日本バブル経済 ~その2~
財テクブーム 企業は、特金でもっと儲けようと考えました。 それでこの「絶対儲かると証券会社から保証された利回り保証付きの特金」に投資するためのお金を、複雑な金融商品を使って海外の投資家から集めていました。 それが「ワラント債」と呼ばれる金融商品です。1981年、日本政府は日本企業にワラント債と呼ばれる、「社債に株式ワラントをつけたもの」を海外市場で発行することを許可しました。 それ以来、企業は密かにこの仕組みを使った財テクで利益を上げ続けていました。 ワラント債というのは、「企業がお金を借りたという借用証書(債権)」に、ある一定期間の間、債券を発行した企業の新しい株を「あらかじめ約束した価格で…
2024/05/25 08:45