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池窪弘務
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2019/03/26

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  • 1946 31

    194631花見今年も桜は去って行った。僕の散歩コースに、野ざらしの地蔵に覆い被さるように、雷に二つに裂かれた桜の老木がある。桜が地蔵を守ったのか?地蔵が桜を守ったのか?老木は今年も瑞々しい花を咲かせた。【一句】肩並べ地蔵と二人花見かな194631

  • 1946 30

    194630父の帰還また父のことです。1946年に僕が生まれました。「お父ちゃんが行ったから、戦争に負けたんや」アホな息子は言ってました。リアルに覚えています。それと母が言っていたことが一つあります。父はトマトが嫌いだったけれど、帰還した父は畑のトマトにかぶりついたそうです。僕もトマトが苦手です。【一句】「父帰還」しやぶりつきたるトマトかな194630

  • 1946 29

    194629雑踏久し振りに難波に出た。何年ぶりだろう。補聴器は用をなさない。【一句】雑踏に老いの場所なし春愁ひ(はるうれひ)194629

  • 1946 28

    194628三角コーンいつもの散歩コース。もうウォーキングとは言わない。いつもなら右に曲がって池の地蔵さんに手を合わせてUターンする筈が、舗装された道が続いている。「三角コーン」が置いてある。三角コーンは家に帰って調べてみました。妻となら「赤いあれ」で通じますが(実際通じました)。通じなければ、工事現場なんかの赤い三角。結構そんな言葉を使っている気がします。三角コーンは言い得て妙ですね。「言い得て妙」も言い得て妙。後日三角コーンは端に寄せられていたので行ってみました。道は途切れ、同じ田んぼの風景でした。なんで道を作ったのだろう。【一句】道の果てに道の生まれし春野かな194628

  • 1946 27

    194627言葉の断片父は寡黙な人だった。何を話したかあまり覚えていない。父の思い出は断片的な言葉として蘇ってきます。102才で去年亡くなった義母を最後にみんな亡くなりました。もう僕の親の世代はいない。【一句】亀鳴くや父の言葉のひとつづつ194627

  • 1946 26

    194626ランドマーク二上山(にじょうざん)は西のランドマークです。三七年間通勤の車窓から眺め続けた山でもあります。雄岳と雌岳が寄り添う姿は間違いようがなく、方向音痴な僕にはありがたい山です。朝のウォーキングの友達です。霞がかかると、仲のよい夫婦みたいな影になります。当方は金婚式。あちら様は何婚式?【一句】二上山夫婦の影の薄霞194626

  • 1946 25

    194625スイッチ24の続きです。朝からかなり強い雨。傘が嫌いな僕は早足で歩きます(走れない)。皮膚科で処置をしてもらった後あちこちで濡れました。それにしても補聴器が効かないなあ。引きこもり老人はひと月分ほど喋ったのに。病院でもサンドイッチを買ったパン屋さんでも。改札を通った時も。これは音が出ないのか?。なんか出たような気もするし……。駅は暗く、静かでした。「この補聴器あかんなあ」あかんのは僕でした。寝る前に補聴器のスイッチを切ったままでした。【一句】補聴器のスイッチオフに春の雨194625

  • 1946 24

    194624時々老人性の疣(いぼ)が出来ます。今度は頭に出来たみたい。見えない。仕方ないなあと言う感じ。少し悩んで「先生に診てもらおう」と決心します。昔。右頬にほくろがありました。いや実は疣(いぼ)だった。先生に窒素で焼いてもらって消えました。兄弟が集まった時「ねえねえ、わしの顔変わってへん?」と、意気込んで訊きました。兄弟は「わからへん」と一言。「しっかり目をつむって下さいね」と先生の声。【一句】疣(いぼ)を焼く女医の気配や春の雨194624

  • 1946 23

    194623サボテントイレ掃除をしていたら、窓辺にごく小さい鉢がある。何か植わっている。妻に訊いた。「これなんや?」「サボテン」「サボってんの」久し振りの駄洒落なのに妻は笑わない。現役の時は、僕のおやじギャグは若い子に人気があった。「そろそろ言うぞ」そこで間一髪間を置いてのたまう。どーと笑いが来る。「生きてんの?」「生きてるよ」「水は?」「たまーにやってる」あの時10滴ほど水を遣った。【一句】サボテンのミリの成長厠かな194623

  • 1946 22

    194622お鈴(おりん)仏壇が我が家にやって来て三ヶ月ほど経ちます。同じ部屋で寝ています。光明真言を三度唱え次ぎに南無大師遍照金剛と三度唱えます。その合間に叩くのがお鈴(おりん)。そう呼ぶのを知りませんでした。「おりん」の響きは清々しいですね。三月句会に投句しました。1点入りました。その1点が嬉しかった。【一句】春雨やお鈴の音の少し濡れ194622

  • 1946 21

    194621心電図左胸が痛い。循環器内科の定期診察に妻に付き添ってもらった。「胸が痛くって」「いつどのように?」しどろもどろの僕に、「しょっちゅう言うてます」と妻が一言。心電図を取ることになった。さっさと動く妻について行くのが精一杯。「病気になりそう」一つしか違わないのに。お婆ちゃんはお爺ちゃんより元気なのだ。「正常です三年前と全然変わってないですよ」胸の痛みもましになったような気がする。【一句】年寄りの不安死ぬこと桜咲く194621

  • 1946 20

    194620寒造(かんづくり)父のことをよく思い出す。自分だけ一品酒の肴を作ってもらって、一合の日本酒を飲んでいた。【一句】晩酌は父の至福や寒造194620

  • 1946 19

    194619スーパー歩いて五分ほどの所に大きなスーパーマーケットが五年ほど前にできました。「ここにスーパーが出来ます」と不動産屋が言っていたのを思い出します。五十年近く前です。自転車を取り上げられたお爺さんは、買い物難民を免れました。【一句】可愛い子のレジを選んで木の芽時194619

  • 1946 18

    194618「ドラえもん」「ドラえもん」のび太と空の理想郷(ユートピア)を観ていた。少しわくわくする。孫と観たのは「アンパンマン」。長女と観たのは「スーパーマン」。字幕だった。必死に説明するアホな若い父。今度会ったら覚えているか聞いてみよう。家族で観たのは、「ジュラシック・パーク」三人の娘は大人になっていた。梅田の北野劇場だったと思う。超満員だった。【一句】「ドラえもん」一人鑑賞春灯(はるともし)194618

  • 1946 17

    194617つげ義春『ネジ式紅い花』つげ義春著すごい本だ。高価なのだが十分値打ちがある。想像以上だった。つげ義春の絵も好きだ。僕の青春の全てがあった。言うほどのものではないけれど。三十年以上も前、ラジオドラマの入選者が名古屋に集まったことがあります。話している内にみんながつげ義春フリークだと分かって大笑いした。人生は旅だなあって思います。僕は旅行が好きではなかった。土台が外されたみたいて、不安になるのです。旅はいつも不安と道連れ。旅行の帰路で「ああ帰ってきた、よかった」って言ったら、「お前とは絶体旅行に行かない」と言われたことがあったなあ。でも彼とは、それからも何度も職場の旅行に行った。二人とも友達がいなかった。「せつない」は『紅い花』ではなくて、『もっきり屋の少女』だった。「だめです私はせつないです」見...194617

