資格は役に立たない?本業の勉強とどっちが大事?
会社での評価を上げたいと思って、資格でも取ろうかと考えている人はいませんか? 資格を取ることを会社が推奨していたり、報奨金が出るなど明快な基準があれば分かりやすいのですが、そうでもない会社だと資格を取ることにどの程度意味があるのか分かりづらいですよね。 ぼくの勤めている会社も、資格を取ったからと言って特に評価が上がるようなことはありません。せいぜい上司の心情がプラスになるくらいでしょうか。 資格は客観的な能力の証明になる そうなってくると、資格を取るより会社の仕事に役立つ勉強をした方が給料は上がるのではないか、とも考えられます。 営業ならセールストークやマーケティングを学んだ方が営業成績が上がる可能性は高いでしょうし、経理にしたって業務改善のやり方を学んだ方が経費削減につながるでしょう。資格を取ったところで受注件数が増えたり備品の消耗度が減るわけではありません。 しかしその会社や狭い業界でしか使えない知識を勉強しても、つぶしが効かないんですよね。そんな勉強だと、やる気も起きません。 今時、1つの会社でずっと仕事をし続けるかと言われると、それは考えづらいことです。今いる自分の会社で役に立つ知識でも、外に出てみればあまり役に立たないということも考えられます。 営業成績や経費の削減具合と言ったものも、客観的に実力を示すことができるかと言われると難しいと思います。商品自体が優れていただけかもしれませんし、消耗品の性能が上がっただけかもしれません。 その点、資格を持っていれば第三者の証明付きで知識があることをアピールできます。難易度が高かったり、誰も持っていないようなスキルだとなお良いでしょう。 資格はリスクヘッジになる 今いる会社で頑張って給料を上げるより、仕事がなくなった時にどうするかのリスクヘッジのほうが重要ではないかと考えています。 年功序列であればどんなに頑張っても給料の増加には直結しませんし、昇給に影響したとしても増加はわずかなものです。 それに比べると、仕事がなくなることのほうが抱えるリスクとしては大きいはずです。一瞬で収入がゼロとなるわけですからね。
2019/08/31 07:27