。「あぁ」猫が答えた。そのときドアが開いて出てきた人に眼をやった彼は、衝撃に身が凍りついた。その人は逝ってほぼ三年になる彼の父親と瓜二つだった。その人も、顔に驚きの色を浮かべて、「一夫か!もう、こちら彼岸へ来たのか。えらく早いじゃないか!」掌奇譚Homecoming千葉甫
鳴るたびに近づいていた雷鳴の遠退き始める雨は上がるか鳴るたびに近づいていた雷鳴の遠退き始める雨は上がるか歌う風・・・710千葉甫
薄暗い時間のままに昼が来てまた降り出した雨の聞こえる薄暗い時間のままに昼が来てまた降り出した雨の聞こえる歌う風・・・709千葉甫
窓の外よぎった傘を差す人に目には見えずに降る雨を知る窓の外よぎった傘を差す人に目には見えずに降る雨を知る歌う風・・・547千葉甫
ひそやかに降る雨見せて一台のヘッドライトが過ぎる真夜中ひそやかに降る雨見せて一台のヘッドライトが過ぎる真夜中歌う風・・・546千葉甫
窓の外行く警笛にはっとする思案半ばで微睡んでいた窓の外行く警笛にはっとする思案半ばで微睡んでいた歌う風・・・545千葉甫
片端から削除してゆく待っているメールは今度も入ってなくて片端から削除してゆく待っているメールは今度も入ってなくて歌う風・・・544千葉甫
思案しているばかりでは進まないリスクはあるがクリックをする思案しているばかりでは進まないリスクはあるがクリックをする歌う風・・・543千葉甫
目が覚めて時計を見れば起床する時間がちょうど来ている今朝は目が覚めて時計を見れば起床する時間がちょうど来ている今朝は歌う風・・・542千葉甫
投げられた礫のように通過した一羽の雀に続いて一羽投げられた礫のように通過した一羽の雀に続いて一羽歌う風・・・541千葉甫
気がかりな一つがあって水泡のようにたびたび意識に浮かぶ気がかりな一つがあって水泡のようにたびたび意識に浮かぶ歌う風・・・540千葉甫
行く雲を見ていて過ぎたひとときの記憶を辿る眠り待ちつつ行く雲を見ていて過ぎたひとときの記憶を辿る眠り待ちつつ歌う風・・・539千葉甫
雨はまだ降っているのか窓外へ眼を凝らす耳も澄まして雨はまだ降っているのか窓外へ眼を凝らす耳も澄まして歌う風・・・538千葉甫
選挙車の連呼の声の通過してひそかな雨の降る音続く選挙車の連呼の声の通過してひそかな雨の降る音続く歌う風・・・537千葉甫
聞こえるは耳鳴りばかり眠れない夜の時間は遅々と過ぎつつ聞こえるは耳鳴りばかり眠れない夜の時間は遅々と過ぎつつ歌う風・・・536千葉甫
太陽は表の窓から裏窓へ移ってことも無く今日の行く太陽は表の窓から裏窓へ移ってことも無く今日の行く歌う風・・・535千葉甫
側溝の隙から生えている草に鮮やかな黄の花を見る今朝は側溝の隙から生えている草に鮮やかな黄の花を見る今朝は歌う風・・・534千葉甫
卓上に今日も突っ立つ固すぎてキャップの開かないペットボトルは卓上に今日も突っ立つ固すぎてキャップの開かないペットボトルは歌う風…533千葉甫
声出して自らに問い声出して答えて徐々に記憶の戻る声出して自らに問い声出して答えて徐々に記憶の戻る歌う風…532千葉甫
購うことを忘れた一つがあったのをふと思い出す半日経って購うことを忘れた一つがあったのをふと思い出す半日経って歌う風・・・531千葉甫
十年間ハンドルネームで親しんだ人のふっつり絶えてそのまま十年間ハンドルネームで親しんだ人のふっつり絶えてそのまま歌う風・・・530千葉甫
過ぎて行く時間静かな昼下がり鏡を覗いている猫の居て過ぎて行く時間静かな昼下がり鏡を覗いている猫の居て歌う風・・・529千葉甫
売られては建て替えられる家々に包囲されつつわが家がある売られては建て替えられる家々に包囲されつつわが家がある歌う風・・・528