  • 1946 16

    194616チューリップ【一句】どこにでもいる子がいいねチューリップ大谷くんおめでとう。194616

  • 1946 15

    194615ほうれん草前の冷蔵庫はドアにマグネットが使えたのに、新しいのは引っ付かない。白板(ホワイトボード)を側面につけて使っている。冷蔵庫の見た目は良くなった。本当はピーマンと書いてあった。ピーマンの方が走書きに合う。でも、ほうれん草もいいなあ。書いとかないと、忘れる。【一句】白板にほうれん草と走書き194615

  • 1946 14

    194614春一番「オヤスミ」と、妻は二階へ。僕は一人で気楽に過ごす。【一句】毎日が別れと出会ひ春一番194614

  • 1946 13

    194613額突然大きな音がした。地震。蛍光灯の紐を見つめたが動いていない。額が落ちていた。妻を呼んだ。こういう時の僕は危険だ。硝子の破片が飛び散っていた。大きな破片を取って、後は掃除機で吸い取る。手際よく片付いた。「気いつけや」と、僕は言うばかり。額の中身は、薬剤師免許妻と二人分。その他卒業証書等。「もうええねえ」と妻が言った。丸めて賞状筒になおした。飾っていることもないか。【一句】額落ちる割れた硝子の余寒かな194613

  • 1946 12

    194612『東京都同情塔九段理江著』途中から分からなくなったので最初から読み返した。現代版・バベルの塔という評も読んだ。言葉の通じなくなった世界。ロシアとウクライナの戦争を思い浮かべる。ウオーキングで池のそばにある地蔵に手を合わす。「おんかかかびさんまえいそわか」を3べん唱える。「かかか」は笑い声。地蔵の後の桜は真っ二つに裂けている。花芽がいっぱいついているのに気づいた。【一句】雷に裂けし桜の芽立かな194612

  • 1946 11

    194611AI『気持ちを表すことばの事典』飯間浩明著の「せつない」の項目は、きゅんきゅん遣る瀬無い胸が締めつけられる名残り惜しい遣り切れないです。【一句】[切ない」とAI囁く余寒かな194611

  • 1946 10

    194610美人女優NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』を録画して観ている。月~木15分ずつ。時間の合間に観られる。話は同性の恋に入っていった。ちりちりするような緊張感のある科白が交わされる。作りたい女は科白の時首を少し振る癖があるみたい。沢口靖子きんもそうだった。【一句】水とりや美人女優は首を振る「水とり」は二月堂のお水取り。水とりや氷の僧の沓の音芭蕉194610

  • 1946 9

    19469切ない朝四時に目が覚めた。何故か「切ない」。字が小さくて読むのを諦めた『気持ちを表す言葉の事典』を調べてみよう。何故か「切ない」ここにこうしていることが「切ない」【一句】眠り来ぬ布団にくるむ五尺かな19469

  • 1946 8

    19468補聴器去年の11月最後の日、補聴器を初めて付けた。もう去年か。決心したのは、義母の四十九日。義兄が話しかけるのに僕が反応しなかった。見かねた妻が「ちょっと耳が」と。皿洗い機がこんなにやかましいとは知らなかった。功罪半ばと言うところか。聞こえるのは耳、分かるのは頭。スーパーで女店員が耳元ではっきりと優しく言ってくれた。とにかく付けている。落としたら大変。八万何千円。デモ機だけれど初っぱなに病院で落としている。幸いに拾ってもらった。マスクとの相性が悪い。【一句】囀りや補聴器友に一句詠み19468

  • 1946 7

    1946777また、77を生きる。生きなければならない。【一句】鉛筆の書けぬメモ帳春愁ひ19467

  • 1946 6

    19466夢よく夢を見る性分だと思う。子供の頃からそうだった。大人になっても、老人になってもそうだ。ろくな夢を見ない。時には金縛りになる。楽しい夢を見たい。ほんま。職場のリアルな夢が多い。17年も経つのに。絶対に会うことのない同僚に出会う。病院薬剤師のリアルな職場。いつも不安にかられて仕事をしている。「まちごたらあかん」久し振りに飛ぶ夢を見たら、落ちた。【一句】白飯に海苔の佃朝の膳19466

  • 1946 5

    19465頭内爆発音症候群夢に婆さんが出てきた。おひめ様抱っこをしたから夢に間違いない。その時突然大きな音がして目が覚めた。東から「なんやねん」という声が聞こえた。なんやねん。枕元のスマホで検索する。頭内爆発音症候群。なんやねん。まずは小便に行く。【一句】小便の出方気にして春憂ひ19465

  • 1946 4

    19464梅いつもの所に梅はもう咲いているのだろう。朝の散歩を100メートル延ばさなければ梅は観られない。【一句】よたよたと今年の梅に会ひに行く19464

  • 1946 3

    19463あぶく僕はそろそろ死ぬのではないかと思う。生まれて生きて死ぬ。僕は、無数の連鎖の中のあぶくのひとつなのだ。【一句】暖冬やふたがみ山に手を合す19463

  • 1946 2

    19462義母の死去年の8月26日、午前二時に電話が鳴った。施設からの電話だ。一目で死んでいるのが分かった。義母の時間が止まっていた。「死」とは時間が止まること」【一句】母の骨拾へば軽し草の花19462

  • 1946 1

    1946年。1946。僕の頭にタイプされている。僕が生まれた年だ。77才。ずいぶん年寄りである。でも、これだけはどうしようもない。僕という人間はつくづく偶然の産物だと思う。つげ義春の『ゲンセンカ主人』という漫画にこんなやり取りがある。老婆「だって、前世がなかったら、私たちは生きていけませんが」旅の男「なぜ生きていけないのです」老婆「だって、前世がなかったら、私たちはまるで」旅の男「まるで」旅の男「まるでなんだというのです」老婆「ゆ……」幽霊ではありませんか【一句】立春や空気震はす鳥の声19461

  • 六月句会 池窪弘務

    兼題㊀季語:更衣・衣替え㊁漢字:水㊂感覚:短夜あるいは夜に関すること一切㊃当季雑詠六月句会池窪弘務㊀更衣香久山探す散歩道(持統天皇万葉集)㊁五月雨や人も地球も水となる㊂短夜の短き夢や父に会ふ㊃祖母といる長い縁側夏休私の家から少し歩けば大和三山を望めます。畝傍山と耳成山はすぐに分かりますが(どっちがどっちかはアホな私はすぐ忘れますが)、天香具山は丘のようでよく分かりません。でもよく見えるポイントを二箇所知っています。とても優しい山です。初めて詞書をつけました。「春過ぎて夏来にけらし白たへの衣干すてふ天の香具山」とても好きな和歌です。あの頃に日本が出来たんですね。㊂この頃何かにつけて父のことを思い出します。年令が近くなり、知らないうちに今の自分と比較しています。夢にもよく出て来ます。㊃父の実家は当時かやぶきで...六月句会池窪弘務

