大英博物館が空っぽになる!?(第三回) -世界最大のダイヤモンド「偉大なるアフリカの星」はどうなる?-
本年8月24日のヨハネスブルグ首脳会議の最終宣言を受けて、BRICS諸国は、今後、旧宗主国に対して略奪した文化遺産を返還するよう求める活動が活発になっていくことが予想されると過去二回渡り寄稿してきた。これまで寄稿しているうちに、ふと気になることが思い浮かんだ。それは、今回のBRICS会議議長国南アフリカは旧宗主国に如何なる文化遺産を返還するように求めるのだろうか・・・ということである。19世紀後半、イギリスは南アフリカで、金とダイヤモンドが発見されたことから、その欲望を満たすためボーア戦争を開始し、苦戦の結果、漸くその地を支配した。そのボーア戦争を象徴する文化遺産と云えば、1905年にトランスバール共和国ヨハナスブルグ近郊にあるカリナン(Cullinan)鉱山で発見された106カラット(621.2g)とい...大英博物館が空っぽになる!?(第三回)-世界最大のダイヤモンド「偉大なるアフリカの星」はどうなる?-
2023/08/31 11:56