  • 鴻風俳句教室五月句会 池窪弘務

    鴻風俳句教室五月句会池窪弘務兼題㊀・新茶㊁・漢字:声㊂・ゴールデンウイークで体験したこと一切㊃・当季雑詠五月句会投句池窪弘務㊀名人戦ペットボトルの新茶かな㊁メーデーや声なき声に満ち溢れ㊂なおざりになおざりにして昭和の日㊃針仕事すつと糸ひく春の果一番気に入っていたのは、㊂です。先の敗戦を総括せずに日本は来たと思います。なおざりにして、一寸先しか見ずに(見えずに)。『なおざりになおざりにして』のリフレインは村上春樹氏の『一人称単数』の短歌。『たち切るも・たち切られるも・石のまくら・うなじつければ・ほら、塵となる』一点でした。鴻風俳句教室五月句会池窪弘務

  • 鴻風俳句教室四月句会

    鴻風俳句教室四月句会池窪弘務兼題㊀季語:山笑ふ//笑ふ山㊁漢字:万//満㊂季感:入学//入社㊃自由:当季自由作品㊀三輪山の一歩近づき山笑ふ㊁満開の桜の下の地蔵かな㊂遠き日の入社の友や今どこに㊃清明やキトラの里に蛇眠る㊁毎日のウォーキングで手を合わす地蔵を詠みました。雷に撃たれ、幹が真っ二つに割れています。今年も健気に満開です。㊂誰も付き合いなしです。㊃明日香の里にまた大発見がありました。鴻風俳句教室四月句会

  • 鴻風俳句教室三月句会

    鴻風俳句教室三月句会兼題㊀:季語:早春・浅春に係ること一切㊁:漢字:旅㊂:雛祭り㊃:当季詠三月句会投句池窪弘務㊀早春の河原に遊ぶ石叩き㊁浮き浮きと仲良き母娘春の旅㊂雛まつり三人官女は玉子なり㊃眠りさへ薬に頼る春憂㊀石叩き((たえず尾を上下に動かす習性から)セキレイの別称。〈[季]秋〉)はよく見かける鳥です。一瞬もじっとしていない鳥です。チャチャチャと歩いて、パッと消えてしまいます。また次の瞬間に現れます、その繰り返し。いつもつがいで、なかよしです。一年中います。点数は0点。㊁長女と妻が蟹を目当ての旅行。私は留守番を務めます。「仲良き」は「気の合う」の方がよかったかも。1点。㊂これには思い出があります。「娘さんが三人ですね。お雛様はされますね。これ作りました」。それが玉子の雛。心が騒いだ、お・も・い・で。1...鴻風俳句教室三月句会

  • 鴻風俳句教室二月句会

    鴻風俳句教室二月句会兼題㊀梅。㊁節(季語ではありません。季語はご自分で。節の漢字が入ること)㊂バレンタインデー・バレンタインで。㊃自由題(当季(大寒など)雑詠で一句二月句会投句池窪弘務㊀探梅やこの町今はふるさとに㊁節電のリモコン構へ冬菫㊂バレンタイン娘のチョコのおすそ分け㊃我もまた小さき命寒雀㊀結婚を機に奈良県の田原本町に移ってきて五十年。両親が奈良県出身だからと言う理由でした。その両親も今は亡くなり、ここが故郷のように感じます。㊁兼題に苦労しました。そして、0点でした。0点はこたえます。㊂長女は一生懸命手作りしてました。㊃自信の句。作品別三席に入りました。今回はこれだけです。自分の俳句は50句作って、一つか二つが俳句かなあと思う程度です。口から出る言葉が五七五の人は尊敬します。鴻風俳句教室二月句会

  • 一月句会

    一月句会兼題:㊀:去年今年㊁:松㊂:新年のお飾り一切㊃:当季雑詠一月句会投句池窪弘務㊀去年今年昭和大正遠くなり㊁元旦の障子開ければ松光る㊂パソコンに小さなしめ縄年用意㊃針供養見えない糸を通しけり㊀私は昭和。父母は大正。段々遠くなって行きます。㊁この季題、なかなか俳句が浮かばなかった。ふと窓を見ると庭に松があった。1メートルもなかったのに……。それにしても、日常に溶けて殆ど気にすることもない。50年……・。長いですねえ。松竹梅の庭だったんですが、最初に竹が根をはり、家が傾きそうで抜いてしまい、去年は、梅が虫にやられ、毎年の梅見が終わり。今はお前だけなんだなあ。㊂今年初めて飾りました。一年間ご苦労さん。㊃良い句だと思うですが、点は入らなかった。一月句会

  • 十二月鴻風俳句教室句会

    十二月鴻風俳句教室句会兼題:㊀季語:年の暮(利久出)㊁漢字:星(夕雁出)㊂「冬至」に関する土地の風習を㊃当季雑詠十二月句会投句池窪弘務㊀おやじギャグ笑ふ人なし年の暮㊁冬の星あれは父なりあれは母㊂ゆずかぼちや金婚式の冬至かな㊃寒菊の小さく揺れて憂国忌㊀現役中は駄洒落ばっかり飛ばしてました。仕事場は美女ばっかり。みんなよく笑ってくれました。でも、仕事は合っていなかったなあ。今でも悪夢に出て来ます。㊁兼題にかなり無理をしています。㊂金婚式で、コロナで殆ど会えなかった全員がそろいました。三人の娘・孫その旦那。私たち夫婦を入れて14人。出発点は二人。不思議なものです。十二月鴻風俳句教室句会

  • 鴻風俳句教室十一月句会

    鴻風俳句教室十一月句会兼題:㊀季語:「神無月」とその傍題㊁漢字:「湯」㊂「文化」:11月3日は「文化の日」です。これこそ「文化」と思えるもので。㊃当季雑詠:十一月句会投句池窪弘務㊀戦争の終りの見えぬ神無月㊁新米の湯気つややかな朝餉かな㊂辻ごとの地蔵に出会ふ文化の日㊃生も死も私の中に寒椿㊀神様はどこへ行ってしまったのだろう。㊁最近新米を買いました。10kg買うと半年ぐらい持ちます。半分ずつに分けて貰ってます。食卓に出るのはまだまだ先です。㊂地蔵様は文化だと思っています。『おんかかかびさんまえいそわか』と三遍唱えています。㊃みんな私に起こること。鴻風俳句教室十一月句会

  • 濃霧

    今朝は濃霧でした。偶然に映り込んだ鳥が……。濃霧

  • 鴻風俳句教室十月句会

    鴻風俳句教室十月句会兼題㊀季語「花野」㊁漢字「笑」㊂十月十日は「スポーツの日」なので、「スポーツに関わること一切㊃当季雑詠十月句会投句池窪弘務㊀花野みち亡き父母と歩きけり㊁落ち鮎やふふふと笑ふ父がいる㊂体育の日少し遠くへウォーキング㊃誰偲ぶ明日香の里の思草㊁何かにつけて父を思い出す事が多いです。年令が近づいてきたからだと思います。今まで気づかなかった、心の綾が分かるような気がします。今頃は落ち鮎の季節。父は含み笑いで「ふふふ」。酔っ払うと大笑いしますが……。今の自分と一緒です。㊃明日香は近場にあります。子供らとよく行きました。ローカルニュースで「ナンバンギセル」の動画を見てなるほどと思いました。鴻風俳句教室十月句会

  • 鴻風俳句教室九月句会

    鴻風俳句教室九月句会兼題㊀処暑㊁文㊂秋の野山一切㊃当期雑詠池窪弘務投句㊀七十も半ばを超えて処暑の空㊁秋彼岸俳句の多き母の文㊂野を巡り行く先先に秋桜㊃山ほどの迷惑メール残暑かな㊁俳句が好きだった母。僕と同じであまり上手じゃなかったけれど……。今ならもっと話せたのになあと思います。鴻風俳句教室九月句会

  • 22年七月 鴻風俳句教室句会

    兼題㊀季語:「向日葵」か「百合」㊁漢字:「空」㊂季感:「節水・節電」に関すること一切㊃雑詠:当季雑詠七月句会投句池窪弘務㊀向日葵や地蔵の笑ひおんかかか「かかか」は笑い声です。この真言を知ってからは、お地蔵さんに唱えています。㊁田に映る空の深さや早苗整ふ田植が終わった景です。「整ふ」は「ととのふ」。字余りになりました。㊂一度上げちびちびと飲む麦茶かな「一度上げ」はエアコンの設定温度。㊃鮎釣や竿しならせる兄の笑み長いこと会っていないなあ。沢山の点を戴きました。22年七月鴻風俳句教室句会

  • 今日の一句

    今日の一句繋がらぬスマホの孤独半夏生ブログは長いお休みでした。人知れず密かに戯曲を書いてました。応募しました。これで何人かに読んでいただける。今年の半夏生は携帯がつながらない日頃は何も感じませんが、この小さい機械に守られているんだなあと思いました。一人一人がコンピューターを持ち歩いている世の中も不思議です。今日の一句

  • 『秘書奇譚』『今昔物語集』

    『秘書奇譚』ブラックウッド・南條竹則訳『今昔物語集』作者未詳・大岡玲訳短期間で二作読んだ。どちらも読み切れるかどうか自信がなかったけれど楽しく読めた。『秘書奇譚』はミステリーと言うよりは恐怖小説と言った方がよいかもしれない。江戸川乱歩がブラックウッドについて書いていたのを覚えている。いずれの短篇もブルッとくる。『今昔物語集』は収穫だった。本当に面白くて一気に読んだ。千年前の人々が縦横無尽に活躍する。大岡さんの現代語訳も秀逸である。図書館で借りたが、手元に置きたいと思った。楽天で買おう!(決心がいるのです)買いました。『秘書奇譚』『今昔物語集』

  • 青い背表紙の安部公房の文庫本

    『突然ジーコのように』は作品集に入れなかったラジオドラマである。高校二年生の真知のモノローグから始まる。*真知(語り)「寝転がって、安部公房の『飛ぶ男』を読む。氷雨本町二丁目四番地の上空を人間そっくりな物体が南西方向に滑走していった。時速二、三キロ、読み間違いじゃないかと読み返す。歩くより遅いスピードで男は飛んでいる。飛ぶ、スーパーマン、ピーターパン、それは人の夢だ。だが、歩くより、遅く飛ぶとは、それでも、夢だろうか。夢でも、痛ましい夢だと思う。何かを左手に持ち、耳に当てがっている。唇の動きも、誰かに喋りかけてる感じ。携帯電話だ。荒い晒しのパジャマを着て、電話で話しながら、時速二、三キロで飛ぶ。すっごく無防備だ。案の定、不眠症の女に空気銃で撃たれた。深く考えない。漫画を読むように安部公房を読む。それが結構楽しい...青い背表紙の安部公房の文庫本

  • 池窪弘務作品集14 2015年(六十九歳)

    池窪弘務作品集142015年(六十九歳)『おくのほそ道・読み語り』リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*最後は古典で締めくくります。全文の現代語訳と注釈です。阿呆な私にも分かるように平易に解説しています。PDFファイルは手のひらモードにして、番号をクリックすると本文にjumpします。多数の閲覧をいただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。#池窪弘務#おくのほそ道#奧の細道#松尾芭蕉池窪弘務作品集142015年(六十九歳)

  • 池窪弘務作品集13 2015年(六十九歳)

    池窪弘務作品集132015年(六十九歳)『失われた時間(戯曲)』星と泉18号(2015年)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*『失われた時間(戯曲)』は何度も演出家に読んでもらおうと試みましたが、返事はありませんでした。その理由は分かりません。『星と泉18号』での評判は、編集部の女性の支持を得た作品と一応評価されました。しかし返す刀で、「殺伐の愚かさが伝わってくる作品だ」と思いもしなかった言葉でばっさり。「星と泉19号」で掲載された読者の感想はとても好意的でした。あなたはどう思いますか?*作品集もあと一回(『おくのほそ道・読み語り』)になりました。池窪弘務作品集132015年(六十九歳)

  • 池窪弘務作品集12 二〇一三年(六十七歳)

    池窪弘務作品集12二〇一三年(六十七歳)『補厳寺(ふがんじ)参る(小説)』星と泉14号(2013年)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*補厳寺は無住寺である。今も、朝のウォーキングで通ることがある。古い瓦屋根の小さな門があり、いつも閉まっている。世阿弥のゆかりの寺だという説明の立札があった。そこに短編小説の種が落ちていた。池窪弘務作品集12二〇一三年(六十七歳)

  • 池窪弘務作品集11 二〇一三年(六十七歳)

    池窪弘務作品集11二〇一三年(六十七歳)『閉ざされた森の神話(童話)』星と泉13号(2013年)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*童話は二つ書きました。『言葉のない村』と『閉ざされた森の神話』です。他にも書きかけたが、最後まで到着しませんでした。『閉ざされた森の神話』も一回ずつブログに書いたが、上手くいきませんでした。全部書き直すと、紐がほどけるみたいに、次々と物語がわいてきて、スルーと1本の紐につながったのです。とても楽しかったです。次はどうなるんだろうと、自分でもどきどきしてました。後は星湖舎の方々に感謝しなければなりません。『星と泉』に全文原作通りに(ルビも含めて)一挙に掲載してもらいました。初孫の感想は、「「あさぎ」がかわいそ...池窪弘務作品集11二〇一三年(六十七歳)

  • 池窪弘務作品集10 二〇一一年(六十五歳)

    池窪弘務作品集10二〇一一年(六十五歳)『一期一会の女(小説)星と泉7号(2011年)』リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*2010年の十二月に妻と南紀の旅行をしました。定年後のとても楽しい思い出になりました。そこで出会った三人の女性、多分二度と出会わな一期一会の女性たち。南紀の美しい風景と共に描きました。書いていて楽しい気分になった小説です。紀伊半島豪雨もあった。ふと、実在しない三人の女性がどうなったかと考えます。池窪弘務作品集10二〇一一年(六十五歳)

  • 池窪弘務作品集9 二〇一〇年 (六十四歳)

    池窪弘務作品集9二〇一〇年(六十四歳)星と泉6号(2010年)『失われた言葉の断片(小説)』リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*突然の同僚の自死。37年間勤めた中でもっとも驚いた出来事でした。改めて深く生と死を考えました。「彼は何故死を選んだのだろう。「死」とは「生」とは、「自分とは」。フィクションを加えて小説は一気に走り出しました。池窪弘務作品集9二〇一〇年(六十四歳)

  • 池窪弘務作品集8 二〇〇九年(六十三歳)

    池窪弘務作品集8二〇〇九年(六十三歳)『眠っている間に(小説)』星と泉2号(2009年)『眠りの間に』を改題リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*いっぺんに9年飛びます。この9年間何をしていたのだろう。「初孫」→「還暦」→「定年」と跳び箱を越えるように過ぎていく。やっと定年。「さぁこれからだ」と、書き続けてましたが、やはり新人賞の一次予選を通過できない。そんな時、星湖舎の「星と泉」という投稿雑誌を知りました。基本料金(5000円)+400字詰原稿用紙1枚につき800円で雑誌に載せてもらえる(審査があります)。50枚程度の作品はネットでに上げるしか方法のなかった私は、作品が活字になることに飢えてました。その第一作が『眠っている間に(小説)』...池窪弘務作品集8二〇〇九年(六十三歳)

  • 池窪弘務作品集7 二〇〇〇年(五十四歳)

    池窪弘務作品集7二〇〇〇年(五十四歳)瓶の中(戯曲)京都・スペース・イサン東福寺リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*インターネットで戯曲を公開して、参加者を募り、劇団を作る。こんな私の夢想に、同じラジオドラマ研究会の小倉富義さんが共鳴しました。その経緯は、NEWSONSTAGE(292)に紹介されました。「瓶の中」はラストに舞台の奥が開けられ、ずらりと並べられた鏡に観客が映り込むという見事な演出でした。私は下足番をしてました。「ほんまに作者はすることがあらへんかったなあ。舞台も見てへんし。」劇団「連」はこの一回の公演で解散しました。「スペース・イサン東福寺」も幕を下ろしたとか。今は、誰一人とも付き合いはありません。でも、劇団員一人一人の...池窪弘務作品集7二〇〇〇年(五十四歳)

  • 池窪弘務作品集6 一九九九年(五十三歳)

    池窪弘務作品集6一九九九年(五十三歳)窓(ラジオドラマ)1999-11-13(FMシアター)平成十一年(1999年)四月十六日第十四回創作ラジオドラマ脚本コンクール(名古屋)佳作入選リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*暗いドラマです。『トランプの家の迷子たち(戯曲)』と対極にあります。また、同じラジオドラマでも『一人で跳べる(ラジオドラマ)』と違って、モノローグがとても多いです。これがあの頃の私の実体です。今も変わらないです。老人になっただけです。池窪弘務作品集6一九九九年(五十三歳)

  • 池窪弘務作品集5 一九九八年(五十二歳)

    池窪弘務作品集5一九九八年(五十二歳)『トランプの家の迷子たち(戯曲)』リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*松竹新喜劇の酒井光子さんをイメージしながら書いた戯曲です。シナリオ学校の合評会で「吉本だ!」と言われましたが、「松竹新喜劇」です。お腹がよじれるぐらい笑えます。自分の書いたもので大笑いする。幸せな男です。池窪弘務作品集5一九九八年(五十二歳)

  • 池窪弘務作品集4

    池窪弘務作品集4一九九七年(五十一歳)『バスが行く(戯曲)』大阪・劇団コーロ1997(劇団コーロ)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*戯曲の公募で採用されました。ラジオドラマより原作に近いです。と言うより違う作品みたいです。「おゆうさん」、「六目さん」が登場します。この頃が私の最盛期かなあ。と、今から考えると……。池窪弘務作品集4

  • 池窪弘務作品集3 一九九五年(四十九歳)

    池窪弘務作品集3一九九五年(四十九歳)『バスが行く(ラジオドラマ)』1995-09-30(FMシアター)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*入選すればシナリオ依頼が来ると思っていたのは甘かった。『一人で跳べる』の演出家のS氏を頼ってシナリオを持ち込む日が続いた。やっと興味を示されたのが『バスが行く』だった。だけどそれからが長かった。何度も書き直しが続いた。「もうやめます」という言葉が何度もでかけた。シナリオは原形をとどめないぐらいになった。私は迷路に落ちた鼠みたいだった。そんなある日言葉が落ちてきた。初登場する風(ふう)やんの科白である。*音吉「風やんどこ行くんや」風やん「めばちこできたよって、鶴橋の目医者行くねん」音吉「お前も白髪が目...池窪弘務作品集3一九九五年(四十九歳)

  • 池窪弘務作品集2一九九四年(四十八歳)

    池窪弘務作品集2一九九四年(四十八歳)『一人で跳べる(ラジオドラマ)』1994-01-08(FMシアター)リンクをクリックして下さい。PDFファイルで読めます(Windows)。アンドロイドではダウンロードされます。*全て音のみで書いた。科白と音のみのドラマである。すなわちモノローグがない。不思議にすらすらと書けた。手応えがあった。入選した。*前年に友達が亡くなった。大学の卓球部で四年間一緒だった。私が部長で彼女が副部長だった。市民サークルの卓球で、彼女は頭をラケットでこんこんと叩いたと言う。彼女のよくやる癖だった。その後倒れたと聞いた。一度も意識は戻らなかった。今でも細かい仕種まで思い出す。男の先輩の烈しいラリーに耐える。汗が飛ぶ。病院に駆けつけた時は死の直後だった。私は卓球に対する興味を失った。*ドラマの主...池窪弘務作品集2一九九四年(四十八歳)

  • 池窪弘務作品集1 一九九一年(四十五歳)

    池窪弘務作品集1一九九一年(四十五歳)『胡蝶』劇団りゃんめんにゅーろん上演(森ノ宮プラネットステーションホール)*45才。悩んでいた。文学賞に応募しても一次予選も通らない。才能が無い。諦めろ。仕事も面白くない。往復三時間の通勤時間。俺は何をしているのだろう。虚しく一日一日が通り過ぎていく。もう45才だ。選考委員は、年令を見たとたん没。帰りはパチンコ、立ち飲みで生中(生ビールの中)。また一時間かけて帰る。ふと夕刊に「大阪シナリオ学校」の記事を見た。シナリオ?書いたことがない。小説一辺倒だった。人見知りの烈しい私は無理だと思った。だが八方塞がり。ドアを押した。*『りゃんめんにゅーろん』は大阪シナリオ学校の卒業生が立ち上げた、劇作家たちのプロデュース集団です。その旗揚げ公演は、公募でした。選ばれた三作品の中の一つが『...池窪弘務作品集1一九九一年(四十五歳)

  • 駆込み訴え(2)

    昨日の続きです。医師への駆込み訴え。*太宰治の『駆込み訴え』は傑作です。【主訴】二ヶ月ほど前から体調不良が続いています。熱や咳などありません。ただただしんどいのです。体重も1kg減りました。47.5kgてす。足の指が痛いです。非常に疲れやすい。不眠→朝2時に目が覚める。一番疑っているのは高血糖です。定年後15年間続けていた30分程のウォーキングもテレビ体操も途絶えました。まず高血糖を疑いました。*「ものすごく「気にしい」なので主治医と相談して血糖を計るのを止めました。「気にしい」とは、関西弁で「何かと気にしすぎる人」とか「神経質な人」という意味です。【心配事】体重減少の原因。尿が濃い。食後がしんどい→高血糖のためではないか。ビクトーザの効き目が低下(慣れ)しているのではないか。→処方の再考?。【気になる症状】瀕...駆込み訴え(2)

  • 駆込み訴え(1)

    今年(2021年)の7月23日75才になりました。あっという間に後期高齢者という感じです。日頃あまり老人という実感はなかったのですが、急に歳がいった感じです。それに体調の変化もありました。いつもなら一週間ぐらいで治る風邪が治らない。ずっと風邪をひいている。これは老化かもしれない。いや、この歳になればそんなもんかもしれない。気のせいだ。コロナ鬱かもしれない。そんな年齢になったのだ。後期高齢者だ(何を威張ってんねん)。*鬱という字は鬱になりそう。でも、何かが変わってきている。このまま死んでしまうのかもしれない。たまらずに九月九日内科を受診しました。*救急の日(日記を繰って始めて気づきました)予約の日まで待てなかった。孫のような主治医(女医)に、直訴です。妻が同伴してくれました。私は二十年以上、糖尿病を患っています。...駆込み訴え(1)

  • 憂国忌

    今年も憂国忌(11月25日)が巡ってきました。そして何事もなく去って行きました。一本の寒菊揺れる憂国忌去年の俳句です。生きていれば三島さんはいくつになったのだろう?96才。彼はこの年齢に耐えられただろうか。答はノンである。『声でつづる昭和人物史・三島由紀夫・1964年5月29日放送NHKラジオアーカイブス』決起の録音とともに、「老い」への嫌悪が語られている。死ぬことが怖かったのだ。癌になるのは嫌だ。年寄りになるのは嫌だ。その果てに自死があった。75才になった私は分かる気がする。老いていく自分を恐れた。ただただどう死ぬかを考えた。彼は本音で喋っている。純度99.99%の水のようだ。憂国忌

  • 『七夜物語(ななよものがたり)上・下』川上弘美著

    2009年9月10日から2011年5月5日まで朝日新聞朝刊に連載されたものです。私は毎朝読んでました。単行本になったのを直ぐに買ったのですが、読まずに書棚に仕舞ったままになっていたのです。9年後に取り出して読み始めたら、止まらない。あまり覚えていないのにも啞然としました。「単行本化にあたって大幅に加筆訂正をしました」とあり、そのためかもしれませんが……。話は変わりますが、日曜美術館で谷内六郎氏を取り上げてました。「週刊新潮」の表紙が懐かしいです。その谷内六郎さんの長女の方の言葉「知らないけれど知っている世界」が『七夜物語』にピッタリです。『七夜物語』は、怖い作品です。一般のファンタジーと異なります。『七夜物語』の世界から戻って来られない恐怖が絶えずあるからです。今の世界も自分の夢かもしれないと疑う私にとってかな...『七夜物語(ななよものがたり)上・下』川上弘美著

  • 「老いる意味」森村誠一著

    私は今年「後期高齢者」になつた。誕生日の7月頃から急に「しんどい」日が増えた。いつもは一週間ぐらいで全快した風邪がずっと続いているみたいだった。これが「老い」なのかとふと思った。そんな時この本に出会った。米寿を迎えた先輩のポジティブな「第二人生論」である。「余生」は「第二の始発駅」。未来に目を向ければいまの自分が「一番若い」老いて行く「私」に寄り添ってくれる本である。「老いる意味」森村誠一著

  • 😊今日の一句

    今日の一句鮎釣や瀬音に消える父の声母ならば幽霊でもと盆供養近頃とみに亡くなった父母のことを思い出します。😊今日の一句

  • 🙄『漱石の長襦袢』半藤末利子著

    突然の子供への暴力。葉脈みたいな葉書。文章の合間から透ける文豪の姿は切ない。文豪は、思ったより私達に近い人かもしれない。『硝子障子の中』を読み始めました。🙄『漱石の長襦袢』半藤末利子著

  • 😊鴻風俳句教室七月句会

    兼題㊀大暑㊁七㊂夏の食べ物一切㊃当季雑詠㊀大暑の日私を生んだ母がゐる㊁風呂掃除夫の仕事に七変化㊂さくらんぼ啄む夫婦五十年㊃夕立の軒なき町の宿りかな私が生まれたのは大暑の日です。母は辛かったでしょう。いつも大暑の日にはそう思います。😊鴻風俳句教室七月句会

  • 岬一郎の抵抗上・下(半村 良著)

    図書館で『岬一郎の抵抗』を検索した。1988年発行の上下およそ1200頁の超大作は、書庫に眠っていた。とても申し訳ない気がした。寄贈したのは私である。もう一度読んでみようと思った。今読んでみてもとてつもない作品である。全く色あせていなかった。このブログを読んでいる人は、近くの図書館で『岬一郎の抵抗』を検索して欲しいと思う。運よく出会うことが出来れば、至福の読書を楽しむことが出来る。私が請け合う。岬一郎の抵抗上・下(半村良著)

  • 😴鴻風俳句教室六月句会 池窪弘務

    兼題㊀蝸牛(かたつむり・かたつぶり・ででむし・でんでんむし・まいまい可)㊁紫㊂更衣:夏服に関するもの一切㊃当季雑詠㊀カタツムリ背負いし家の重さかな㊁紫蘭咲く子連れの猫の散歩道㊂ステテコは父親ゆづり更衣㊃百歳の義母にワクチン若葉風いつもですが、今回は本当に苦吟です。ギブアップ寸前でした。㊀は最初は『かたつむり何も知らない君のこと』。『かたつむり』をネットで調べたら知らないことばかりでした。雌雄同体はかすかに知っていた?でも雄と雌が出会う確率が少ないからだとは知らなかった。出会うとどちらかが雄と雌になるのかしら?二対の触角の長い方の先端に目がある。こんな背景を読み込むことは出来ないですね㊁は『紫』に土手に毎年咲く紫蘭を詠もうと。『今年また静かなひかり紫蘭咲く』『今年また』が気に入らない。四苦八苦。ギブアップと思った...😴鴻風俳句教室六月句会池窪弘務

  • 😲今日の一句

    今日の一句翔平の二刀流なりこどもの日毎日登場。毎日観てます。ちょっと飽きてきた。😲今日の一句

  • 😊鴻風俳句教室五月句会 池窪弘務

    兼題:㊀季語:「麦の秋」㊁漢字:「旅」または「宿」㊂「端午の節句」に拘わるもの一切㊃当季雑詠㊀ウォーキング少し遠くへ麦の秋㊁初夏の旅スマホで俳句五七五㊂兄と折る古新聞の鯉のぼり㊃遠き日の父の笑顔や鮎放つ㊃は友釣りの光景です。父は友鮎をそっと優しく放していました。それも遠い昔のことになりました。😊鴻風俳句教室五月句会池窪弘務

  • 🙄今日の一句

    今日の一句追憶に生きる父母(ちちはは)夏の川夏になると父母のことを思い出します。念願の山小屋を川のそばに作った晩年。心ない釣り人から「おっさん鮎釣らんかい」と言われても、「川の掃除してるんやさかい」と、笑っていた父。様々な思い出がフラッシュバックしてきます。父は今の私より若かった。🙄今日の一句

  • 😴今日の一句

    今日の一句孫の手の指五本あり夏近し暇だなあ。暇です。😴今日の一句

  • 😜今日の一句

    今日の一句生まれるは死ぬことなりと目刺食ふ😜今日の一句

  • 『三度目の恋』川上弘美著

    あとがきに、『伊勢物語』をモチーフにした作品であり、『高丘親王航海記』の大いなるオマージュでもあると書かれています。『高丘親王航海記』は*両手読みをしています。『伊勢物語』は川上弘美訳で読みました。見事に何も覚えていない。『三度目の恋』は楽しく読み終えました。江戸時代、平安時代と現代との交錯が楽しいです。『枕草子』を訳していた頃を思い出します。最後は鮮やかな着地です。*「両手読み」は造語です。目次毎に原作と漫画を行き来しています。参照ブログ1参照ブログ2『三度目の恋』川上弘美著

  • 😊四月 鴻風俳句教室句会 池窪弘務

    兼題㊀季語:燕・雲雀:どちらでも結構です。㊁漢字:音・声:どちらでも結構です。㊂課題:春の野菜一切㊃自由:当季雑詠㊀そろそろと思ふ間もなく燕来る㊁春うれひアクリルごしの義母(はは)の声㊂春菊のかをりいただく夕餉かな㊃春分やふたかみやまに夕陽落つ㊁は私の提出でした。自分が出しておいて一番苦労しました。㊂は0点でした。0点は結構勉強になります。この句は選者の目をすっと通り過ぎたのだと思います。それはそれで……。😊四月鴻風俳句教室句会池窪弘務

  • 📱💊💻「システムike」

    「システムike」tabletスマホ、アンドロイドタブレット、パソコンでデータを共有するシステムです。名づけて「システムike」「システムikekubo」です。二ヶ月かかって一応完成です。パソコン:FMVWindows10アンドロイドタブレット:LAVIE(NEC)スマホ:BASIO4共有するのは①「付箋」スマホとパソコンで同期。アンドロイドタブレットは出来ませんでした。②「カレンダー」三機種とも出来ましたが、スマホでスケジュールの追加変更を行っています。③「simplenote」三機種とも出来ました。追加変更も三機種で出来ます。①は主に俳句。ちょっとしたメモ。②スケジュール管理。すなわち物忘れ管理。③文章の作成は主にパソコンでしています。時々ごちゃごちゃになりますが、とても便利です。📱💊💻「システムike」

  • 😊今日の一句

    今日の一句快便があれば良き日と思ひけり「快食、快眠、快便」すなわち健康ですね。俳句で「便」は禁句だと思います。では、川柳で。当然季語はありません。思わぬところから芽が出たチューリップ。咲きました!一日経ったらピンクになってました。😊今日の一句

  • 今日の一句

    今日の一句春うれひ誰(たれ)が呼んだか救急車百件ほどの戸建て住宅の団地に住んでいます。造成されて50余年。隣人との距離も適当で私には住みよい所です。しかし、働き盛りの人で満ちていた町内も老齢化が進みました。私もその一人です。よく知っている人が何人も天国に召されました。救急車のサイレンに胸騒ぎがします。写真は、桜の間から見える二上山です。分かりますか?別の角度から桜も老齢になりました。今日の天気みたいに湿っぽい話になりました。今日の一句

  • 😊🤔今日の一句

    今日の一句桜咲くあつという間の浮世かな😊🤔今日の一句

  • 『死者の書』原作折口信夫・漫画近藤ようこ(2)

    舞台になっている二上山は私の散歩コースで見えます。大和三山も私の散歩コースで見えます。毎日古代ロマンの中を歩いているのです。五十年近く住みながら、畝傍山と耳成山の区別があやふやです。多分向かって右が畝傍山、左が耳成山、その左に写っていないが、香具山があると思います。大和三山は見る位置によっても形が変わりますので思いのほか区別が難しいです。その点二上山(ふたかみやま)はかんたん。西を向けばいつもあります。春分と秋分には雄岳と雌岳のちょうど間に夕陽が落ちるとのこと。『死者の書』を読んでいて初めて知りました。春分はもうすぐです。明日!『死者の書』原作折口信夫・漫画近藤ようこ(2)

  • 『死者の書』原作折口信夫・漫画近藤ようこ

    折口信夫の名前だけは知っていました。読みは「おりぐちのぶお」。まるっきり違ってました。「おりくちしのぶ」原作と漫画の両読みで楽しもうと。だが、高岳親王航海記」とは違い原作が難しい。少し読んだが、頭がガンガン。それでは電子本で読もうと画策しました。まずは愛機LAVIEに青空文庫「ビューアAd」「Yom!青空文庫」インストール。『死者の書』は簡単に見つかりました。すごく見やすい。感動しました。さあ読もう。ルビの大きさまで指定できるのは驚きです。『死者の書』原作折口信夫・漫画近藤ようこ

  • 『影に対して』遠藤周作著

    遠藤周作の未発表作品が発見されたとのニュースは知っていた。若い頃夢中になった作家だが、いつの間にかその熱は冷めていた。読み始めるとその頃の熱気が蘇ってくるようだった。独白に「僕もそうだよ」と一人頷く。作者が反発した父親の「平凡が一番いい」の言葉もよく分かる。これは年寄りになると身に沁みる。小説を読みながら、親鸞の言葉を思い出していた。「善人なおもって往生を遂ぐいわんや悪人をや」『影に対して』遠藤周作著

  • 😲鴻風俳句教室三月句会 池窪弘務

    鴻風俳句教室三月句会池窪弘務兼題㊀季語:下萌/草萌/萌㊁漢字:楽㊂「卒業」での思い出㊃当季雑詠㊀草萌や見守隊と子ども達㊁ゆめうつつ朝寝楽しむ半時間㊂卒業や二度と会はない友ばかり㊃雪ひらり空気にとける雨水かな週に一回見守り隊員です。子供は草萌。見守隊は枯れ草。枯れ草頑張ってます。まだ落葉じゃない。一席を取りました。何番だと思いますか?一番自信があったのは㊃。お一人が特選でした。ありがとうございました。一席は㊁でした。😲鴻風俳句教室三月句会池窪弘務

  • 『高岳親王航海記』原作澁澤龍彦・漫画近藤ようこ 2

    原作を一章読み、それに合わせて漫画を一章読む。すごく分かりやすく、立体的に『高岳親王航海記』が立ち上がってきます。『高岳親王航海記』Ⅱの表紙は「薬子」。漫画の薬子はなんと魅力的なんでしょう。傾国の美女というより可愛い女です。みんな高岳親王を「みこ」と呼びます。親しみをこめて「みこ」と呼びます。音の世界も立ち上がってきます。蘭房(美人の閨房(けいぼう・寝室))。キーワードは「鳥」。「鳥」はなんて不思議な生き物でしょう。空を飛べるなんて。私たちは「鳥」のことを何にも知らない。『高岳親王航海記』原作澁澤龍彦・漫画近藤ようこ2

  • 🤣今日の一句

    今日の一句電波時計アンテナ密に山笑ふ腕時計を買い換えました。2500円ぐらいです。字が大きく見やすくってとても気に入ってます。左上隅のアンテナが一杯立っていたら幸せな気分になります。🤣今日の一句

  • 🙂今日の一句

    今日の一句朧夜や夫婦一緒に歳をとり当たり前のことですが、実に不思議なことです。時々ふと思います。笑点で木久扇さんが言ってました。うろ覚えですが……。『よく見かけますが、あなたはどなた様ですか?』🙂今日の一句

  • 今日の一句 『高岳親王航海記』原作澁澤龍彦・漫画近藤ようこ

    今日の一句雲丹眠る利尻の海は遠く遠く私の俳句の先生は北海道にお住まいです。一度もお会いしたことがないのです。機会はあったのですが生来の人見知りとタイミングが会いませんでした。利尻は先生に縁の深い島のようです。ブラバトで雲丹の俳句を作っていたので一句作ってみました。『高岳親王航海記』原作澁澤龍彦・漫画近藤ようこ。楽天から今届きました。何度も読み返した原作を近藤ようこさんが漫画化していたとは知りませんでした。早速昨日ⅠとⅡを注文して、Ⅰが届きました。Ⅰから届くなんて楽天さんも渋いです。近藤ようこさんは「ガロ」にも画いていました。美しい絵です。懐かしい。わくわくします。ゆっくりと読みます。今日の一句『高岳親王航海記』原作澁澤龍彦・漫画近藤ようこ

  • 🙂今日の一句

    今日の一句洋裁は習ひ事なり妣(はは)の春洋裁は洋服の裁縫です。昭和の初めはとてもハイカラ(洋風でしゃれていること)なものだったようです。時々母の話に出て来ました。姉の嫁ぎ先に世話になったのは洋裁を習うため。奉公やないんや(「や」は↓自分に言い聞かせるような「や」)。母のプライドかもしれません。そこで父に出会い、今の私があります。父は主人夫婦に仲人を頼む時言ったそうです。「あれ(母)でええ」習い事や奉公も死語かもしれませんねえ。🙂今日の一句

  • 😊今日の一句

    7時過ぎの日の出がいつの間にか6時半に。歩き出すと目に入るものみなに春を感じます。川の流れにも春。スマホを取り出して一句。今日の一句春の川もうすぐ鯉が泳ぎだす😊今日の一句

  • 😜今日の二句

    今日の二句ワクチンの接種始まる霞かな折りとつてコップに差したし梅の花二句並べてみました。😜今日の二句

  • 今日の一句

    今日の一句ぬばたまのコロナの闇や冴返る1000年前にも疫病がありました。「ぬばたまの」は〘枕詞〙「黒」「夜」「夕」「月」「暗き」「今宵」「夢」「寝」「妹」などにかかる。と、広辞苑にあります。こんなふうに使っていいのか自信はありません。〘枕詞〙は言葉の響きが素敵です。今日の一句

  • 👩わたしの好きな季語・川上弘美著

    見開きの右一行目に季語、左の頁にその季語の一句と川上さんのゆるーいEssay。とても楽しい本です。50頁目で、俳句が全部初見なのにふと気づいた。自分が無知なのか?川上さんが変わっているのか?後のページで知っているのが少しありました季語って不思議ですね。それを小説を読むみたいに楽しむ川上さんも不思議な人です。川上さんが選んだ一句は粒選りの一句です。個性がキラリと光ってます。間違いなくしびれます。おすすめです。51頁に初めて川上さんの一句。「はるうれひ乳房はすこしお湯に浮く」私も一句「春愁ひ空気にとける雪ひらり」👩わたしの好きな季語・川上弘美著

  • 🈵「グレート・ギャツビー」を追え - ジョン・グリシャム著・訳=村上春樹

    実に面白かった。「独立系書店」とは日本では町の本屋さんだろうか。アメリカでも日本でも厳しい状況だろう。私の町でも近くにはなくなった。イオンの中にあるチェーン店に行かなければならない。だから追々ネットで買うことになる。店内をさ迷う楽しみもなくなった。ちょっと本を手に取りパラパラとページをめくり、殆どは元に戻すが、たまには立ち止まり、買おうか止めておくか悩み、元に戻し、結局は舞い戻る。そんな時間がとても好きだった。昔、安部公房の「箱船さくら丸」が出版された時、電話で作者の声を聞くことが出来た。結局何が言いたいのか。椅子に座って、「お客が来るのを待つ」町の本屋さんの時代は終わったと言うことです。この本と関係ないことをだらだらと話しました。最後に一言。綿密な計画も、ありふれた日常の観察からばれる、おっと、ネタバレになり...🈵「グレート・ギャツビー」を追え-ジョン・グリシャム著・訳=村上春樹

  • 💘大河ドラマ『麒麟がくる』

    NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が昨日終わった。淋しい限りである。大河のドラマの長いイントロはいつもは飛びして観るのだが、今回は全て観た。海から信長が登場するシーンが最高だった。歴史の中に架空の人物が交錯するのも納得できた。歴史は無名の庶民とともに動いてきたのだと思う。『麒麟がくる』は数々の名場面を残して静かに幕を下ろした。💘大河ドラマ『麒麟がくる』

  • 😋鴻風俳句教室二月句会 池窪弘務

    鴻風俳句教室二月句会池窪弘務兼題①季語:「枯野」あるいは「雪景色」②漢字:「箱」③冬から春への子供の頃の遊びを思い出し④当季雑詠①枯野から始まる土の香りかな②大寒や心の箱を覗きけり③冬休み名探偵の名刺あり④春一番コロナを飛ばす風になれ子供の頃の遊びで一番覚えているのは、「探偵ごっこ」です。『島良助』という名刺を作っていました。「少年探偵団」を結成!!事件を求めて夜にうろうろしていて、小学校の当直室のそばを通ったみたいです。まんがわるいことに担任が当直でした。「ちょっと来い」と呼ばれて、一夜で解散。俳句は0点でした。もう一句用意してました。坊主めくり孫の誰かがきつと泣く「坊主めくり」が季語ではないので名探偵の句にしました。こっちの方がよかったかなあ。「まんがわるい」は「間(ま)が悪い。タイミングが悪い」の意味の関...😋鴻風俳句教室二月句会池窪弘務

  • 今日の一句

    今日の一句春暁や思はずカメラ向けにけりはっと気づくと、春。今日の一句

  • 今日の八句

    今日の八句花落とし寒さに耐へる菫かな大寒二句大寒や小さき夢をまた見たり大寒や子供の声に背を押され(見守り隊)寒椿三句冬が行ってしまう!生きるとは苦しきことなり寒椿生きるとは楽しきことなり寒椿生きるとは悲しきことなり寒椿立春今だけの小さき子供に春の風春立つや見守隊が見守られ小6ともなれば80近い見守り隊よりしっかりしてます。今日の八句

  • 今日の一句

    今日の一句枯野行くうしろ姿の昭和かな団塊の世代も段々肩身が狹くなってます。テレビ画面に映し出される高齢者の姿は一律で、それを見せられるのは辛いです。「若い若いと言っても、つかの間ですよ」と、老人はうそぶくのです。梅が咲いてました。ゆつくりと時間を歩こ梅の花今日の一句

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